タマネギ 苗の選び方
良い苗を選ぶとその後の生長がたいへん良くなります
タマネギの苗の選び方には、2つのポイントがあります。
1つは栽培する気候に合わせた品種の苗を選ぶこと、
もう1つは品質が良く、適度な大きさの苗を選ぶことです。
タマネギは苗の選び方がとても重要で、
苗の選び方さえ間違えなければ、
タマネギ栽培に成功したと言っても過言ではありません。
[タマネギの苗の選び方]
■タマネギの苗の選び方
1.栽培地域に合わせた苗の選び方は？
タマネギは鱗葉（りんよう）ができ、
鱗葉の1枚1枚が厚みを増していくことで大きくなります。
鱗葉の肥大は、平均気温と日長時間によって決まっています。
タマネギの品種には極早生種、早生種、中生種、中晩性種、晩生種があります。
それぞれの品種によって、
鱗葉の肥大に適した気温や日長時間が違ってきます。
したがって、自分が住んでいる地域に適した、
品種のタマネギの苗を選ばなければ、大きくならないのです。
・極早生種：暖地や温暖地（関東以西）が適しています。
・早生種：暖地や温暖地（関東以西）が適しています。
・中生種：暖地・温暖地・寒冷地（東北以西）東北地方は10月に植え付けます。
・晩生種：北海道で、春まきで栽培します。
ネギ坊主
2.苗の大きさは？
苗は大きすぎても小さすぎても良くありません。
大きすぎるととう立ちして、ネギ坊主と呼ばれるタマネギの花が咲きます。
また、大きな苗は分球して二つに分かれたタマネギになってしまいます。
細い苗は生長が悪く、冬越しで築かれてしまったり、
大きなタマネギにならなかったりする心配があります。
適度な苗の大きさは、
太さが5㎜～6㎜、重さが4～5ｇ、大きさが20～30㎝くらいの苗と言えます。
元気なタマネギ苗 C)アグリショップひむか
良い苗、悪い苗の見分け方
3.元気な苗の選び方は？
苗の大きさが適度で、品種も育てる地域にあっていたとしても、
苗の品質が悪ければ立派なタマネギは育ちません。
苗は、根がしっかりと出ていて、
葉がしっかりとしており、色の濃いものを選びましょう。
タマネギの苗は束で売っていますが、
太さごとに選別して植えると生育が良いです。
太い苗と細い苗を一緒に植えると、
細い苗が太い苗の生長に負けてしまいます。
