タマネギの花言葉
愛らしいネギ坊主
タマネギは現代の日本では、最もポピュラーな野菜の1つです。
たくさんの料理に使えるので、家に常備していると安心です。
ピリリとした刺激がおいしい生の状態も、
甘くとろけるような食感になるまで火を通した状態も、
どちらもタマネギの味わいの魅力です。
そんな親しみ深い野菜であるタマネギにも、花が咲きます。
花言葉は色々な植物につけられていますが、
なんとタマネギの花にまで花言葉はつけられているのです。
タマネギの花言葉とは、どのようなものなのでしょうか。
[タマネギの花言葉]
■タマネギの花言葉
タマネギの花を実際に見たことがありますか?
自分でタマネギを育てたことのある人でも、栽培に成功していればいるほど、
タマネギの花は見ることができません。
というのも、本来であれば春にトウ立ちをするタマネギですが、
栽培する時には春にトウ立ちしないように育てるためです。
トウ立ちしてしまうと、花を咲かせるために力を使ってしまい、
味や食感が悪くなったり、球の肥りが悪く可食部分が減ってしまいます。
そのため、タマネギ栽培をする時には、トウ立ちしないように、
ちょうど良いサイズの苗を植え付けるのがコツとされています。
タマネギの花は、いわゆるネギ坊主のような姿をしています。
春になると、株の真ん中から太くて立派な花茎が伸びてきます。
花茎の先端には袋状のものがついていて、花茎が伸びきったところで、
袋が破れて中から蕾が顔を出します。
花1つ1つはとても小さいですが、1本の花茎につく花数は多いです。
たくさんの星形をした小花が球形に塊となって、花が咲きます。
色は白や紫色をしていて、形や色がかわいらしいので、
実際に咲いているところを見ると、なかなかキレイです。
群植している場所で、すべてのタマネギに花をつけさせれば、
見応えのあるタマネギ花畑になります。
そんなタマネギの花につけられた花言葉は「不死」です。
由来は不明ですが、スーパーなどで市販されているタマネギも、
明るいところに置いておくと芽が出てきます。
それほど生命力が強いタマネギなので、
こういった花言葉がつけられたのかもしれません。
ニラの花もとても可憐です
■ユリ科野菜の花言葉
タマネギはユリ科の野菜です。
資料などによっては、ヒガンバナ科となっていることもあります。
同じユリ科の野菜には、香味野菜として不動の人気を誇る、
ネギやニンニク、ニラなどがあります。
それらの野菜も花も、花自体はタマネギと似ていることが多いです。
ネギが一番タマネギの花と似た花を咲かせます。
ラッキョウの花がこんなに綺麗だとは!
他は少し小花の数が少ないので、
球形というよりは半円形のような形の花をつけることが多いです。
そんなユリ科の野菜には、どのような花言葉がつけられているのでしょうか。
ニンニク=勇気と力
ネギ=愛嬌、笑顔、微笑み
ニラ=多幸、星への願い
ラッキョウ=慎ましいあなた
タマネギの「不死」に比べると、少し柔らかい言葉がチョイスされています。
どれも前向きで、食べると元気になれるユリ科の野菜にぴったりの花言葉です。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・ホームタマネギの栽培