タマネギ栽培 安全 おいしく

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タマネギ栽培 安全でおいしく

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タマネギは栽培期間が長い割りには、手入れが難しくないため、
家庭菜園でも人気があります

 

 

手入れが難しくないとはいえ、病害虫に悩まされたり、
思ったよりおいしくなかったりすることがあります。

 

病害虫を予防するためには、薬剤を使うことも少なくありませんが、
家庭で育てるのであれば、できるだけ薬剤は使いたくないものです。

 

また、家庭菜園ならではの、おいしいタマネギを目指したいですよね。
安全でおいしいタマネギ栽培のために、できることはあるのでしょうか。

 

 

[タマネギ栽培 安全でおいしく]

 

 

■おいしさと貯蔵性

 

スーパーで買うタマネギは味や大きさが安定しておいしいですが、
家庭で育てたものは味にバラつきが出ることがあります。

 

基本通りに育てているはずなのに、なぜか味がいまいち良くならないと、
タマネギ栽培自体を諦めてしまいそうになります。

 

また、自分で育てたタマネギだと、貯蔵性に欠けると感じることもあります。
貯蔵性やおいしさは、家庭菜園では期待できないのでしょうか。

 

・固定種とF1種
スーパーに並んでいるタマネギに、品種名が書かれていることは少ないですが、
実はタマネギにはたくさんの品種があります。

 

その中には、固定種と呼ばれる古くから育てられてきた品種と、
F1種と呼ばれる品種改良を重ねた品種があります。

 

固定種の場合、育てたタマネギから種をとり、その種を播いて育てることで、
親と同じ性質を持ったタマネギが育ちます。

 

ところが、F1種の場合は、親からとった種を育てても、親と同じ性質になりません。
こういった性質を持つ品種を、F1種や一代交配といった呼び方をしています。

 

どちらが優れているというのは、人によって変わりそれぞれ特徴があるのは確かです。
固定種は生食でのシャキシャキ感が強く、火が通る時間も短いのが特徴です。

 

また、昔なつかしい味わいを持っています。
ただ、F1種にくらべると貯蔵性が低いという点があります。

 

F1種は、固定種よりも貯蔵性が高く、玉の肥りも良く大ぶりなものが多いです。
ただ、固定種のような深い味わいに欠けていたり、
火を通した時に煮えにくいことも多いです。

 

どちらを選ぶのかは、それぞれの好みによるので、いろいろな品種を育ててみて、
自分の好みを探してみても良いでしょう。

 

・タイプ別の施肥量
タマネギの貯蔵性は、品種や作型の他に、施肥量や肥料を与える時期も影響します。
施肥量を多くし、玉をできる限り肥大させたものは、
肥料を控えて育てたものに比べると、貯蔵性が低くなります。

 

また、止め肥の時期が遅くなると、
収穫直前まで肥料が効いてしまい、貯蔵性が下がる原因となります。

 

タマネギは、極早生早生中生晩生といった品種に分けられます。
一般的には、極早生や早生の品種は早めに消費することが多く、
晩生の品種は貯蔵性が高いといわれています。

 

極早生や早生の品種は、新タマネギとして食べることも多いため、
できるだけ大玉にして早めに消費します。

 

そのためには、1回に与える施肥量をやや多めにするのがポイントです。
ただし、止め肥だけは遅れないように注意します。

 

晩生種は、貯蔵性を高めるために、施肥量をやや控えめにして、
締まった玉に仕上げるようにします。

 

 

元気そうなタマネギです

 

 

■薬剤に頼らないために

 

タマネギに限らず、野菜の安全性を高めるためには、
薬剤の使用を減らすことが欠かせません。

 

家庭菜園で育てるのであれば、余計に薬剤の使用には敏感になります。
タマネギ栽培は、病害虫の予防や雑草対策で、薬剤を使うことが多くなります。
薬剤をできるだけ使わないために、できることはあるのでしょうか。

 

・土壌消毒
タマネギは意外と注意すべき病害虫が多いです。
初期の段階で手入れをすることで、薬剤なしでも改善する場合もありますが、
できれは発生自体を減らした方が確実です。

 

タマネギの病気の多くは、土の中に病原菌が住み着いていることが多いです。
栽培中、タマネギを健全に管理することはもちろん、
土の中にいる病原菌を消毒によって減らしておくことも有効な手段です。

 

消毒の方法はいくつかありますが、最も簡単でお金をかけずに行えるのが、熱消毒です。
掘り返した土を湿らせてビニールをかぶせ、日当たりの良い場所に置いておきます。

 

太陽の光が当たることにより、ビニールの下が高温になって消毒することができます。
他にも、寒い時期に行う寒おこしもお勧めです。

 

・雑草防除
タマネギを栽培中、周りに雑草がはえてくることがあります。
鉢やプランターなら、雑草の心配は少ないですが、
畑などの地植えの場合は、多少なりとも雑草が伸びてきます。

 

もちろん、伸びてきた雑草を手で抜いて処理するのも良いのですが、
規模が大きくなればなるほど、草引きにかかる手間や時間が増えてしまいます。

 

伸びてくる雑草が減れば、その分だけ他のことに使える時間が増えるので、
病害虫と同じように予防しておくのがお勧めです。

 

タマネギ栽培で雑草を防ぎたいのであれば、黒色のマルチがお勧めです。

黒いマルチは地熱を上げる効果が有名ですが、
その他にも、土に光を通さないため、雑草を防ぐ効果もあります。
黒マルチの他、表が銀色で裏が黒色になっているマルチもお勧めです。

 

■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期



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タマネギ栽培 Q&A

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