元肥 追肥 失敗

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元肥と追肥の失敗

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タマネギは栽培期間が長く、元肥や追肥などを与えることで、
肥料切れを起こさないように育てます

 

 

特に栽培後半では、球の肥大を促すため、
肥料がよく効くように追肥を多めにしようと考えることがあります。

 

ところが、多すぎる肥料はタマネギに悪い影響をおよぼします。
タマネギ栽培にありがちな、元肥や追肥による失敗と原因についてまとめました。

 

 

[元肥と追肥の失敗]

 

 

■多肥による弊害

 

元肥や追肥は、本来タマネギの生育を良くするために施します。
けれど、与えれば与えるほどよく育つと考えて、
多量に肥料を与えてしまうと、厄介なことになります。

 

元気に育っていると思っていたのに、思ったより球が育っていなかったり、
なぜか急に病気が蔓延したりといったことです。

 

タマネギ栽培をする時、元肥や追肥をする場合、
適量を超えると、どのような弊害があるのでしょうか。

 

 

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タマネギの貯蔵性、健康、味わいは肥料に左右されます

 

 

・収穫後の貯蔵性が悪くなる
タマネギは品種によって、貯蔵できる長さが異なります。
貯蔵に向く品種であれば、6月頃に収穫し、年内いっぱいは貯蔵できます。

 

反面、貯蔵に向かない品種であれば、
収穫後1ヶ月ほどで消費した方が良い品種などもあります。

 

どちらを育てるかは、好みですが、いくら貯蔵性の良い品種を育てていても、
栽培中の肥効が強すぎると、貯蔵性が悪くなり、食べる前に腐ることがあります。

 

貯蔵性が高いかどうかは、収穫したタマネギに含まれている糖分や水分の量によります。
生食に向く新タマネギの方が水分が多いため、貯蔵に向かないのと同じように、
水分量の多いタマネギは貯蔵に向きません。

 

また、含まれている糖分が少ないことも、貯蔵性を低くする原因となります。
タマネギは光合成をすることで、
同化養分(でんぷん質やタンパク質などの有機化合物)を作り球に溜めこみます。

 

同化養分が多ければ、それだけ糖分の高いタマネギとなり、貯蔵性が高くなります。
ところが、肥料の中でも窒素が効きすぎていると、
葉の働きが悪くなり、うまく光合成できません。

 

光合成する力が低下すれば、同化養分が作られる力も低くなり、
結果としてタマネギの糖分が低くなり、貯蔵性が悪くなります。 

 

・病気にかかりやすくなる
タマネギを育てている土の中の窒素分が多いと、
それ以外の成分が窒素と競合して負けてしまいます。

 

そのため、タマネギは窒素を優先的に吸収することとなります。
窒素を多く吸収しているタマネギは、細胞を作るための石灰やカリが少なくなり、
病気に対する抵抗力が弱まります。

 

窒素を多く与えると軟弱に育ち、病気にかかりやすくなる理由がここにあります。
特に栽培後半に、草勢を強めようと窒素を多く与えていると、
べと病や軟腐病などにかかりやすくなり、収量が激減してしまうこともあります。

 

・タマネギ特有の香りや辛み、甘みが減る
タマネギといえば、生で食べた時の爽やかな辛みや、
鼻に抜けるようなツンとした香り、火を通した時の甘みが特徴です。

 

ところが、窒素が効きすぎている場所で育ったタマネギは、
これらの辛みや香り、甘みがなく、おいしくありません。
理由は、貯蔵性が悪くなる時と同じです。

 

窒素が効きすぎている状態だと、葉の光合成する力が弱くなり、
作られる同化養分が少なくなります。

 

その結果、タマネギに蓄積されるべき糖分が少ないまま収穫され、
味が落ちるというわけです。

 

 

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■追肥と止肥の時期

 

タマネギを育てている時、基本的に追肥は2回行います。
1回目は1月中旬頃、2回目は2月中旬~3月上旬が目安となります。

 

この2回目の追肥で終わりなので、これを止肥と呼びます。

 

タマネギは球の肥大時に肥料が効きすぎていると、あまり良くありません。
そのため、止肥を与える時期を遅らせないようにする必要があります。

 

肥料の効き具合は、肥料の種類によっても、土質によっても違ってきます。
粘土質の土の場合、肥料のもちとても良いため、肥効が長続きします。

 

反対に、砂地のような土の場合は、肥料のもちが悪いため、肥効が長続きしません。
このことから、粘土質の土で育てている場合は、止肥は早めに行い、
砂地に近い土の場合は、止肥を少し遅めに与えるようにします。

 

また、育てているタマネギが早生か晩生かでも、止肥の時期がことなります。
複数の品種のタマネギを育てている場合、
早生と晩生のタマネギに同時に追肥するのは危険です。

 

早生に合わせて追肥すると、晩生は栽培後半まで肥効が続かず、球肥りが悪くなります。
晩生に合わせて追肥すると、今度は早生種に対して肥効が長引きすぎて、
タマネギの貯蔵性が低下し、病気にかかる可能性も高くなります。

 

ですので、品種に合わせたタイミングで追肥することが重要なのです。

 

 

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■栽培後半に肥料効果が強い場合

 

注意していたにも関わらず、前作からの残留肥料の関係などで、
栽培後半に肥料が効きすぎる場合があります。

 

そんな時は、効率的に窒素を吸収・分解させてしまいましょう。

 

植物にかかるストレスを緩和したり、過剰な窒素分を効率よく、
アミノ酸やタンパク質に変化させる効果のある「天酵源」がお勧めです。

 

また、植物の代謝を良くする効果が期待できる「エポック」も併せて使用します。
天酵源は3000倍に薄め、エポックは1000倍に薄めます。

 

それぞれをタマネギに葉面散布します。
10日に1回、3回散布することで、
窒素が効きすぎている状態を改善してくれます。

 

■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ 苗の植え方
・ホームタマネギの栽培
・タマネギ 肥料



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