タマネギ マルチ栽培向き 品種

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タマネギ マルチ栽培向き品種

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タマネギはマルチングをして栽培することが多い野菜です

 

 

マルチを使用することを推奨している場合も多いですが、

実際にはどのような効果があるのでしょうか。

 

マルチには、畝を覆うビニール状のマルチや、
苗の株元を保護する敷きワラなどがあります。

 

中でもビニールのマルチは、地温を高める効果があります。
タマネギ栽培では、どのような品種がマルチ栽培に適しているのでしょうか。

 

 

[タマネギ マルチ栽培向き品種]

 

 

■マルチ栽培の目的

 

タマネギの場合のマルチ栽培は、
ビニールマルチや敷きワラ、もみ殻などを使って行うことが多いです。

 

中でもビニールマルチは、ビニールの色によって、地温を上げたり、
タマネギの大敵である雑草を予防することができるため、使用されることが多いです。

 

けれど、ビニールマルチの特徴である「地温を上げる」効果のために、
タマネギ栽培では失敗を招くこともあるのです。

 

そもそも、タマネギ栽培でマルチを使用する時の目的は、
地温を上げて生育を促したり、霜で根が浮き上がるのを予防することが主となります。

 

 

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マルチで地温を上げて栽培

 

 

◎マルチに多い失敗例
実は、この「生育を促す」とことが、タマネギ栽培では失敗につながりやすくなります。
タマネギは真冬の寒い間は、ほとんど生育しません。

 

寒さに耐える力はありますが、越冬後の生育を良くしたいのであれば、
地上部の葉や地下の根は、できるだけ傷まないようにしておくことが大切です。

 

そのためには、多少冷たい風に当たっても、
耐えることができるくらいまで苗を育てる必要があります。

 

ただ大きく育てるためだけなら、地温を上げるためのマルチは大活躍します。
ところが、タマネギは、定植した苗を大きくするだけでは、高収穫は望めません。

 

むしろやたらと大きく苗を育てることで、収穫量と質が低くなります。
なぜなら、冬になる前までに、株があまりに大きく育ちすぎてしまうと、
今度は越冬後にトウ立ちする確率が高くなるのです。 

 

トウ立ちしたタマネギは、球が割れてしまい、収穫後、可食部分が少なくなります。
あるいは青立ちと呼ばれる状態となり、地上部が大きく育っている割りに、
球があまり肥っていないというようなことになることもあります。

 

ビニールマルチなどを使って地温を上げ、
特に越冬後の生育を促して、球の肥りをよくしようとしていたはずなのに、
マルチをすることでタマネギ栽培が失敗してしまってはいけません。

 

また、マルチ栽培をする目的として、地温を上げて球の肥大を早め、
収穫期を前倒しにするということがあります。

 

タマネギには、極早生から晩生までの品種があり、それぞれの特性があります。
中晩生~晩生だと、貯蔵性が高い品種が多いのですが、
中晩生~晩生は収穫期が遅いものがほとんどです。

 

収穫が遅いということは、夏野菜の定植時期にも絡んでくるため、
栽培が難しくなることもあります。

 

特にスペースの限られた家庭菜園では、
栽培期間の長いタマネギやニンニクのような野菜と、
植え付け時期が重なりやすいトマトなどの夏野菜を兼ね合いが問題です。

 

プロの農家では、貯蔵性の高いタマネギに限らず、他よりも早めに出荷することで、
露地栽培よりも売れ行きが良くなり、利益が上がることも求められます。

 

マルチ栽培で、きちんとしたタマネギを収穫するためには、どうすれば良いのでしょうか。

 

 

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地上部が大きく育っているのに球があまり肥っていないタマネギ

 

 

■タマネギ肥大のメカニズム

 

タマネギの球が大きくなるきっかけとは何なのでしょうか。
それは平均温度と一日の日の長さです。

 

タマネギは平均温度と一日の日の長さが一定以上になると、球を肥らせ始めます。
この一定の温度と時間は、タマネギの品種によって異なります。

 

中晩生種の場合、平均温度が15度~20度で、日長が約13時間以上で、球が肥り始めます。
極早生~早生は、平均度が15度以下で、日長が約11時間以上で、肥大が始まります。

 

つまり、マルチをして地温を上げたところで、
中晩生種では日長時間が足りず、球を肥らせることができません。

 

球の肥大が遅れるだけなら良いのですが、
悪くすればトウ立ちを促すこととなり、栽培は失敗となります。

 

 

■マルチ栽培向き品種

 

ビニールマルチ栽培の場合、適しているのはやはり極早生~早生の品種です。
マルチをして地温を上げることで、冬までの生育を促し冷害に強い株に育てられ、
越冬後の球の肥りも促すことができます。

 

お勧めは「トップゴールド320」「トップゴールド305」「スーパーアップ」、
などの極早生種です。

 

どうしても中晩生種でマルチ栽培したいという場合は、
植え付ける苗を少し小さいものにします。

 

本来、植え付けに適している苗は7mmが基準となりますが、
それよりも細い4mm~5mmほどの苗を使います。

 

通常よりも細い苗を使うことで、マルチ栽培によって生育が促されても、
冬までに大きくなりすぎることがなく、トウ立ちを予防することができます。

 

また、中晩生のタマネギは、
球の肥大期と高温期が同時にくるため、土が乾燥しやすくなります。

 

マルチをしていると余計な乾燥を防ぐことができるのですが、
一度乾燥すると、逆に水が入り込みにくい分、過乾燥になりやすくなっています。 

 

栽培後半の乾燥を予防するために、畝の形を少し変えておくのがお勧めです。
畝の両端を少し盛り上げてからマルチを張ることで、
雨が降った時に畝の中心に水が溜まり、畝に水分が入りやすくなります。

 

乾燥を予防してマルチ栽培すると、中晩生種を大玉に育てられる可能性が高くなります。

 

■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ 苗の植え方
・ホームタマネギの栽培
・タマネギ 肥料



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