タマネギ 雑草の管理は?
タマネギの栽培では、雑草の管理がとても大切です
雑草が多いと、タマネギが雑草に負けて生長の勢いが衰えてしまいます。
雑草の管理は大変なので、できるだけ効率よく行いたいものです。
雑草を効率的に管理する方法や除草のコツをご紹介します。
[タマネギ 雑草の管理は?]
■タマネギ 雑草の管理は?
1.黒マルチを使う
タマネギ栽培を行うときに、
黒色のマルチを使うのは大変お勧めな方法です。
黒マルチによって地熱が上がり、タマネギが大きく育ちます。
黒マルチは雑草の繁殖を抑えるので、雑草の管理も楽になります。
ただ、黒マルチを敷いたからと言って、
全く雑草が生えてこないというわけではありません。
マルチの穴から雑草が生えてくることがあります。
また、畝の間には雑草が生えてきます。
雑草は小さいうちに抜き取るようにしましょう。
畝の間に刈り取った雑草を敷いておくと、
新しい雑草が生えてこず、土も柔らかくなります。
黒マルチは有能です
2.雑草を管理しやすい苗の植え方
タマネギの苗を植え付ける時に、
畝の縦方向にロープを張るなどして苗を一直線に植えておきます。
苗が1列に並んでいると、条間の雑草が生えてきたときに、
草削りで根元から削り取る作業を行いやすくなります。
草削りができる道具を使うと、
立ったまま除草が行えるので短時間で楽に除草を行えます。
ハコベは生命力が強いです
3.秋まきタマネギの雑草の管理
秋まきタマネギで雑草に注意が必要な時期は、
植え付け直後と春からの肥大期です。
秋まきタマネギを悩ませる雑草は、イネ科の植物や広葉雑草です。
これらの雑草は、気温が高くなってきた時期に生長をはじめます。
イネ科の植物であるスズメノテッポウは11月から1月中旬に発芽します。
スズメノカタビラと広葉雑草のタネツケバナ、ナズナ、
ノミノフスマ、ハコベは3月に発芽します。
発芽直後であれば、根がそれほど深くないので除草作業も楽です。
イヌタデ
4.春まきタマネギの雑草の管理
春まきタマネギは、栽培時期が夏なので除草作業はとても大変です。
苗の植え付け後はビニールトンネルでしばらく覆い、
雑草の種が飛来するのを防ぎます。
春まきタマネギで最も大きな被害を与えるのはタデ科の植物です。
タデ科の植物の中でもミチヤナギは1月に発芽します。
サナエタデやイヌタデは3月に発芽します。
やはりできるだけ発芽後に除草を行いましょう。
畑だけではなく、周囲の雑草が種をつけると、
風で飛んでくることがあるので畑周辺の除草作業も大切です。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・ホームタマネギの栽培