タマネギ 腐る

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タマネギ 腐る

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タマネギが栽培中に腐ったような症状が出ることがあります

 

 

また、収穫後に貯蔵している間に腐ってしまうこともあります。

 

購入したタマネギであっても、貯蔵中に腐ってしまうことがあります。
タマネギが腐る原因と対策を、栽培中と保存中に分けてご説明します。

 

 

[タマネギ 腐る]

 

 

■栽培中に腐る

 

タマネギを育てている間に、地上部や地際の葉や、
球が腐ってしまう症状が出ることがあります。
こういった症状が出る原因のほとんどは、タマネギがかかる病気です。

 

タマネギは病気に強い野菜ですが、育ててる環境が合っていなかったり、
多肥にしすぎていたりすると、病気にかかりやすくなることがあります。

 

中でも、乾腐病軟腐病、腐敗病といった病気にかかると、
葉や球の部分が腐る症状が出やすくなります。

 

症状が軽いうちは、葉がとろけたようになったり腐るだけですが、
病気が進行すると球の部分まで腐っていきます。

 

こういった病気の原因となる菌は、
水はけが悪い土で育てたり、タマネギに傷ができることで感染率が高くなります。

 

タマネギを育てる時の土は、水はけが悪い土は改良しておくようにしましょう。
また、冷害、凍害、、害虫に食害されることでできた傷からも、菌が入り込みます。

 

タマネギは寒さに強いからといって放置せず、
防寒対策をして地上部の葉を守るようにします。

 

害虫に関しても、被害が少ないからと放置せず、前もって防除します。

 

 

購入したタマネギも保存に注意します

 

 

■保存中に腐る

育てたタマネギを収穫したものや、
スーパーなどで購入したタマネギを保存しているうちに腐ってしまうことがあります。

 

表面の皮に黒っぽいカビが浮いてきたり、見た目は問題なくても、
切ってみると中が腐っていたりします。

貯蔵中のタマネギが腐ってしまう理由は4つです。

 

1.貯蔵前の乾燥不足
タマネギを長持ちさせるためには、まず収穫後の乾燥が重要なポイントです。
貯蔵前の乾燥が不十分だと、タマネギの中の水分量が多くなります。

 

水分が多ければ多いほど、腐敗する可能性が高くなるので、
しっかりと乾燥させるようにします。

 

2.貯蔵中の湿気

貯蔵前に十分な乾燥を行っていても、
貯蔵場所の湿気が高いと、傷みやすくなります。

 

タマネギは何層にもなっているため、
湿気の高い場所だと隙間に湿気が入り込み、そこから傷んでしまいます。

 

冷蔵庫の中は意外と湿気が高く、タマネギの保存場所には向きません。
新タマネギや、すでに皮を剥いてあるタマネギに関しては、
冷蔵庫の野菜室に入れますが、できる限り早く使いきるようにします。

 

しっかりと乾燥させたタマネギの場合は、冷蔵庫に入れてはいけません。
湿気の溜まらない、風通しの良い場所で保存しましょう。

 

紙袋やビニール袋に入れるのも避けるようにします。
ネットやカゴに入れ、タマネギとタマネギの間も風通しを良くしておきます。

 

 

風通し良く保存します

 

 

3.日向に置いている
風通しの良い場所であっても、日向はタマネギの保存に向きません。
日向に置いていると、タマネギに残った水分が煮えて蒸れの原因となります。

 

蒸れたタマネギは内部から傷み始め、
いざ使おうと切ってみると中が腐っていたという状況になります。

 

タマネギは収穫が初夏になるため、貯蔵初期は夏になります。

 

暑い時期なので日向の温度は高くなり、傷みやすくなります。
タマネギを保存する時は、必ず日陰の涼しい場所を選びましょう。

 

 

タマネギは、日陰の涼しい場所で乾燥させます

 

 

4.病気に感染している
タマネギがかかる病気に、灰色腐敗病というものがあります。
この病気に感染していても、収穫まで目立った症状がほとんど出ず、
気付けない場合があります。

 

その場合、葉を切った切り口から潜んでいた菌が侵入し、
貯蔵中に症状が出てしまうこととなります。

 

皮の表面などに、黒っぽいカビのようなものが出てきて、
進行すると中まで腐っていきます。

 

■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期



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