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タマネギ 地植えの栽培
■タマネギ 栽培スケジュール
■タマネギ 栽培データ
英名・学名 onion・allium cepa L.
形態 一年草(二年草)
原産地 中央アジア
草丈/樹高 50cm~60cm
収穫期 5月~6月
栽培難易度(1~5) 2
耐寒性 強い
耐暑性 普通
特性・用途 耐寒性が強い、初心者向き
タマネギの地植えでの育て方には、
いくつかの留意点とコツがあります。
難易度は苗を購入して育てるのか、
種から育てるのかによって大きく変わってきます。
また、タマネギの栽培期間は長く、
その時期にあった方法で管理することが大切です。
[タマネギ 地植えの栽培]
■タマネギ 地植えの栽培
・苗づくり
タマネギの種は、9月上旬から下旬に種を播きます。
苗床には1㎡あたり苦土石灰を100g、堆肥を2~3㎏、化成肥料を100gいれて耕します。
種を播く2週間前には苗床を用意し、土をなじませておきます。
条まきかバラまきにし、種まき後はビートモスをかけます。
水をしっかりと与えた後は寒冷紗で覆います。
発芽後は寒冷紗を取り除き、本葉2枚まで育てます。
>>タマネギ 苗の作り方
>>タマネギ 苗の選び方
・畑の準備
タマネギの苗の植え付けは11月上旬から下旬に行います。
畑は植え付けの2週間前に準備します。
1㎡あたり苦土石灰を100g、堆肥を2~3㎏、化成肥料を100~120g入れて耕します。
畝は2条植えでは90㎝幅、4条植えでは120㎝幅にし、15㎝の高さにします。
畝には黒マルチをかけておくと雑草の管理が簡単です。
黒マルチを張ると元気に育ちます
・定植
タマネギの苗の大きさにばらつきがあれば、
大きさによって分類しておきます。
大きな苗と小さな苗を混ぜて植えると、
小さな苗が育たなくなるからです。
苗の株間は10~12㎝とります。
マルチに竹べらで穴を開け、苗を植え付けていきます。
植え付け後は畝の間に水をはります。
・除草
タマネギの植え付け後は、雑草の管理が大変重要になります。
雑草が生えると、タマネギの苗が雑草の勢いに負け、育たなくなってしまいます。
黒マルチで畝に雑草が生えるのを予防するほか、
畝間にも雑草が生えないように管理が必要です。
・追肥
タマネギの栽培では、追肥も重要です。
植え付け2週間後、1月、2月~3月の3回に分けて追肥を行います。
化成肥料を1㎡あたり40g施します。
・水やり
タマネギは乾燥に弱い植物です。
乾燥しないように水を与えますが、黒マルチをかけているときは畝間に水をはります。
・越冬中の管理
冬季も乾燥するようならば水やりを欠かさないようにします。
極早生品種は12月中旬から3月中旬までビニールトンネルで覆います。
・春からの管理
3月を過ぎると、タマネギは根数や葉数が増えていきます。
4月からは茎葉が増大し、タマネギが肥大していきます。
3回目の追肥は3月下旬までに施します。
雑草の管理と病害虫の発生に気を配ります。
葉が倒れたら緑色のうちに収穫します
・収穫時期
3月には間引いた苗を、
4月~5月には葉タマネギを収穫できます。
5月から6月の中ごろにタマネギの根元が太り茎が倒伏してきたら、
葉が緑のうちに、本格的なタマネギとして晴天の日に収穫します。
収穫後は茎を束ねて風通しの良い場所で保管します
貯蔵しやすいタマネギは、極早生種、早生種、中生種、中晩生種、
の順だと言われています。
詳しい収穫方法、保存方法は、後述します。
■病害虫
アブラムシ:大量に発生し、葉の汁を吸うほか、ウイルス病を媒介します。
ハモグリバエ:ウジ虫が葉に潜って食害します。葉に細かな白い線ができます。
アザミウマ:細長い虫が葉に潜り、汁を吸います。葉にかすり状の斑点ができます。
さび病:葉にかすり状の小さな斑点ができます。
軟腐病:葉鞘部が黄色く軟化し、腐敗していきます。
■タマネギ 地植え栽培のコツ
1.植え付ける地域に適した品種を選びます
2.品種ごとのタネまき・植え付け時期を適切に
3.収穫時期は、よく観察して良い状態で獲ります
タマネギとほうれん草のトマト煮
タマネギ 3月の肥料
タマネギは栽培期間が長く、肥料をたくさん必要とする野菜です
元肥だけでは肥料成分が足りなくなるため、追肥が肝心です。
一般的に、タマネギの追肥は3回行いますが、
追肥を行う時期は、ほぼ決まっています。
特に3月に行う追肥=(止め肥)が大切な作業です。
時期を間違えると、貯蔵性が悪くなるので注意して与えてください。