タマネギ苗 倒れる
タマネギ苗を植え付けた後、多少倒れてもそれほど心配ではありません
プランターの植え付け
タマネギを育てるために苗を植え付けた後、
なぜか倒れてしまうことがあります
苗が倒れた時、すぐに対処しておいた方が良い場合と、
そのままにしておいても良い場合がります。
原因を見極められるようになれば、
タマネギ栽培の成功への道が開けます。
[タマネギ苗 倒れる]
■浅植えになっている
タマネギの苗を植え付ける時、
根に近い白い部分が土に埋まるようにします。
この時、あまりにも浅く植え付けてしまうと、
ちょっとした風などですぐに苗が倒れるようになります。
タマネギは意外と根が浅いので、植え付けが浅いと、
株が大きく育つほどに苗が倒れやすくなるので注意が必要です。
また、タマネギ苗をホームセンターなどで束で購入した場合や、
自分で育苗したものをばらした場合、根が露出した状態になっています。
この露出している根を、
植え付ける時に土の中に入れてあげることもポイントの1つです。
根が土の外に出てしまっていると、
うまく根付かずに生育不良になり、倒れやすくなります。
タマネギ苗を植え付ける時は、指で根が入るくらいの穴をあけてから、
根を土の中に入れ、適切な深さまで苗を穴に入れて、
調節しながら土を寄せて押さえます。
根は土の中で育つものなので、
外には出ないように植え付けましょう。
>>タマネギ 苗の植え方
か細いタマネギ苗は霜や霜柱にあてないようにします
■霜に当たった
タマネギの苗を植え付けた後、寒さが本格化してくると、
地域によっては霜が降りるようになってきます。
まだ弱々しい苗の状態のタマネギは、
霜に当たることで葉を傷めることがあります。
また、地面に霜柱が立つことにより、
根が浮き上がって倒れることもあります。
しっかりと植え付けていても、
霜柱で根が浮くと、倒れやすくなってしまいます。
そんな時は、株元をマルチで覆うのがお勧めです。
植え付け前に、地植えでは黒マルチをかぶせておくのも良いですし、
容器栽培では株元にもみ殻やワラなどを敷くことで、霜避けになります。
ベランダや屋上では、強風に注意します
■強風に当たった
しっかりと植え付けても、台風やビル風などの強い風に当たることで、
苗が根本から倒れることがあります。
タマネギ苗が根本から倒れているのを見つけたら、
またすぐに植えなおしてあげましょう。
特に苗を植え付けた直後は、
まだ根もしっかりと張っていないので倒れやすいです。
反対に、冬を越えた後、株が大きくなってきた頃も、
風の抵抗を受けやすくなるため、倒れやすい場合があります。
緑色の葉の部分が折れて倒れているだけなら、
そのままにしておいて問題ありません。
自然とまた立ち上がってきます。
こちらは、収穫開始のサイン=嬉しい倒れ方です!
■収穫間近
収穫期が近づいてくると、タマネギは自然と倒れます。
これは球が肥大することで、軸の中が空洞化して弱くなるためです。
軸の中が空洞化して弱くなったところに、
ちょっとした風が吹いたりすると簡単に倒れます。
収穫期が近づいた時に、こういう風に倒れた場合は、
タマネギの自然な現象なので、特に何もする必要はありません。
採り遅れのないよう、収穫の準備をしておきましょう。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・ホームタマネギの栽培