タマネギ 有機栽培方法
タマネギは有機栽培で育てることも、可能です
有機栽培をすることで、
甘みや旨みがぎゅっと詰まったタマネギに育ちます。
けれど、野菜作り初心者の方にとっては、
有機栽培と聞くだけで難しいと感じるのではないでしょうか。
有機栽培自体は難しくなく、
コツをつかめば家庭でもできますのでご紹介します。
[タマネギ 有機栽培方法]
■肥料と品種選び
有機栽培で気になるのは、
化学肥料を使わないために起こる肥料不足と、病害虫の発生です。
有機質の肥料も最近は色々と増え、
ホームセンターでも様々なものが販売されています。
有機質肥料の種類によって、
肥料の主成分である窒素・リン酸・カリの配合率が少しずつ変わります。
また、完熟になっているものがあれば未熟なものがあります。
完熟タイプは土に混ぜた後、比較的早く栽培が可能ですが、
未熟なものは一度完熟状態になるまで発酵させる必要があります。
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土と未熟な肥料を混ぜて置いておいたりするのですが、
最低でも1ヶ月ほどかかるため、今すぐに使うというわけにはいきません。
ホームセンターで売られているものも、
完熟より未熟の方が安いので、未熟なものを購入してしまいがちですが、
発酵の手間を省きたいのであれば完熟したものを購入します。
次に病害虫ですが、有機栽培をすることで起きやすいのが、
白斑葉枯病とネギアザミウマの発生です。
どちらも発生時期にタマネギが小さいことが多いため、
発生時期より早く大きく育てておく必要があります。
早めに生育させるための方法もありますが、
一番良いのは極早生・早生の品種を選ぶことです。
早生品種を選ぶことで、中生や晩生の品種に比べて生育段階が早く、
ある程度は病害虫の発生を軽減することができます。
有機栽培をしようとするかたは、
同時に無農薬栽培を行おうとするかたが多いでしょう。
*>>タマネギ 無農薬栽培 もご覧ください。
できる限り薬剤を使用しないためにも、
できる限り病害虫の発生を抑えておくことが重要です。
発生時期に大きくなっているよう、早生品種を選ぶと同時に、
栽培中は防虫ネット等を使って、
外から害虫が入ってくるのを防ぐようにしましょう。
管理人は、なぜか雑草抜きが大好きです
■雑草対策
有機栽培では雑草もよく生えます。
有機肥料の中に雑草の種が混ざっていることも多々ありますし、
肥沃な土には雑草はつきものです。
むしろ除草剤も使っていないのに、
雑草も生えてこない土地であれば、それは問題です。
雑草はとても厄介ですが、家庭菜園で育てるくらいの広さであれば、
機械なども使う必要はないでしょう。
雑草は大きく育ってしまってから取り除くのは難しいですが、
小さいうちにこまめに取り除いておけば、それほど労力は必要としません。
雑草はタマネギが必要とする肥料成分を吸ってしまったりするため、
できるだけキレイにしておきます。
土作りを行った後、黒マルチをしておくことで、雑草予防になります。
とはいえ、まったく生えてこなくなるわけではないので、
見回りをして見つけたら抜いておく、というのを日課にしておきましょう。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・ホームタマネギの栽培