タマネギ 種まき ポット
タマネギを種から育てる時、種をどこで育てるのか迷います
一般的には、プランターや発泡スチロールのような箱型のものに用土を入れ、
種を播いて育てることが多いです。
他には、直径が3cmほどのプラグトレーに1穴1粒~2粒蒔いて育てる方法もあります。
タマネギではない他の野菜や植物であれば、
3号サイズの黒いポットを利用して育苗することがあります。
タマネギの黒ポットでの種まきをご紹介しましょう。
[タマネギ 種まき ポット]
■ポットで種まき
タマネギの種まきは、黒ポットでももちろん可能です。
ただ、プランターや発泡スチロールを使う時に比べると、
容器自体が小さくなるので、苗の数によっては小さく育つことがあります。
苗を基準の大きさにまで育てたい場合は、途中で間引きをして調整を行います。
少し小さくなっても数を確保したいという場合は、
ばらして植え付けを行う時期を、本来よりも少し早めに行います。
定植の時期を早めることで、冬までに寒さに耐えられるサイズまで栽培できます。
注意したいことは、苗をあまり大きくは育てないことです。
大きい苗を定植すると、春にトウ立ちしたり、球割れを起こしやすくなります。
では遅めに植え付ければ良いかというと、そうではありません。
地上部だけであれば、遅めに植え付ければ、冬までの生長を遅らせることができます。
けれど地下の根は、冬までの時間が短く、うまく根付かないことがあります。
ポットで種を播いて育苗する場合であっても、
小さめか標準サイズになるように調整をしましょう。
プランターや発泡スチロールでは容器が大きく、苗の本数が多くなりすぎる場合や、
プラグトレーでは手間が気になるという場合は、ポットでの育苗が最適でしょう。
家庭菜園の場合、特にベランダなど栽培スペースがかなり限られている場合、
ポットで育苗することで、苗の数をあらかじめ少なくすることができますし、
狭いスペースでも育苗することが可能になります。
タマネギの種
■種の播き方
種を播く時に必要なのは、3号程度のポット(プラスチックやビニール)、
鉢底ネット、用土、種です。
鉢底ネットは、使わなくても良いですが、
あった方が土の流出や害虫の侵入を防ぐことができるのでお勧めです。
ポットの底全体に敷く必要はなく、穴を塞ぐくらいのサイズで十分です。
種の播き方も、特に難しいことはありません。
◎ポットの種の播き方
1.ポットの穴に鉢底ネットをかぶせる
2.用土をポットに入れる
3.土の表面を平らにならし、給水させる
4.土の給水が終わったら、表面に種をばらまきする
5.種が隠れるていどに土をかぶせ、上からも水をかけて湿らせる
6.湿らせた新聞紙などをかぶせ、日陰に置いて管理する
ポット苗での育苗
種はそのままの状態のものでも構いませんが、
ペレット種子やコート種子と呼ばれるものも扱いやすいです。
ペレットやコートという種子は、種の回りにコーティングがされているため、
通常の種よりも少し大きくなっています。
また、コーティングをしていることにより、
大きさや形が均一になるため、蒔きやすいのも特徴です。
色が白くなっているものも多いため、
黒っぽい土の上でよく目立ち、どこに種を置いたのかが一目瞭然です。
タマネギはばらまきで良いのですが、できれば種が重ならないようにしたいですね。
そんな時は、コーティングされて目立つペレット種子やコート種子の方が、
色が目立つのでわかりやすいです。
*タマネギのペレット種子は、農業屋.comさんで販売しています。
■育苗中の管理
種を播いた後の管理は、他の方法で種を播いた時と同じです。
発芽するまでは30度を超えない、少し涼しいところで、乾かないように管理します。
発芽後は、日当たりの良い場所に置いて管理しましょう。
タマネギの種を播く頃は、まだ昼間は暑い日も多いので、土が乾いたり、
反対に蒸れてしまわないように注意します。
定植する時は、一度ポットから抜いて苗を1本ずつにばらし、選別をして植え付けます。
苗が小さめの場合は、通常の植え付けよりも早めに植え付けるのがポイントです。
標準サイズにまで育っているものは、基本的な植え付け時期に沿って行います。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・ホームタマネギの栽培