まるみ玉葱
まるみ玉葱
まるみ玉葱は貯蔵性に優れ、芽が出にくい中晩生のタマネギ品種で、
アカヲ種苗株式の黄タマネギ品種です。
1球あたりが大きいため、収量性も高いです。
まるみ玉葱の特徴や育て方をご紹介します。
[まるみ玉葱]アカヲ交配
■まるみ玉葱の特徴
・貯蔵性に優れる中晩生品種
まるみ玉葱は中晩生の黄タマネギ品種で、
外皮は美しい褐色をしていて、ツヤがあります。
6月に収穫して3月初めころまで貯蔵することができます。
貯蔵は吊り玉貯蔵と冷蔵貯蔵に適しています。
吊り玉貯蔵は、タマネギを吊るすように貯蔵し、
冷蔵で貯蔵する場合は、新聞紙など乾いたもので包んで貯蔵すると長持ちします。
・生育旺盛で草丈が大きい
初期からの生育が旺盛のため、早まきには不向きです。
早まきをしてしまうと大苗になりやすいです。
植え付け後からの生育、肥大性は良いです。
草丈は一般的なタマネギよりはやや高く、草姿は立性です。
葉が大きく草丈が高いので、密植には不向きです。
・1球が大玉になる
肥大性が良いことから、1球1球も大玉になります。
350gくらいの大玉になり、玉締まりも良いです。
形は豊円形になり、見た目にボリューム感があります。
大きさ、形は良く揃います。
炒め物、煮物に美味しい!
■まるみ玉葱の栽培のコツ
・9月中には種まきをし、丈夫な苗作りをする
冷涼地で8月下旬~9月初旬、中間地で9月中旬、暖地で9月中下旬に種まきをし、
リン酸を多めに与え、苗を丈夫に育てます。
生育旺盛な品種のため、無理な早まきをしてしまうと、大苗になってしまうので注意します。
植え付けは大苗は避けることで、トウ立ちを防ぎます。
・肥料は元肥を主体とする
元肥を主体とし、追肥は1月~3月にかけて2回~3回行います。
追肥の回数は生育状況を見て決めるようにします。
3月の追肥は遅くとも3月中旬までに与えます。
・収穫
収穫は暖地栽培で5月下旬から6月から、
冷涼地、暖地は6月から収穫ができます。
収穫時期は目安なので、実際の倒伏状況を見て収穫をします。
収穫後は吊り玉貯蔵か冷蔵貯蔵で貯蔵します。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ 苗の植え方
・ホームタマネギの栽培