タマネギ苗 取り扱い

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タマネギ苗 取り扱い

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タマネギの苗を植え付ける時、どのように扱っていますか?(画像は楽天市場)

 

 

購入してきたタマネギ苗を乱暴にほぐして植え付けると、根が傷んでしまいます。

 

また、苗にも鮮度があります。
鮮度の悪い苗を植え付けても、うまく育たないことがあるので注意しましょう。

 

種から育てている場合や、苗を購入した場合、
タマネギの苗はどのように取り扱えば良いのでしょうか。

 

 

[タマネギ苗 取り扱い]

 

 

■植え傷み

 

タマネギの苗を乱暴に扱ったり、掘り上げてから長い間放置し、鮮度が落ちている場合、
適期に植え付けを行っても、植え傷みによって生育が悪くなることがあります。

 

タマネギの苗を植え付ける時の方法の中には、
根を少し切ってから植え付ける方法もあります。
*根を切った苗は、欠株が多くなり球の重さも軽くなる、とも言われます。
苗が大きく育ち過ぎたときに有効な方法のようです。

 

少し根を切ることで、新しい根を伸ばすのを促す効果があるのですが、
これは、乱暴に扱って根が傷んでも良いというわけではありません。

 

根を切って植え付ける時は、もちろん清潔でよく切れるハサミを使います。
よく切れるナイフやハサミで切ると、
切り口の細胞が壊れにくいため、新しい根の生育を促します。

 

ところが、乱暴に引きちぎったりした根は、切り口がぼろぼろの状態です。
こうなっては、傷を修復することに集中してしまい、
新しい根を出したり、地上部を生育させるのが遅くなってしまいます。

 

タマネギは植え付け後、本格的に寒くなるまでの間に、
一定の大きさになるまで、生長させておく必要があります。

 

植え傷みがひどいと、小さいままで冬を迎え、冷害で枯れることも少なくありません。
また、根だけではなく、葉の部分も乱暴にするのはよくありません。 

 

葉の部分も、植え付け前に切る方法がありますが、
無理にちぎってしまうのとはわけが違います。

 

乱暴にしてちぎれてしまった葉は、
傷口から雑菌が入って病気にかかったりすることがあります。
>>タマネギ 苗を切る方法

 

苗半作という言葉のように、植物を健全に育てるには、苗の状態がとても大切です。
くれぐれも乱暴には扱わないようにしましょう。

 

 

■タマネギ苗の取り扱い

 

タマネギの苗を扱う時は、丁寧に優しくが基本です。
それ以外にも、使用する道具や保存の仕方など、
ポイントがいくつかあるのでチェックしてみてください。

 

・道具
植え付け時に、葉や根を切る場合、使用するハサミやナイフなどは、
必ず清潔でよく切れるものを使うようにします。

 

使う道具は、使用直前に消毒をしておいた方が安心です。
病気にかかった植物に使った道具は、病原菌が葉先に残っている可能性があります。

できるだけ病気の原因を減らすためにも、消毒しましょう。

 

また、切り口が荒くなるので、切れ味の悪い道具は使わないようにします。
切り口が荒くなると、傷がついて菌が入り込みやすくなり、傷みの原因になります。

 

・掘り上げ
タマネギの苗を自分で育苗している場合、苗の掘り上げには注意します。
苗はまだ細いといっても、根は張った状態になっています。

 

そのまま引き抜こうとすると、葉や根が千切れることがあります。
苗の株元から少し離れたところに、移植ゴテなどを差し込み、
持ち上げるようにして根を浮かします。

 

根が浮いた状態になったら、苗の株元近くを持って抜き取りましょう。
プラグトレーなどを使って育苗している場合は、そのまま引き抜けますが、
細い箸などを使って、根鉢をつまんで引き抜くと簡単に抜ける上、
植え穴にすぐ植えこむことができます。

 

 

タマネギ苗の根は繊細です

 

 

・根洗い
販売されているタマネギ苗は、基本的に根が裸の状態で束で売られています。
もちろん根はキレイに洗ってあるので、土がついていることはあまりありません。

 

ところが、自分で育苗した場合は、
土から掘り上げるので、土がついた状態になっています。

 

そのままばらしてしまうと、土と根が絡み合い、うまくばらすことができません。
ここで乱暴にばらすと、根や葉が傷みます。

 

掘り上げた苗の土を軽く落とした後、思い切って土を水で洗いましょう。
バケツなどに水を溜め、そこに掘り上げてある程度土を落とした苗の束を入れ、
ざぶざぶと上下させながら洗います。

 

根がキレイになったら、泥水はいったん捨てて、
キレイな水をバケツに少量入れて苗を入れて、選別や植え付けの作業に移ります。

 

根の土を落としておけば、根切りをする場合、ハサミが汚れることもありません。
プラグトレーで育苗した場合は、根鉢そのままの状態で植え付けることもできますし、
掘り上げた苗と同じように洗ってから根を切り、植え付けることもできます。

 

 

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仮植えして保存することもできます

 

 

・保存
ホームセンターなどで販売されているタマネギの苗は、
掘り上げてすぐに販売というわけではありません。

 

少なくとも数日は経っているものがほとんどです。
それでも、根や葉の傷みがなければ、植え付けには問題ありません。

 

自分で育苗した苗も同じことです。
ただ、どちらの苗にしても、直射日光が強く当たる場所や、
寒風が強く吹くような場所に置いておくと、傷みがひどくなります。

 

できれば新鮮なうちに植え付けるようにします。
特に購入した苗は、すでに掘り上げてから時間が経過しているので、
購入後はすぐに植え付けた方が安心です。

 

購入した苗も、自分で育てた苗も、どうしてもすぐに植え付けができない場合は、
風通しの良い日陰で保存するようにします。

 

根が乾かないよう、浅い水に浸けておくのも良いでしょう。

さらに、水にエポックを混ぜて1000倍液を作り、そこに根を浸しておくのも効果的です。

 

根を水に浸けておくのが難しい場合は、

エポックの1000倍液を染み込ませた新聞紙を、根に巻いた状態で保存しておきます。

 

根を湿った新聞紙で包んでおくことで、乾燥を防ぐことができます。
また、エポックを加えておくことで、植え付け後の根付きが良くなる効果も狙えます。

ただし、水に浸けておく時も、新聞紙でくるむ時も、葉の部分は出るようにしておきます。
根と違い、葉の部分は蒸れてしまうと傷みが進んでしまいます。

>>タマネギ 苗の保存方法

 

■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ 苗の植え方
・ホームタマネギの栽培



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タマネギ 種苗

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