人気の投稿とページ
トップゴールド305
トップゴールド305
トップゴールド305はタカヤマシードから販売されている品種です。
タカヤマシードでは通販は行っていないので、
他の通販や近くの種苗店にて購入ができます。
[トップゴールド305]
■トップゴールド305の特徴
・極早生のサラダタマネギ
極早生の中でも超極早生とされるタマネギです。
10月頃植えれば3月には収穫ができます。
同じタカヤマシードから販売されている品種のサラダたまねぎと同時期に収穫が出来ます。
・暖地や中間地向き
中間地では9月上旬頃から種まきをして、3月~4月収穫の作型に向いていて、
暖地では少し早い8月下旬に種まきをして、2月に収穫ができます。
もちろん、暖地でも中間地と同じ作型でも育てられます。
極早生のタマネギは冷涼地では育てるのが難しいです。
真冬にマイナス7℃以下を記録する地域では枯れてしまうので、栽培には不向きです。
・糖度が高い
サラダタマネギといえば甘く、辛味が少ない印象ですが、
中でもトップゴールド305は糖度が高く食味が良いです。
糖度が高いことから、サラダ用として使うと美味しく食べられます。
■トップゴールド305の栽培のコツ
・種まきから植え付けまで
中間地、暖地ともに9月上旬~中旬から種まきをし、10月中には植えつけが出来ます。
暖地で、早めに収穫したいのなら、8月下旬から種まきが可能です。
極端に早まきをすると、分球になりやすいので適期に種まきをしてください。
温度が高いうちからの種まき・植え付け、になりますので、
発芽や、苗の活着を良くするために、育苗の際には乾燥しないように気をつけてくださいます。
・肥大期の条件
肥大する条件は平均15℃以上を目安にします。
15℃以下だと肥大が緩やかになります。
特に追肥、肥大期の肥料分はチッソよりリン酸、カリを効かせるようにしてください。
・収穫時期
9月に種まきを行えば暖地で3月、中間地で4月頃から収穫が出来ます。
暖地で早くから種まきをした場合は2月から収穫が楽しめます。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ 苗の植え方
・ホームタマネギの栽培
緋蔵っ子
緋蔵っ子
緋蔵っ子は、タカヤマシードから販売されている品種で、
2014年に発表された新しい品種です。
タカヤマシードでは通販は行っていないので、
他の通販か、近くの種苗店で購入することができます。
[緋蔵っ子]
■緋蔵っ子(ひぞっこ)の特徴
・中晩生の赤タマネギ
中晩生の品種です。
名前に「緋」が入っているとおり、赤タマネギになります。
球色は赤紫色をしていて、中心まで赤く色づきます。
・家庭菜園でも育てやすい
生育が旺盛で、トウ立ち、分球が少ないので育てやすいです。
また、大きさが約350gと大きく、収量性も高いです。
・長期保存が可能
いままでの赤タマネギに無かった特徴を持っています。
緋蔵っ子の一番の特徴は長期保存が可能というところです。
赤タマネギは普通のタマネギより水分が多いため貯蔵には向いておらず、
大体の品種が一ヶ月~二ヶ月が貯蔵の限界とされています。
しかし、この緋蔵っ子は収穫してから年内いっぱいまで貯蔵が可能です。
赤タマネギの中で唯一、長期保存が可能な品種です。
・辛味と甘みのバランスが絶妙
辛味は控えめで、甘みとのバランスが良いので食味が良いです。
赤色と食味を生かし、サラダとして食べるのがオススメです。
■緋蔵っ子の栽培のコツ
・種まきから植え付けまで
冷涼地では8月くらいから、中間地、暖地では9月から種まきをします。
早撒きは避けるようにしてください。
植え付けは10月~11月が目安になります。
苗の生育を見て植え付けるようにします。
・病害虫防除を徹底する
貯蔵性を良くするために、病気、害虫の防除を徹底します。
水はけの悪い土地は病気が発生しやすいので高畝にしたり、
病気にかかった株があれば、早めに対処して蔓延しないようにします。
・収穫時期
大体6月頃から収穫できます。
なるべく適期に収穫をするようにしてください。
収穫後は風通しの良いところで保管し、貯蔵します。
その他元肥、追肥など基本的な栽培は、
こちらを参考にしてください。
>>赤タマネギの栽培
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ 苗の植え方
・ホームタマネギの栽培
奥州玉葱
奥州玉葱
[奥州玉葱]
■奥州玉葱(おうしゅうたまねぎ)の特徴
・晩生品種
晩生品種で、長期の保存が可能です。
奥州玉葱は貯蔵用タマネギの元祖とも言われています。
・固定種
固定種で、元々は泉州玉葱とスイートスパニッシュ(米国産)を、
交配し、育成して、固定種として販売されています。
泉州玉葱は明治時代から泉州地域(大阪南西部)で栽培されていた品種です。
一番人気があった頃には輸出も行われていましたが、栽培面積は減少しました。
甘みがあるので生食で食べたり、加熱して食べられていたそうです。
同じ名前がついていて、種が販売されているのは泉州中高黄になります。
>>泉州中高黄
交配されたもう一つの品種、スイートスパニッシュですが
こちらは米国で育てられていた品種です。
奥州玉葱だけはなく、現在出回っている品種の原型とされています。
この二つを渡辺採種場が掛け合わせ、固定し、できた品種が奥州玉葱になります。
・貯蔵性が良く、萌芽しにくい
吊り貯蔵で1月末まで可能です。
年内は芽が出ないので、長く保存ができます。
・種の寿命は短い
固定種なので種を採取することができます。
種を取るのに向いていますが、採取した種の寿命は特に短く、
高温多湿の環境下では2年持つかどうかくらい、だとされています。
そのため、保存するのには冷蔵庫に入れて保存し、
なるべく早く種を使うようにしてください。
種の寿命を過ぎてしまうと、発芽が悪くなります。
■奥州玉葱の栽培のコツ
・種まきから植え付けまで
一般的な栽培に沿って行います。
あまり大きい苗にしてしまうと、トウ立ちが起こってしまうので、
やや若い苗を植えるようにしましょう。
植え付けは10月下旬~11月初旬が目安です。
植え付けまでは、多湿を好むので、乾燥には注意してください。
・元肥と追肥
長期保存をするなら肥料は少なめにし、中玉くらいに仕上げるようにします。
また、追肥は一般的な晩生品種と同じように行ってください。
・植え付け後
植え付け後は、植え付け前と違い、やや乾燥気味に育てるのが良いです。
・種の採り方
一度タマネギを収穫し、夏の間に一旦保存します。
秋に植えなおして越冬させて、開花した6月、7月頃に種が取れます。
雨が続くと出てこないので、雨よけをして採種するようにしてください。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ 苗の植え方
・ホームタマネギの栽培