TTA-735
TTA-735
TTA-735は暖地、中間地向けに開発された黄タマネギで、
ケルセチンを従来品種の2倍含む機能性野菜です。
タキイ種苗では、ファイトリッチシリーズに分類されています。
TTA-735の特徴や育て方をご紹介します。
[TTA-735]タキイ交配
■TTA-735の特徴
・ケルセチンを多く含有
ケルセチンを多く含む品種で、北海道向けにDr.ケルシーという品種がありましたが、
TTA-735は暖地、中間地向けに開発された秋まき品種です。
ケルセチンはタマネギに多く含有される成分で、
花粉症などのアレルギーを抑制する作用や、抗ガン作用が期待されます。
一般的なタマネギより2倍程度多く含まれています。
・秋まき栽培向きの晩生品種
基本は暖地や中間地で栽培する秋まきの作型に適しています。
熟期は晩生で、5月~6月の収穫になります。
・春まき栽培も可能
秋まき栽培向きとしましたが、一部の地域では春まき栽培の実験も行われ、
各地方の研究センターで実験されています。
最も適するのはもみじ3号ですが、TTA-735も収量が多く、安定して栽培ができます。
春まき栽培で育てるとすれば、Dr.ケルシーも選択肢の一つです。
・食味良く、貯蔵性も良い
晩生品種なので長期の貯蔵が効き、貯蔵性が良いです。
また、食味も良いです。
■TTA-735の栽培のコツ
・栽培は基本に沿って行う
一般的な秋まき栽培に沿って栽培します。
種まきをし、種まきから約55日で植え付けます。
若苗を植え付け、大苗は避けます。
極端な早まき、遅まきも避けるようにします。
・止め肥は3月
追肥は2回~3回行い、最後の追肥は遅くとも3月中旬までに与えます。
以降に与えると、腐敗などの原因になるので注意します。
・倒伏後に収穫する
6月頃、葉があらかた倒伏してきたら収穫のサインです。
晴れた日に収穫し、収穫したタマネギはよく乾燥させ、
涼しい日陰に置いて貯蔵をします。
吊り貯蔵をするのがより長持ちする秘訣です。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期