タマネギ 栽培

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タマネギ栽培 寒冷地

読了までの目安時間:約 7分

 

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北海道北見のタマネギ畑

 

 

タマネギ栽培は、暖地での栽培と寒冷地とでは、
少し違いがあります。

 

暖地では、秋に種を播いて初夏に収穫する、
一般的な作型で育てるのが基本です。

 

寒冷地では、秋に種を播く暖地と同じ作型で育てるパターンと、
春に種を播いて夏に収穫するパターンの2通りがあります。

 

さらに春に種を播いて育てるパターンの中にも、
早期の春まきや直播きなど、いくつかの種類があります。

 

基本的には秋まきでも春まきでも育てることができますが、
東北や北海道のような、特に寒い地域では、
秋まきよりも春まきで育てた方が現実的です。

 

では、寒冷地でタマネギを栽培する時、
作型ごとのメリットやデメリット、
また育てるためのコツなどはあるのでしょうか。

 

 

[タマネギ栽培 寒冷地]

 

 

■秋まき移植栽培

 

秋に種を播いて育てるのは、暖地の秋まき栽培と同じですが、
寒冷地では気温の上昇が遅いため、収穫できるのは7月末~8月頃です。

 

8月に種を播いて育苗し、9月に苗を定植して育て、収穫は7月末~8月です。
寒冷地の作型では一番収穫が早いですが、栽培期間が一番長くなります。

 

寒冷地でも、積雪する地域だと、雪溶け水が畑に溜まってしまい、
タマネギが傷んだり、病気に感染する可能性が高くなります。

 

春の雪解けが早く、かつ水はけが良い畑であれば、地植えでも栽培可能です。
プランターなどの容器栽培の場合で、
雪が積もらない環境であれば、栽培は可能です。

 

寒冷地のこの作型には、
ラッキー」や「もみじ3号」のような品種が合います。

 

 

■春まき普通栽培

 

春に種を播いて育てる作型で、
寒冷地でのタマネギ栽培では、最も一般的な作型です。

 

3月末~4月上旬に種を播いて育苗し、5月下旬に定植して育て、
収穫は8月下旬からになります。 

 

秋まきの作型に比べると、栽培期間が短く、
寒さが和らいでから栽培を始めるので、寒冷地にはぴったりです。

 

種を播いて育苗する期間はまだ寒さが残っているため、
ビニールハウスやトンネル内での育苗が必要となります。

 

定植する頃には雪もなくなっているので、特別な資材はほぼ必要ありません。
この作型には「北もみじ2000」「スーパー北もみじ」「ウルフ」、
などの品種がお勧めです。

 

 

■早期春まき移植栽培

 

春まき普通栽培よりも、早めに種を播いて育てる作型です。
1月~2月に種を播いて育苗し、4月下旬に定植して育て、8月に収穫できます。

 

種を播く時期が早い分、育苗に時間がかかります。
育苗期間中は春まき普通栽培と同じように、
ハウスやトンネル内で保温しながら育苗する必要があります。

 

また定植する頃も、まだタマネギが生育するには気温が低いことがあり、
気温が十分に上がるまでは不織布をべたがけしておきます。

 

早期春まき移植栽培には「北早生3号」「北はやて2号」「収多郎」、
などの品種がお勧めです。

 

 

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収穫直前の北海道のタマネギ

 

 

■春まきべたがけ栽培

 

春まきべたがけ栽培は、
春まき普通栽培に比べて種まきと収穫がやや早い作型です。

 

3月に種を播き、5月の頭に定植して育て、9月上旬頃に収穫します。

 

早期春まき移植栽培よりも種を播く時期は遅いですが、
定植から収穫までは同じような流れになります。

 

こちらも定植後、不織布をべたがけして保温することで、
低温時の生育を促すようにします。
春まきべたがけ栽培では「オホーツク222」などの品種がお勧めです。

 

 

■春まき直播き栽培

 

春に種を直播きして育てる作型です。
4月中旬~4月下旬に種を播き、そのまま育てて9月頃から収穫が始まります。 

 

寒冷地でのタマネギ栽培の作型の中で、一番古い作型とされ、
栽培期間が短いのが特徴です。

直播きしてそのまま収穫まで育てるので、育苗の必要がありません。
さらには気温が上がってから種を播くので、
ハウスやトンネルなどの施設、不織布などの被覆も必要ありません。

 

もちろん、種を播いた後に不織布でべたがけすることで地温が上がり、
発芽や初期生育が良くなります。

 

ただ、気温がすでに低い時期を脱しているため、
タマネギ栽培の敵である雑草の発生が多くなる可能性があります。

 

春まき直播き栽培には「オホーツク222」「北もみじ2000」「イコル」、
などがお勧めです。

 

■参考

・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・ホームタマネギの栽培

 

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タマネギ栽培 Q&A

タマネギ栽培 暖地

読了までの目安時間:約 4分

 

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タマネギを種から育てられたら、一人前だそうです!

 

 

タマネギを育てる時、暖地か寒冷地かで、
育て方にやや違いがあります。

 

とくに種から育てる場合には、気をつけてあげたいことがあります。

 

日本は地域によって、暖地・温暖地(中間地)・寒冷地に分けられます。

 

沖縄や九州などの暖かい場所は暖地、
関東や近畿などは温暖地(中間地)、
東北や北海道などは寒冷地、

 

というように、その地域の気候によって異なります。

 

暖地や温暖地(中間地)では、晩秋に苗を植え付けて育てる作型で、
タマネギを育てることができます。

 

育て方も基本に忠実に育てて問題ありませんが、
いくつかコツがあります。

 

 

[タマネギ栽培 暖地]

 

 

■暖地向きのタマネギ品種

 

暖地は、秋まき栽培であれば、
基本的にはどのような品種でも栽培可能です。

 

ただ、寒冷地向きの品種はできるだけ避けた方が育てやすいです。

 

暖地向きで育てやすい人気品種としては、
「泉州中高黄」「アトン」「貴錦」「ラッキー」などがあります。

 

高温による病気に抵抗がある品種を選ぶのもお勧めです。

 

 

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アトンは育てやすくおいしいです

 

 

■適期に植え付けるのがコツ

 

暖地は寒冷地に比べると、
秋になって気温が下がるのが遅いのが特徴です。

 

そのため、タマネギの種を播く時期が早いと、
暑さによって蒸れて発芽しないことがあります。

 

苗の植え付けも、早い時期に行うと、気温が高い期間が長いので、
冬になるまでに大きく育ちすぎてしまいます。

 

タマネギは冬までに苗が大きく育ちすぎると、
春にトウ立ちしたり、球割れを起こしやすくなります。

 

トウ立ちしたり球割れを起こすと、満足に球が大きくならなかったり、
食べられる部分が極端に減り、結果的に収量が激減することもあります。

 

適期よりも早めに種まきや植え付けを行うと良くないので、
必ず適期に入ってから作業を行うようにします。

 

 

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生育不良のタマネギ

 

 

近年は異常気象で、温暖の差が激しいので、
タマネギの種まきや植え付けの時期の見極めに注意するのが、
おいしく立派なタマネギを育てるコツです。

 

また、小さなタマネギのようなものを植え付けて育てる、
ホームタマネギ(オニオンセット)栽培でも、早めの植え付けは厳禁です。

 

ホームタマネギは、すでに小さなタマネギのようになっています。
これをまだ暑さが残っているうちに植え付けると、
土の中で腐ったりすることがあるので注意します。

 

■参考

・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・ホームタマネギの栽培

 

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タマネギ栽培 Q&A

タマネギ栽培 防寒

読了までの目安時間:約 6分

 

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タマネギは栽培期間が長いですが、
楽に育てられ、家庭菜園でも人気のある野菜です

 

 

ところが、タマネギ栽培にチャレンジしてみたけれど、
途中で枯れてしまったという話を時々耳にすることがあります。

 

原因は様々ですが、意外と多いのが凍害・冷害による枯れです。
防寒対策が有効ですが、実際にはどのような防寒方法があるのでしょうか。

 

 

[タマネギ栽培 防寒]

 

 

■タマネギ栽培に防寒は必要?

 

タマネギはどの地域でも栽培することができます。
スーパーに並んでいるタマネギも、
北海道産など寒い地域育てられているものが多いかと思います。

 

確かにタマネギは寒さにある程度は耐性がありますし、
寒さに当たることで甘みが強くなります。

 

ところが、寒さによってタマネギ栽培に支障が出ることもあるのです。
寒い時期は、まだタマネギがしっかりと太く育っていないことも多いため、
冷害や凍害に合うと、深刻な状況になることもあります。

 

冷害や凍害に合わないためには、やはり防寒対策が必要となります。
簡単な防寒対策を行うだけでも、タマネギが元気に育ち、
初夏には立派なタマネギを収穫することができるようになります。

 

 

■タマネギ栽培の防寒方法

 

タマネギ栽培では、11月頃に苗を植え付けるのが基本です。
11月の日本は、各地でどんどん寒くなってきている頃です。

 

植え付けたばかりのタマネギの苗は、
根をしっかりと張れていないこともあり、まだまだ弱い存在です。

 

植え付ける前に、必ず苗の選別を行います。
この時、小さい苗や細すぎる苗は、
冬の間に弱って枯れてしまう可能性が高くなるため、分けておくようにします。

 

ちょうど良いサイズの苗を植え付けたとしても、
冷害や凍害に合わないために、防寒対策をしておきましょう。

 

 

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黒マルチは効果が大きいです

 

 

・黒マルチ
苗を植え付ける前に行う防寒対策です。
ホームセンターや園芸店で市販されている、
黒色のビニールマルチを畝にかぶせておく方法です。

 

ビニールマルチも種類が多いですが、中でも黒いマルチがお勧めです。
色が黒いため、太陽の熱を吸収し、地温を上げてくれる効果があります。

 

また、土から水分が蒸散して乾燥したり、
反対に大量の雨が流れ込んで過湿になるのを防ぐ効果もあります。

 

黒マルチは植え付け後に設置することができないので、
必ず苗を植え付ける前に設置するようにします。

 

マルチの中には等間隔に穴が空いたものもあるので、
そういったものを使うことで、植え付け位置の確認作業が簡単にもなります。

 

・寒冷紗
タマネギは霜や冷たい風に当たることで、冷害や凍害に合いやすくなります。
寒冷紗など、光と水を通すような素材で覆うことで、
霜が降りるのを防ぎ、風を和らげることができます。

 

寒冷紗は、設置と撤去が簡単なので、苗を植え付けた後でも設置が可能です。
不要になった時も、すぐに撤去ができるので気軽に使えます。

 

 

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プランター栽培では、ワラが取扱いやすいです

 

 

・もみ殻、切りワラ
もみ殻や細かく切ったワラを使って、タマネギの株元を覆うことで、防寒になります。
霜が降りると、タマネギの株元に霜柱が立つことがあります。

 

霜柱は、タマネギを押し上げて根を露出させるので、注意が必要です。
霜によって根が傷むこともあるので、株元をもみ殻や切りワラなどの、
マルチで覆うのは、とても有効な手段となります。

 

腐葉土や堆肥などで株元を覆う方法もありますが、
もみ殻や切りワラの方が通気性が良いので、お勧めです。

*エス・フィールド楽天市場店 家庭菜園で使うくらいの分量でも安く販売しています。

 

・土寄せ
霜がタマネギの苗を押し上げ、根を地上に出してしまうのを防ぐため、
タマネギの株元に土寄せをしておくのも良い方法です。
土寄せをすることで、株元がぐらつくのを抑える効果もあるのでお勧めです。

 

・合わせ技
黒マルチ、寒冷紗、もみ殻、切りワラ、土寄せなどの防寒方法を、
合わせて使うことでさらに防寒効果が得られるようになります。

 

お勧めなのが、黒マルチ+株元マルチや黒マルチ+寒冷紗などです
黒マルチで地温が上がりやすい環境を作り、
さらに霜が降りないようにすることで、根を守ることができます。

 

■参考

・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・ホームタマネギの栽培

 

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タマネギ栽培 Q&A

沖縄 タマネギ栽培

読了までの目安時間:約 5分

 

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タマネギは全国で育てることができますが、
温暖地の方が育てやすい傾向があります

 

 

ただ、インターネットや本などに掲載されている育て方は、
中間地が基準になっていることが多いです。

 

また、北海道での栽培が盛んなことから、
寒冷地での育て方もよく見られます。
基本的な育て方は、寒冷地や中間地とほとんど差はありません。

 

必要となる作業もほぼ同じです。
違いといえば、暖かい分、収穫が早いくらいでしょう。

 

では、暖地の中でも特に暖かい気候の沖縄では、
タマネギ栽培にどのような注意をして育てる必要があるのでしょうか。

 

 

[沖縄 タマネギ栽培]

 

 

■種播き・植え付け時期

 

気候が暖かいということは、
それだけ種播きや苗の植え付け時期が遅くなります。

 

寒冷地だと種播きの適期は8月下旬くらいから始まります。
それに比べると、沖縄のような暖地では9月以降に種播きを行うようにします。

 

極早生、早生、中生、晩生というように、品種ごとの特性によって、
種播きの時期は多少前後しますが、
暑さが和らいでくる頃に種播きをするのが良いです。

 

また、種播きの時期が少し遅いので、苗の植え付け時期も少し遅くなります。
寒冷地だと10月中に植え付けるイメージですが、
沖縄では11月中旬以降に植え付けをします。

 

本州では寒さが本格化してくる12月中旬頃まで、苗の植え付けが可能です。

 

 

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水はけの良い畑、用土で育てます

 

 

■水はけと雨

 

沖縄の土は、場所によって水はけが良かったり悪かったり色々です。
タマネギはどちらかというと、水はけの良い土を好みます。

 

なので、タマネギを育てる場所の水はけが悪い場合は、土壌を改良します。
それでも水はけが不安な場合は、畝を高く作るなど工夫することで、
水はけが格段と良くなります。

 

また、沖縄はタマネギを栽培している期間中に、雨がたくさん降ることがあります。
タマネギは過湿に弱く、根が傷むと生育も悪くなりますし、
病気に感染する可能性も高くなるので、注意が必要です。

 

沖縄では霜が降りることがほとんどありません。
冬でも暖かいイメージはあるものの、急激に気温が下がることもあるので、
念のための防寒として、敷きワラなどをしておくと安心です。

 

寒くなるといってもその程度なので、
寒冷紗や不織布を使って防寒するほどではありません。

 

けれど、雨が多く降る場合は、雨避けのために不織布をかけるのもお勧めです。
一度栽培してみて、特に病気等の問題がなければ、
無理に雨除けをする必要はありません。
◎お勧め品種
スーパーハイゴールド、ケルたま、泉州黄、マッハ、O・P黄など

 

 

■土の酸度

 

沖縄は独特の地質をしているため、
島や地域によって、もともとの土の酸度が異なります。

 

酸性に傾きやすい土、アルカリ性に傾きやすい土があるので、
育てる場所の土の特性を知っておくと便利です。

 

簡易的なものでも構いませんので、土の酸度をはかってみましょう。
一般的には雨が多いと酸性に傾きやすくなるといわれていますが、
もともとの土質の違いで、酸性になるとは限りません。

 

タマネギは弱酸性でよく育つので、栽培前に酸度を調整しておくことで、
タマネギが育ちやすくなります。

 

■参考

・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・ホームタマネギの栽培

 

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タマネギ栽培 育て方

タマネギ栽培 除草剤

読了までの目安時間:約 6分

 

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タマネギ栽培していると、どうしても周りに雑草が生えてきます

 

 

作型は春まきと秋まきとありますが、
春も秋も雑草がたくさん発生する時期です。

 

雑草を取り除くための方法はいくつかありますが、
その中でも気になるのが除草剤です。

 

除草剤といえば、庭に生えてくる厄介な雑草を、
取り除くために使われるイメージではないでしょうか。

 

タマネギに限らず、野菜などを育てる時にも使われることがあります。

 

 

[タマネギ栽培 除草剤]

 

 

■除草剤は必要?

 

タマネギを育てている時、周りにたくさん雑草が生えると、
タマネギの生育を悪くすることがあります。

 

そのため、プロの農家では、広い面積の雑草を短時間で効率的に取り除くため、
除草剤を使用することがあります。

 

しかし、家庭菜園ではどうでしょうか。

 

タマネギを家庭菜園で楽しむ場合は、自分で育てたものを収穫したり、
食べたりする喜びを得るためであることが多いかと思います。

 

さらに、薬剤や化学肥料を使わずに育て、
安心で安全なものを収穫・料理したいという気持ちもあるでしょう。

 

いずれにしても、家庭菜園で楽しむのであれば、
広大な敷地でタマネギだけを育てることは少ないと思われます。

 

庭の一角や、貸農園であっても、育てられる敷地は限られています。
もちろん、庭や貸農園でも雑草は生えてきますが、
手に負えないほどの量ではなくマルチで対策できます。

 

週末にこまめに雑草を抜くだけでも、ずいぶんと雑草は減ります。
また、露地栽培ではなく、プランターや鉢などの容器栽培であれば、
新しい培養土や再生用土を使うことが多く、雑草が生えることは少ないです。

 

できるだけ薬を使いたくないという場合には、
小規模な家庭菜園での除草剤使用は、あまり必要がないでしょう。

 

 

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雑草、こまめに抜きましょう

 

 

■除草剤の弊害

 

除草剤を使った場合、気になるのがタマネギへの影響です。
除草剤という限りは、植物の生育を衰えさせる効果があるはずです。

 

ということは、タマネギも同じように枯れるのではないか、と思う人も多いでしょう。
除草剤も、効果が研究されていて、
すべての除草剤がすべての植物に効果があるわけではありません。

 

タマネギ栽培中に使えない除草剤もありますが、使えるものもあります。
ただ、タマネギの登録がある除草剤であっても、除草剤は薬剤です。

 

散布した時に葉などに薬剤がかかることで、薬害が出ることもあります。
葉が白くなったり、葉が折れたり、生育が衰えることもありますし、
最悪のケースでは枯れてしまうこともあります。

 

タマネギの登録がある除草剤を使うのが前提ですが、使い方も気をつけます。
濃度や散布時期を間違えると、薬害が出やすくなるので、
使う除草剤ごとに、使用するための注意書きをよく読んでおきましょう。

 

 

■タマネギ栽培に適した除草剤

 

タマネギの登録がある除草剤をいくつかご紹介します。
雑草は大きく分けて、イネ科の雑草と一年生の広葉雑草に分かれます。
除草剤それぞれに効果のある雑草が異なるので、使う時には注意しましょう。

 

 

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バサグラン 液剤 500ml

 

 

・バサグラン液剤
イネ科を除く一年生の雑草に効果があります。
春播き栽培では、苗の移植後~6月上旬まで使うことができます。

 

ただし、収穫の30日前まで散布が可能です。
秋播き栽培では、移植後~タマネギの葉4枚になるまで使用可能です。

 

こちらも収穫の30日前まで散布可能です。
春播き、秋播きどちらも場合も、
雑草の葉が3枚~4枚になる頃に散布するのが効果的です。

 

 

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アクチノール乳剤 500ml

 

 

・アクチノール乳剤
一年生の広葉雑草に効果があります。
春播き栽培、秋播き栽培に共通して、生育期中に散布します。

 

ただし、収穫30日前までに散布を済ませるようにします。
雑草の生育初期に散布すると効果的です。

 

 

honesuto

ホーネスト乳剤 100ml

 

 

・ホーネスト乳剤
イネ科の雑草に効果がある除草剤です。
春播き、秋播きに共通して、生育中に散布します。

 

収穫30日前まで使用できます。
雑草の葉が3枚~4枚までの頃に散布するのが効果的です。

 

■参考

・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・ホームタマネギの栽培

 

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タマネギ栽培 Q&A

タマネギ栽培 難しい

読了までの目安時間:約 7分

 

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タマネギを種から育てられたら威張って良いそうです!

 

 

タマネギは栽培期間が長いですが、比較的育てやすい野菜として、
家庭菜園でも人気が上がっています

 

けれど、タマネギを育ててみたものの、あまり大きく育たなかったり、
春にトウ立ちをしてしまったりと、失敗してしまうことも意外と多いです。

 

タマネギ栽培は、難しいものなのでしょうか。

 

 

[タマネギ栽培 難しい]

 

 

■基本は簡単

 

タマネギは一般的には、難易度があまり高くない野菜とされています。
初心者向けの野菜栽培資料にも、タマネギの育て方が記載されています。

 

ところが、意外と失敗が多いのもタマネギです。
タマネギ栽培で失敗する原因は色々とありますが、

 

トウ立ちや玉割れをしてしまったり、
冬の間に枯れこんでしまうことが多いのではないでしょうか。

 

トウ立ちしてしまうと玉割れし、貯蔵性が低下したり可食部分が少なくなります。
販売目的の農家であれば、出荷できない株が多くなり、収益が激減します。

 

冬の間に枯れこんでしまうのも、寒さが原因であることが多いです。
他にも、病害虫が原因で収穫できないこともあります。

 

失敗を回避するために大切なことは、基本に忠実に育てることです。
日当たり、土の水はけ、土質、気温、水やり、追肥など、
基本の育て方にきちんと沿って育てることが大切です。

 

基本に沿って育てることで、何が原因で失敗しているか見えるようになります。
大筋は基本に沿ってはいても、どこかで「まぁいいか」と手を抜くと、
それが原因で被害が大きくなることもあります。

 

また、苗の選び方ですでに失敗が確定することもあります。
タマネギは苗選びがとても大切で、
苗の選び方が間違っていると、失敗する確率が高くなります。

 

野菜を初めて育てる場合には、基本に忠実に育てるのが難しいこともあります。
そういったことから、タマネギ栽培が大成功する確率が減り、
タマネギ栽培の難易度が高くなっていきます。

 

 

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タマネギの苗を購入して植え付けると育てやすいです

 

 

■難易度が高い育て方

 

タマネギの育て方には種類があります。
種から育苗して育てる方法、苗を購入して育てる方法、
ホームタマネギ(オニオンセット)を植えて育てる方法です。

 

どの育て方をしても、タマネギは育ちます。
けれど、人によって合う育て方や合わない育て方があり、
合わない育て方では難易度が高くなります。

 

難易度が高くなる栽培方法は、どのようなものでしょうか。

 

1.種から育てる
タマネギは種から育てることができるって、ご存じですか?
種を土にまいて育苗し、できた苗を一度ばらして植え直します。

 

説明だけを聞いていると簡単そうですが、育苗はなかなか難しい作業です。
種を播く時期をはずしてしまうと、苗の定植時期がずれてしまうため、
その後の生育にも大きく影響が出ます。

 

また、育苗中は水切れや病害虫の被害に気を配り、手間と神経を使います。
育苗する期間が必要なため、タマネギ栽培にかかる期間も長くなります。

 

ただでさえ長い栽培期間がさらに長くなり、難易度も高くなります。
初心者のかたは、できれば苗を購入し選別し、植え付けて育てると良いです。

 

2.寒冷地で育てる
タマネギは寒さに少し弱い野菜です。
なので、冬の間に必ず積雪するような寒い地域では、育てるのが難しいです。

 

ハウスなどで寒さと雪を避ける環境が作れるのであれば問題ありませんが、
小さな庭で楽しむ家庭菜園としては、難易度が高くなります。

 

 

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今年もホームタマネギを植え付けました

 

 

3.ホームタマネギを育てる
すでに小さなタマネギのような形をしている、
ホームタマネギ(オニオンセット)を植え付けて育てる方法があります。

 

タマネギの赤ちゃんを植え付けて育てるようなものなので、
上手に育てれば年内に収穫ができます。

 

種まきから育てるのとは逆に、栽培期間が短くなるから簡単だろう、
と思いがちですが、実はそうではありません。

 

ホームタマネギを植え付けて、年内に球を肥らせ収穫するのは意外と難しいです。
夏の終わりに植え付けますが、順調に育っているように見えていても、
真冬に球が肥らず、結局春~初夏に収穫することになるパターンが多いです。

 

しかも早めに植え付けているため、冬になるまでに大きく育っています。
冬になるまでに大きく育ったタマネギは、春になればトウ立ちします。

 

トウ立ちすると玉割れを起こす確率が高くなるので、
年内収穫ができなければ、失敗が確定したも同然です。

 

ホームタマネギを失敗せずに育てるためには、
シビアな植え付け適期を守る必要があります。

 

ホームタマネギのパッケージに記載されている植え付け適期よりも、
短い期間が年内収穫の適期です。

 

8月30日を軸に、前後4日=8月26日~9月3日ほどしか猶予はありません。
この間に植え付けをしておかないと、年内の収穫は難しくなります。

 

もし春の早いうちに収穫したいという場合は、
10月下旬に植え付けることで、3月下旬~4月に収穫できます。

 

この場合は、冬になるまえに苗が大きくなりすぎないので、
トウ立ちを防ぐことができ良い収穫となります。

 

■参考

・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・ホームタマネギの栽培

 

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タマネギ栽培 Q&A

タマネギ栽培 おすすめ

読了までの目安時間:約 8分

 

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タマネギはどれも同じと思っていませんか?

 

 

スーパーに並んでいるタマネギでも、実は色々な品種があります。

 

古くから栽培されている固定種から、用途に合わせて改良されたF1種まで、
たくさんの種類が存在します。

 

家庭菜園で育てられるタマネギにも種類があり、
環境や用途によって合うものと合わないものとがあります。

 

それぞれの環境や用途ごとのお勧め品種をご紹介します。

 

 

[タマネギ栽培 おすすめ]

 

 

■地植え向き

 

タマネギを育てる時の基本は、やはり地植えです。
プロの農家とまったく同じところにまで育て上げるのは難しくても、
ある程度のスペースがあればタマネギを育てることはできます。

 

家庭菜園の場合、地植えでは広いスペースがとれないことも多々あります。
狭いスペースの中で、連作障害が出ないように輪作するのも、
手間と体力が必要で、なかなか難しいですね。

 

タマネギは連作障害が出にくい野菜ですが、
まったく出ないわけではありません。

 

地植えで育てるのであれば、土壌を消毒しておくことはもちろん、
病気に強くて大きく育つ品種がお勧めです。

 

◎お勧め品種
貴錦、ターボ、パワー、アトン、収太郎、ソニック、O・K黄、ラッキー、泉州中高黄など

 

 

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ソニック

 

 

■容器栽培向き

 

同じ家庭菜園でも、環境によっては地植えができない場合もあります。
マンションなど集合住宅に住んでいると、庭がないことも多いでしょう。

 

そんな時は、プランターや鉢など容器栽培でタマネギを育てることができます。
地植えである露地栽培と容器栽培の違いは、
やはり土の量や育つことのできるスペースです。

 

地植えでは土がある限り、根を広げるスペースが確保できますが、
容器栽培では、決まった容器の中でしか育てません。

 

そのため、あまり小さな容器で育てると、生育が悪くなることがあります。
大玉のタマネギを収穫できると、喜びも格別ですが、
容器栽培をするなら、あまり大きく育つ品種は除外するのが賢明です。

 

球が大きく育つものは、地上部も大きく育つ場合が多く、根張りも広くなります。
その分、植え付け時に株間をきちんととっておく必要があるため、
容器栽培では育てられる株数が少なくなってしまいます。

 

少し小ぶりでも、育てやすく美味で病気に耐性のある品種がお勧めです。

 

◎お勧め品種
チャージ、オメガ、ケルたま、ネオアースなど

 

 

Omega

オメガ

 

 

■暖地向き

 

タマネギはどちらかというと温暖地を好む野菜です。
冬の寒さが少し苦手で、苗が小さいと冷害を受けて枯れるともあります。

 

中でも秋に植え付けをして春に収穫を行う早生品種などは、
暖地の方が育てやすいことが多いです。

 

暖地では、秋に植え付けを行う場合、基本的にどの品種でも育てられます。
また、淡路や泉州方面の固定種となっている品種は、
気候が似ているため育てやすいです。

 

◎お勧め品種
スーパーハイゴールド、ケルたま、泉州黄、マッハ、O・P黄など

 

 

■寒冷地向き

 

タマネギは寒さに弱く、寒冷地での露地栽培にはあまり向きません。
積雪しない程度の寒さであれば、マルチなどの保温をすることで、
露地栽培も可能になりますが、積雪する地域では難しくなります。

 

寒さにあまり強くないタマネギでも、寒冷地での品種改良が進みました。
寒冷地でタマネギ栽培するのであれば、
寒冷地に向いた品種を育てるのが、成功の第一歩です。

 

◎お勧め品種
札幌黄、ウルフ、スーパー北もみじなど

 

………………………………………………………………………………

 

 

Jet ball

ジェットボール

 

 

■生食向き

 

収穫直後のフレッシュな味わいをたくさん味わいたいのであれば、
生食向きの品種を育てるのがお勧めです。

 

生で食べても甘みが強く、
水分をたっぷりと含んでいてシャキッとした食感がたまりません。

 

辛みが少ないので水にさらす必要がなく、
タマネギの味が薄くならないのも嬉しいところです。

 

生食向きの品種は、あまり日持ちしない品種が多いので、
貯蔵したい場合、貯蔵向きと生食向きの品種の両方を育てておくと、
長く自家製のタマネギを楽しめます。

 

◎お勧め品種
ジェットボール、スーパーハイゴールド、サラダたまねぎ、アサヒ甘玉、ホワイトベアーなど

 

 

■貯蔵向き

 

タマネギは様々な料理に使うことができます。
生食はもちろん、薬味やドレッシング、煮込み料理まで楽しめます。

 

世界中にタマネギが広まっているため、
世界各国の料理にもタマネギ料理がたくさんあります。

 

そんなタマネギなので、常備しておくととても便利です。
できるだけ長い期間貯蔵できる品種を選ぶことで、
自分で育てたタマネギを長く楽しむことができます。

 

貯蔵期間は品種によって差がありますが、
湿度の低い涼しい場所で管理するのが鉄則です。

 

◎お勧め品種
ネオアース、ノンクーラー、もみじ3号など

 

 

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湘南レッド

 

 

■赤タマネギ

タマネギといえば皮をむくと白いものを思い浮かべますが、
赤~赤紫色をしたタマネギもあります。

 

火を通すと色が抜けるため、生食が基本となります。
色が鮮やかなので、サラダやドレッシングにするととてもキレイです。
お刺身などの添え物にしても素敵です。

 

◎お勧め品種
猩々赤、湘南レッド、アーリーレッド、甲高ルージュなど

 

■参考

・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・ホームタマネギの栽培

 

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タマネギ 品種

タマネギ栽培 割れる

読了までの目安時間:約 5分

 

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球割れしたタマネギ

 

 

タマネギを育てていると、いつの間にか分球し、
球の部分が割れていることがあります。

 

表面上は1個の球に見えていても、
皮を剥くと2つに割れていることもあります。

 

割れていても、傷みがなければ、
そのまま普通のタマネギと同様に料理に使うことができます。

 

ただし、表面の皮のように茶色っぽく変色している部分が多かったり、
硬い部分が多かったりして、可食部分が減ってしまうことが多いです。

 

同じように育てていても、球が割れてしまう年とそうでない年もあります。
なぜタマネギが割れてしまうのでしょうか。
タマネギの球割れを防ぐ方法もご紹介します。

 

 

[タマネギ栽培 割れる]

 

 

■タマネギが割れる原因

 

タマネギが割れてしまうのは、
冬になる前に大きく育ってしまうのが原因であることが多いです。

 

大きく育ってしまうことで、タマネギが分球し、
その分球したものがそれぞれで大きくなり、割れた状態で育ちます。

 

タマネギ栽培の難しいところは、冬前にちょうどよいサイズに育てることです。
小さすぎると寒さに当たって弱り、大き過ぎると球が割れる原因となります。

 

タマネギが冬前に大きく育ちすぎてしまう原因は、以下の通りです。

 

1.種播きが早い
種蒔きが早いと、それだけ早く大きくなります。
つまり、育苗している株が全体的に大きくなってしまいます。

 

一般的に植物の苗を選ぶ時、苗は大きく立派なものを選ぶ傾向にあります。
ところが、タマネギの場合は大き過ぎるものは良くありません。

 

定植する時に大苗だと、植え付け後もすくすくと育ち、冬前に大きく育ちます。
種播きの時期は、品種によって少しずつ異なるので、
必ず種袋に記載されている時期を確認しておきます。

 

適期よりも早く種を播くと苗が大きく育ってしまい、
遅れると苗が小さくなるので、適期を守るようにしましょう。
>>タマネギ 苗の作り方

 

 

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購入苗を、さらに太さが同程度の苗に分けて植え付けます

 

 

2.苗が太い
種から育てない場合、ホームセンターなどの園芸コーナーで苗を購入します。
タマネギの苗は何十本も束になって売られていることが多く、
その中でどれを選べばよいのか迷います。

 

束になった苗が並んでいる中で、

 

・太い苗が多い束
・中くらいの苗が多い束
・細い苗が多い束

 

があったら、どれを選びますか?

 

太い苗が多い方が、元気に育っているように見えるので、選びたくなりますね。
実際、太く育っている苗の方が立派で見栄えもしますし、
植え付けた後も元気に育ってくれそうです。

 

ところが、タマネギは、冬になる前に大きく育ちすぎると、
球割れしやすくなるため、太すぎる苗は避けるようにします。

 

しかし、細い苗ばかりの束を選ぶと、冷害を受けやすいのでお勧めできません。
一番良いのは、5mm~6mmくらいの揃った太さの苗が多い束です。

 

苗の根に近い白い部分が、緑の葉の部分に比べて膨らみ太い苗は、
球割れの可能性が高くなるので避けるようにしましょう。
>>タマネギの苗の選び方

 

3.気候の影響
種蒔きも適期に行い、苗も適正サイズを選んで植え付けたにも関わらず、
球割れを起こすことがあります。

 

そういった場合のほとんどが、気候が原因です。
暖冬などで本格的に寒くなるまでの期間が長かったり、
暖かい時期が長く続き、急激に気温が下がった年などは、球割れが多くなります。

>>タマネギ苗を各種見てみる

 

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タマネギ栽培 Q&A

タマネギ栽培 消毒

読了までの目安時間:約 4分

 

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タマネギは比較的病害虫に強い野菜です

 

 

けれど、毎年タマネギを栽培している場合や、
過去に病害虫にかかったことがある場合は要注意です。

 

基本的には土を消毒しなくても育てることもできますが、
土壌消毒をすることで、病気にかかるリスクを下げることができます。

 

 

[タマネギ栽培 消毒]

 

 

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プランターの土も一回乾かしてふるいにかけて黒ビニールに入れ、

水を含ませてコンクリの上に1週間置くだけで殺菌されます、
新しい土を三分の一加えると良い用土になります

 

 

■熱消毒

 

タマネギを植える前に、熱消毒をしておくのがお勧めです。
熱消毒をすることによって、土の中に潜んでいる菌を減らすことができます。

 

特に、過去ベト病にかかった場所では、熱消毒をしておいた方が良いでしょう。
タマネギ栽培に限らず、熱消毒をしておくことで、色々な病気の菌を減らせます。

 

熱消毒はとても簡単なので、夏の間にぜひ行っておきましょう。
露地栽培をする場合だけでなく、プランター栽培をする場合も、
古土を再生して使うのであれば、事前に熱消毒しておきます。

 

猛暑に土に上に黒マルチや黒いビニール袋を開いたものを敷き、
中が高温になるようにしておきます。
こうしておくだけで、しばらくすれば熱消毒によって殺菌されます。

 

プランターなどで使った古土の場合は、透明や黒のビニール袋に入れて、
口を軽く縛って水分を加え、日向に置いておく方法もあります。

 

 

■水消毒

 

水による消毒は、ただ水をかけるだけでなく、
一定期間中、ずっと水に浸しておく方法です。

 

一般的な畑や庭ではあまり使われることはない方法です。
タマネギと稲の両方育てている場所であれば、

 

稲作をしている間は灌水状態となるので、
水による消毒も自動的にできているというわけです。

 

 

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バスアミド微粒剤

 

 

■薬剤による消毒

 

毎年同じ場所でタマネギを栽培する場合は、
連作障害が起きやすくなるため、消毒は不可欠です。

 

熱や水だけでなく、もちろん薬剤を使っての消毒も可能です。
バスアミド微粒剤やガスタード微粒剤を使って消毒を行います。

 

ただ、薬剤を使っての消毒は少々大がかりになり、手間もかかります。
一般家庭の庭クラスであれば、薬剤を使っての消毒よりも、
太陽光を使って熱消毒を行いつつ、栽培場所を少し移動するのが良いです。

 

タマネギ用の土を薬剤を使用して消毒した場合は、
発生して土に残っているガスを必ず十分に抜くようにします。

 

ガスが残っていると、タマネギの生育に影響が出ます。
ガス抜きを数回行った後、消毒を行った土を使って発芽テストをし、
ガスが完全に抜けていることをチェックしておきます。

 

■参考

・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・ホームタマネギの栽培

 

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タマネギ栽培 Q&A

タマネギ栽培 坊主

読了までの目安時間:約 6分

 

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タマネギのネギ坊主

 

 

タマネギの苗やホームタマネギを秋に植え付けて栽培すると、
春にネギ坊主のようなものが出てくることがあります。
このネギ坊主のようなものは、タマネギの花です。

 

いわゆるトウ立ち=抽苔(ちゅうだい)をしている状態ですが、
タマネギにとって、トウ立ちはあまり良いものではありません。

 

タマネギにネギ坊主のようなものができると、何が悪いのでしょうか。
また、ネギ坊主ができないよう栽培するには、
どのようにすればよいかをご紹介します。

 

 

[タマネギ栽培 坊主]

 

 

■トウ立ちする原因

 

タマネギにネギ坊主のようなものができてしまうのは、
冬の前に苗が育ちすぎていることが原因です。

 

タマネギの苗を植え付けた場合は、春~初夏に収穫できるものがほとんどで、
ホームタマネギ(オニオンセット)の場合は、上手に育てれば年内収穫もできます。
冬の間、タマネギはあまり生長しません。

 

植え付けから本格的に寒くなるまでにやや生長し、そのままの状態で冬を越します。
そして春になって気温が高くなってくると、また生育を再開します。

 

生育を再開した時、タマネギが育ちすぎていると、
球の肥大に体力を使わず、花を咲かせるトウ立ちに体力を使うようになります。

 

ホームタマネギの場合も、年内収穫できなかった場合、
休眠前に生長しすぎていると、春になってからトウ立ちしやすくなります。

 

 

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ネギのネギ坊主

 

 

■トウ立ちすると何が悪い?

 

タマネギがトウ立ちすると、どのような悪影響があるのでしょうか。
花を咲かせて種を残す=生殖生長は、植物にとってはとても疲れる作業です。

 

生殖成長がスタートするとと栄養成長がストップします。
そして収穫物の茎葉や球が固く食味が悪くなります。

 

つまり開花に体力を使うことで、球の部分を美味しく肥大させる体力が残らず、
小さなタマネギしか収穫できないようになります。

 

また、球の中心から花茎が伸びるため、
皮の中でタマネギが2つに割れてしまい、1かけらがとても小さくなることもあります。

 

タマネギは首がよく締まっているものが貯蔵性も高く、おいしいです。
トウ立ちしてしまうと、首の締まりも悪くなり、
太くなる傾向があるので、貯蔵性も悪くなります。

 

種をとる目的があれば花を咲かせても構いませんが、
F1品種では種をとっても親と同じように育たず、
タマネギとして収穫したい場合は収量が減ることになります。

 

葉が太く多く育っているものがトウ立ちする傾向が強いように感じします。
そういったものは、トウ立ちするために養分を使っているため、
葉タマネギとして食べてもあまりおいしくないことがあります。

 

葉タマネギとして収穫するにしても、球を使うために収穫するにしても、
トウ立ちさせると悪影響が出ます。

 

 

■トウ立ちを防ぐには?

 

トウ立ちを防ぐには、冬前に大きく育ちすぎないようにするのが一番です。
苗を植え付ける場合は、植え付け前に太さによって苗を選別します。

 

苗の太さが1.5cm以上のものはトウ立ちしやすいので外しておきます。
また、苗の太さが5mm以下のものは、
冬の間に凍害・冷害にあいやすくなるので外します。

 

ホームタマネギを育てる場合、年内収穫を目標にするのであれば、
植え付け時期を逃さないように注意します。

 

だいたい8月30日を中心に、前後4日が植え付け適期とされています。
その時期を外すと、年内の収穫が難しくなります。

 

年内に収穫できないと、球の肥大が不十分なまま、冬を越すことになります。
年内目標で植え付けたホームタマネギは、
休眠するまでに大きく育ってしまうため、春にトウ立ちする可能性が高くなります。

 

ホームタマネギを育てる場合でも、春に収穫を目指す場合は、
8月末に植え付けをせずに、10月下旬に植え付けを行うようにします。

 

10月下旬に植え付ければ、休眠前に大きく育たずトウ立ちを防ぐことができます。

 

■参考

・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・ホームタマネギの栽培

 

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タマネギ栽培 Q&A