タマネギ 大量保存

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タマネギ 大量保存

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大量のタマネギを上手に保存し常備しておくと、とても便利です

 

 

料理の具材のメインとなり、脇役としても様々な料理に使うことができます。

 

また、みじん切り、スライス、くし切り、すりおろしなど、
形状を変えることで、さらに料理の幅が広がります。

 

和食、中華、洋食などなど、タマネギは世界中の国々で食べられていて、
どこの国の料理にも使うことができます。

 

そんなタマネギだからこそ、家庭菜園での栽培も人気があるのかもしれません。
自分で作って自分で消費するなら、たくさん育てて、
収穫した後はできるだけ長く保存しておきたいですね。

 

大量のタマネギを上手に保存し、最後まで食べきるポイントをご紹介します。
>>タマネギの保存方法 も併せてご覧ください。

 

 

[タマネギ 大量保存]

 

 

■タマネギの保存性を高める

 

大量保存する場合、タマネギの保存性を考えてみましょう。
タマネギは、みずみずしい食感と味わいが特徴の新タマネギと、
火を入れた時の甘みとコクがおいしい茶色いタマネギがあります。

 

新タマネギは水分が多く、あまり日持ちしません。
反対に、皮が茶色くなっているタマネギは、
表面を乾燥させているため、保存性が高いのが特徴です。

 

けれど、タマネギを家庭菜園で育てる時、品種や栽培中の手入れ方法によって、
貯蔵性が高くなったり、低くなったりします。

 

まずはタマネギ自体の貯蔵性を高くすると、収穫後の保存が効きやすくなります。

 

・品種選び
タマネギには様々な品種があります。
新タマネギとして食べるのに適している品種や、貯蔵性が高い品種など色々です。

 

その中でも、際立って貯蔵性の高い品種を選んで栽培すると、収穫後も長く保存できます。
種から育てる場合は、種袋に品種の特徴が書かれているので、よく読んでおきましょう。

 

苗から育てる場合も、苗には品種名がついていることが多いので、
購入前にその品種の貯蔵性をネットで調べて選ぶようにすると失敗が減ります。

 

・栽培中の注意点
タマネギは栽培期間の長い野菜で、元肥の肥料や堆肥を入れすぎることがあります。
追肥をする時も、つい肥料を多めに与えてしまいがちすが、
肥料の与え過ぎは良くないので、避けるようにします。

 

タマネギは多肥の状態で育てると、食味が悪く、収穫後の貯蔵性が悪くなります。
また、株が軟弱に育つため、病害虫にかかりやすくなり、
そのせいで貯蔵性が低下することもあるので、要注意です。

 

 

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晴れの日を挟んで収穫できればベストです

 

 

・収穫日は晴れを狙う
タマネギの球部分は、実は葉が集まって分厚くなったものなのです。
何層にも重なっているため、隙間に水分が多く含まれていると、
どうしても腐りやすくなってしまいます。

 

タマネギの収穫をする時は、必ず晴れの日を選ぶようにします。
できれば、収穫の2日~3日前から雨が降っていない日が適しています。 

 

土が乾燥していれば、根に付着する泥の量も減り、そこから病気にかかることも減ります。
また、タマネギ内の水分量も多すぎることがないため、
乾燥が短期間で行え、貯蔵性が高まります。

 

 

・しっかり乾燥
タマネギを大量保存するには、収穫後の乾燥は不可欠です。

 

タマネギの表面を乾燥させることで、余分な水分が抜け、
表面の皮が硬くなって中を保護してくれるので、貯蔵性が高くなります。

 

収穫した後は、1日~3日ほど天日で乾かします。
タマネギが乾いたかどうかの目安は、
首の部分がカサカサに乾いているかどうかで見分けます。

 

 

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畑などに置いて2~3日乾燥させます

 

 

■タマネギ保存のコツ

 

タマネギを大量保存に耐えるように準備したら、次は保存しておく環境を整えます。
一般的に大量のタマネギを保存する時は、
風通しが良く、直射日光と雨の当たらない場所に吊るすのが最適とされますが、
一般家庭ではそういった場所を確保するのが難しいこともあります。

 

その場合は、できるだけタマネギが過ごしやすい場所を作ってあげることで、
長く大量保存することができます。

 

 

風通しが良く、直射日光と雨の当たらない場所に吊るすします

 

 

・大敵は湿気
タマネギの大量保存では、第一に湿気に注意します。
湿気の高い、風通しの悪い場所に置いておくと、
収穫後にしっかりと乾燥させておいても、隙間に湿気が入り込み、
そこから腐ったり、カビがはえます。

 

風通しの良い場所ということで、基本的には戸外で干すことが多いのですが、
雨がかかってしまっても良くないので、戸外での場所の確保が難しい場合は、
室内でも保存できます。

 

室内でも、風通しが良く涼しいく暗い場所なら、十分に長期保存が可能です。 

 

・暗い場所で発芽抑制
タマネギは明るい場所に置いていると、芽が早く出ることがあります。
大量のタマネギを保存する場合は、使い切るのにも時間がかかるでしょう。

 

明るい場所で保存していると、芽がすぐに出て使える分が少なくなります。
直射日光でなくても、室内の灯具類の灯りにも反応するため、
できるだけ暗い場所に置くようにします。

 

どうしても明るい場所しかスペースが確保できない場合は、
新聞紙など通気性が良く遮光のできるものをかぶせておくことで、

暗い環境を作り大量保存することができます。

 

 

重ねると下方のタマネギが傷みがちになります

 

 

・重ねない
大量のタマネギを保存する場合、深型のケースや袋に重ねて保存するのは良くないです。
下の方にあるタマネギが、上に乗っているタマネギの重さでつぶれ、傷みが早まります。

 

浅型のカゴなどに1段ずつタマネギを入れ、
タマネギに負荷がかからないようにカゴを重ねるようにしておけば、
数が多くても重ねて保存することができます。

 

 

■傷んだタマネギから使う

 

大量のタマネギを保存していると、気を付けていても、傷んでくるタマネギが出てきます。

 

その場合は、その傷んだタマネギをすぐに保存場所から取り除き、
使える分だけ使って処分するようにします。

 

傷んだタマネギを健全なタマネギの中に入れておくと、
周りのタマネギの傷みが早くなり、貯蔵性が著しく低下することがあります。 

 

傷んだタマネギは、いつどの場所で発生するか分かりません。
そのため、大量保存中は時々タマネギの状態を1個ずつチェックし、
傷んでいるものがあったら取り除くようにすると、他のタマネギが長持ちします。

 

■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ 苗の植え方
・ホームタマネギの栽培
・タマネギ 肥料



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タマネギ栽培 Q&A

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