タマネギ苗 植え付け時期
タマネギ栽培、苗の植え付け
夏の終わりに球根状態のホームタマネギ(オニオンセット)を植え付ける方法と、
苗を植え付ける方法です。
どちらの方法で育てるにしても、植え付ける適期は決まっています。
けれど、早晩生(そうばんせい)のないホームタマネギは良いものの、
品種によって早晩生が発生する苗からタマネギを育てる方法では、
植え付けの時期は同じで良いのでしょうか。
極早生、早生、中生、中晩生品種の苗の植え付け時期についてご紹介します。
[タマネギ苗 植え付け時期]
■早晩生別の植え付け時期
ホームタマネギで育てるタマネギは、
基本的に極早生~早生のタイプを使うことがほとんどのため、
植え付け時期は同じと考えて良いでしょう。
ところが、たくさんある品種から選んで育てる苗からの栽培では、
品種によって早晩生が異なります。
極早生の品種と中晩生の品種では、
収穫時期に1ヶ月半も差が生まれることがあります。
一般的なタマネギの苗の植え付け時期は、11月上旬~11月下旬といわれています。
けれど、収穫時期の異なる極早生と中晩生では、植え付け時期は同じなのでしょうか。
実は、品種によって早晩生が変われば、植え付けの適期は違ってきます。
11月上旬~11月下旬というのは、
あくまでもタマネギ全体を見た時の植え付け適期の指標です。
では、早晩生によって、どれくらい植え付け時期が異なるのでしょうか。
極早生種マッハ
・極早生
極早生品種のタマネギは、収穫時期が早い品種です。
その分、植え付け時期も少し早めになります。
目安としては、11月上旬~11月中旬植え付けとなります。
これはあくまでも目安としての植え付け時期です。
品種や栽培する作型により、10月下旬が植え付け時期となる場合もあるので、
それぞれの品種や作型に合わせて植え付け時期を少し早めるようにします。
ただし、栽培する地域やその年の気候によっては、
10月下旬でもまだ気温が高すぎる場合があります。
その場合、真冬になる前に大きく育ちすぎることがあるので、注意しましょう。
家庭菜園では、一般的な適期である11月上旬~11月中旬に植え付けるのがお勧めです。
・早生
早生タイプの品種は、極早生よりは収穫時期は少し遅くなりますが、
中生や中晩生タイプの品種に比べると、やや早くなります。
植え付け時期は最も平均的で、11月中旬~11月下旬となっています。
11月上旬に植え付けを行っても良いのですが、
気温が高い日が続くと定植した苗が大きく育ちすぎてしまい、
冬の間に冷害を受けやすくなります。
反対に、12月に入ってからの植え付けだと、
気温が低すぎて定植後の根の活着がうまくいかず、
弱々しいまま冬を迎えることとなります。
弱い苗は冬の寒さに耐えられず、枯死することもあります。
晩生ラッキー
・中生、中晩生
中生、中晩生タイプの品種を育てる場合は、
11月下旬~12月上旬が植え付け時期となります。
収獲適期が遅い分、植え付け時期も遅いと覚えておくと良いでしょう。
ただし、12月上旬が植え付け時期の限度です。
これよりも遅い植え付けとなると、気温が低すぎて活着がうまくいかないので、
植え付けが遅れないように注意しましょう。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期