タマネギ 栽培

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タマネギの病気

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タマネギは病気の被害に合いやすい野菜です。
病気を防ぐには生長に合った管理をしていくことも大切です

 

 

しかし、病気の発生は天候や気温が原因になることも多く、
完全に防ぐことはできません。

 

タマネギがかかりやすい病気を熟知し、早めに対処できれば、
病気を事前に防ぐことや広がるのを防げます。

詳細をご紹介していきます。

 

 

■タマネギの病気

 

・苗立枯れ病
発芽し、葉が1~2枚くらいに育ったころに発病します。

 

・症状
葉が青白くなり、軟化してくびれができます。
やがて倒伏し、枯れてしまう病気です。

 

・対策
糸状菌が原因で、高温時に発生しやすくなります。
病原菌は、土壌や枯れた植物の中で増殖します。
連作を避け、土壌を太陽熱などで殺菌して防ぎます。

 

・べと病
全身感染と二次感染があります。
全身感染は秋に感染し、2~3月に発病します。

 

・症状
葉に光沢が無くなり黄褐色になって大きく湾曲します。
葉にたくさんの分生胞子が発生します。
春と秋に分生胞子が二次感染をおこします。
楕円形の大きな病斑ができ多湿時にかびていきます。
多くの株は病斑の部分から枯れてしまいます。
土壌に10年ほど生息できるカビが原因で起こります。

 

・対策
4月~5月に雨が多いと発生しやすくなります。
畑の排水を良くしておくと予防につながります。

 

・灰色かび病
生育過程の末期に発症します。

 

・症状
感染すると、葉に白い楕円形の斑点ができるようになります。
4月以降はかすり状で輪郭が不明瞭になります。
葉が委縮するようなことはありません。
ボトリチス菌が原因で起こります。
タマネギでは、4種類のボトリチス菌が寄生します。
多湿な環境で発生しやすくなります。

 

・対策
畑の排水を良くしておきます。
風通しを良くし、多肥を避けます。

 

 

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タマネギの貯蔵法も大切です

 

 

・乾腐病
生育中のすべての期間で、また貯蔵中にも発生する病気です。
軽症の時は発育が悪くなり葉が湾曲します。
ひどくなると葉が黄色くなり、萎縮して枯れてしまいます。
根の付け根に白いカビが生えることもあります。
貯蔵球では基盤部から腐敗が始まります。
土壌が菌に汚染されていることで起こります。
土壌に生息している原因菌が、根や葉の傷口から侵入して発病します。
土壌が汚染されていると、高温になると必ず発病すると考えていいでしょう。
連作を避けるのが被害を防ぐ方法になります。

 

・灰色腐敗病
葉鞘増大期に感染し、下から2~3枚目の葉が枯れていきます。
ひどくなると立ち枯れ多様な状態になってしまいます。
感染すると球の肥大が悪くなります。
貯蔵球のカビの原因にもなります。
病気に感染した球の残骸から感染が広がります。
1月~3月に雨が多いと発生しやすくなります。
また、吊り下げて乾燥している時期に湿度が高いと発生しやすくなります。
貯蔵中に感染した球が混ざっていると、病気が広がっていきます。
被害に合った球を畑の外にだし処分することや、
水はけを良くすることで予防します。

 

・萎黄病
苗が黄色くなり、ブヨブヨとした軟弱な状態になります。
症状がひどいと枯れてしまいます。
菌を持っている雑草からヒメフタテンヨコバイが媒介して発生します。
種を播いた後は寒冷紗で覆って虫の侵入を防ぎます。
畑周辺の雑草を刈ることで予防します。

 

・黒穂病
本葉が2~3枚の時に発生します。
苗がずんぐりとした形になり、色が薄くなります。
病変部分は黒ずんで見えます。
感染すると枯れてしまいます。
土壌に住み着いている病原菌が侵入して発症します。
種を深く植えると病原菌に接する機会が増えてしまいます。
多発しているのであれば、連作を避けましょう。

 

 

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畑の排水性や連作対策も気をつけます

 

 

・白色疫病
主に葉に発生します。
葉の中央から先にかけて、
形の整わない不鮮明な暗緑色で水浸状の病斑ができます。
病斑は拡がって行って葉が曲がって垂れ下がり、先端が枯れてきます。
病斑が古くなると葉先体が白や灰白色になります。
多湿の環境で発生しやすくなります。
畑の排水を良くして予防します。

 

・軟腐病
球の肥大期に発生します。
葉の根元から茶色く柔らかく腐ったようになり、葉が倒伏します。
軟化は球にも発生し、悪臭を放ちます。
土壌に生息する細菌によって感染します。
多湿の時期に発生しやすくなります。
畑の排水を良くしておきます。

 

・黒カビ病
貯蔵中に発生します。
外皮をむくと、黒いカビが密生していきますが、
球全体が腐敗することはありません。
高温で風通しが悪いと発生しやすくなります。
梅雨時期の貯蔵には注意が必要です。

 

・紅色根腐病
生育中いつでも発生する可能性があります。
根が赤く変色します。
軽症であれば根の変色だけで済みますが、
ひどくなると球の内部に空洞ができます。
土壌に住んでいる最近が原因で起こります。
連作を避けることで被害を防ぎます。

 

・さび病
葉に錆のような赤褐色の小さな斑点ができます。
やがて病変部が裂け、橙黄色の夏胞子が飛び散ります。
暗褐色の病変ができることもあり、病変部の下に冬胞子が潜んでいます。
タマネギでは大発生はしません。
病気にかかった株を見つけたらすぐに抜き取って処分します。

 

・小菌核病
葉に退色した縦長の病変ができます。
ひどくなると白くなり、枯れてしまいます。
病原菌は土壌に住み着いていて感染します。
連作をしないようにしましょう。

 

・黒斑病
葉に縦長の黒い病変ができます。
この病気によって葉が枯れることはありませんが、
病斑部から折れてしまうことがあります。
カビが原因で起こる病気です。
肥料切れで発生しやすくなります。
追肥を怠らず、排水を良くして予防します。

 

・黒腐菌核病
病気にかかると葉の根元から枯れていきます。
球に黒い菌核がたくさんでき、軟化して行きます。
カビが原因で発生します。
酸性の土壌で発生しやすくなります。
土壌の酸性度を整え、過湿にならないように注意しましょう。
*画像は現在取材中です。
 

■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売

・ホームタマネギの栽培

 

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