タマネギ栽培 消毒
タマネギは比較的病害虫に強い野菜です
けれど、毎年タマネギを栽培している場合や、
過去に病害虫にかかったことがある場合は要注意です。
基本的には土を消毒しなくても育てることもできますが、
土壌消毒をすることで、病気にかかるリスクを下げることができます。
[タマネギ栽培 消毒]
プランターの土も一回乾かしてから、ふるいにかけて黒ビニールに入れ、
水を含ませてコンクリの上に1週間置くだけで殺菌されます、
新しい土を三分の一加えると良い用土になります
■熱消毒
タマネギを植える前に、真夏に熱消毒をしておくのがお勧めです。
熱消毒をすることによって、土の中に潜んでいる菌を減らすことができます。
特に、過去ベト病にかかった場所では、熱消毒をしておいた方が良いでしょう。
タマネギ栽培に限らず、熱消毒をしておくことで、色々な病気の菌を減らせます。
熱消毒はとても簡単なので、夏の間にぜひ行っておきましょう。
露地栽培をする場合だけでなく、プランター栽培をする場合も、
古土を再生して使うのであれば、事前に熱消毒しておきます。
猛暑に土に上に黒マルチや黒いビニール袋を開いたものを敷き、
中が高温になるようにしておきます。
こうしておくだけで、1週間くらいで熱消毒によって殺菌されます。
プランターなどで使った古土の場合は、透明や黒のビニール袋に入れて、
口を軽く縛って水分を加え、日向に置いておく方法もあります。
■水消毒
水による消毒は、ただ水をかけるだけでなく、
一定期間中、ずっと水に浸しておく方法です。
一般的な畑や庭ではあまり使われることはない方法です。
タマネギと稲の両方育てている場所であれば、
稲作をしている間は灌水状態となるので、
水による消毒も自動的にできているというわけです。
バスアミド微粒剤
■薬剤による消毒
毎年同じ場所でタマネギを栽培する場合は、
連作障害が起きやすくなるため、消毒は不可欠です。
熱や水だけでなく、薬剤を使っての消毒も可能です。
バスアミド微粒剤やガスタード微粒剤を使って消毒を行います。
ただ、薬剤を使っての消毒は少々大がかりになり、手間もかかります。
一般家庭の庭クラスであれば、薬剤を使っての消毒よりも、
太陽光を使って熱消毒を行いつつ、栽培場所を少し移動するのが良いです。
タマネギ用の土を薬剤を使用して消毒した場合は、
発生して土に残っているガスを必ず十分に抜くようにします。
ガスが残っていると、タマネギの生育に影響が出ます。
ガス抜きを数回行った後、消毒を行った土を使って発芽テストをし、
ガスが完全に抜けていることをチェックしておきます。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・ホームタマネギの栽培