タマネギ栽培 ベランダ
ホームタマネギならベランダでもよく育ちます
タマネギを育ててみたいけれど、
庭がなくて畑を作るのが難しいということがあると思います。
けれどタマネギは、地植えでなくても栽培できます。
プランターを使って栽培することもできるので、
ベランダでも育てることが可能です。
ベランダでタマネギを育てる場合のコツをご紹介します。
[タマネギ栽培 ベランダ]
■品種を選ぶ
実はタマネギにもたくさんの品種があります。
極早生や早生のように、早くから収穫できるものや、
中生や晩生で貯蔵性が高いものまで様々です。
基本的にはどの品種でも、ベランダでのプランター栽培は可能です。
育て方も基本に準じた方法で問題ありません。
ただ、プランターで育てると、
広い畑で育てるほど、たくさんの株数を育てることはできません。
できるだけたくさんの球数を収穫したいという場合は、
ミニタマネギ(ペコロス)がお勧めです。
ミニタマネギは名前の通り、小さなタマネギです。
球が小さい分、株間が狭くても育てることができるので、
同じサイズのプランターでも育てられる株数が増えます。
ミニタマネギ(ペコロス)が育てやすいです
■日照を確保する
タマネギは栽培期間が長い野菜の1つです。
苗を植え付けてから収穫まで、だいたい7ヶ月ほどかかります。
この長い栽培期間に、太陽を浴びた量は、タマネギの生育や食味に影響します。
できる限り日当たりの良い場所で育てることで、
大きくて立派なおいしいタマネギを収穫することができます。
同じベランダの中であっても、
場所や高さ、角度によって日当たりの具合が変わることがあります。
特に周りに高い建物がある場合は、日照時間が変わるので注意が必要です。
タマネギに限らず、ベランダで菜園を作るつもりなのであれば、
一度ベランダの日当たりをチェックしておきましょう。
ベランダを囲っている柵や壁の高さや材質によっては、
プランターを少し高い場所に置くと、太陽光がよく当たる場合があります。
その場合は、台や棚などの上に、
タマネギを育てているプランターを置くと、日照を確保できます。
ミニタマネギの新タマネギ、おいしいです
ポトフやシチューにも甘くて美味です
■風対策をする
ベランダといっても、どの高さにあるベランダなのかは、それぞれです。
アパートやマンションであっても、1階に住んでいればベランダも低いですし、
高層階に住んでいればそれだけベランダも高い場所になります。
高層階になればなるほど、強くなるのが風です。
また、階層が低くても、周りに高い建物があると、
いわゆるビル風が吹きやすい環境なので、時折強い風が吹くことがあります。
多少風が吹くぐらいなら問題ありませんが、
台風なみの強い風がしょっちゅう吹く場所や、
突風が吹く場所でタマネギを育てる場合は、工夫が必要です。
タマネギの葉は細いので、風の抵抗をあまり受けないように見えますが、
強い風が当たれば葉が折れることもあります。
ただ葉が折れ曲がるだけなら良いのですが、
強風に当たると折れた葉がそのままちぎれてしまうことがあります。
ちぎれたり傷ついたしまった葉は、病害虫に侵されやすくなりますし、
光合成できる量が減ってしまいます。
また、タマネギは葉の高さに比べると根が浅い植物です。
風にあおられると、株全体が倒れてしまい、根が露出することがあります。
ベランダでタマネギを育てる時は、
できるだけ突風や強風が吹かない場所を選ぶか作りましょう。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・ホームタマネギの栽培