タマネギ 3月の肥料
タマネギは栽培期間が長く、肥料をたくさん必要とする野菜です
元肥だけでは肥料成分が足りなくなるため、追肥が肝心です。
一般的に、タマネギの追肥は3回行いますが、
追肥を行う時期は、ほぼ決まっています。
特に3月に行う追肥=(止め肥)が大切な作業です。
時期を間違えると、貯蔵性が悪くなるので注意して与えてください。
■タマネギ 3月の肥料
1.タマネギの追肥の与え方
タマネギの追肥は、栽培期間中3回行います。
1回目の追肥は1月の中旬に、
2回目の追肥は2月の中旬に行います。
タマネギは葉に先行して根が伸び、肥料を吸収します。
2回目までの追肥は、3月に気温が上がってから生長を始めるための栄養分です。
まだ気温が低く生長が葉の生長がゆっくり進んでいる時期から、
根はすでに春に備えて栄養分を蓄えているのです。
3回目の追肥=止め肥は、3月中旬に行います。
2.3月の追肥の役割
3月の追肥は、春になってりん葉ができ、肥大していくための栄養分になります。
つまり、タマネギの形ができてそれが大きく生長する為に必要なのです。
タマネギの肥大は、4月の中旬ごろから始まり、6月の収穫時期まで続きます。
3回目の肥料を与え過ぎると、貯蔵性が悪くなります
3.3月の追肥の時期
3回目の追肥は大きなタマネギをつくるためにとても重要な肥料です。
肥料の量は、畑1㎡あたり化成肥料40gです。
肥料はリン酸成分を多く含み、窒素成分を控えめにします。
4月に球が肥大し始める時期に土壌に窒素成分が多く残っていると、
球の肥大し始めるのが遅くなってしまうからです。
タマネギの3月の追肥は重要で、遅くても3月中旬には追肥を行いましょう。
タマネギの球が大きくなるのを見ていると、
肥料を与えたほうがもっと大きなタマネギになるのではないかと思ってしまいます。
3月の中旬の追肥では、球の肥大が始まる時期に、
肥料切れを起こすのではないかと心配になるかもしれません。
確かに、球の肥大が始まる時期に肥料与えるとタマネギの球は大きくなります。
しかし、大きくなりすぎたタマネギはしまりがなく、腐りやすくなってしまいます。
また、遅い時期の追肥は、病害虫の発生を招いてしまいます。
3月中旬に与えた肥料は充分タマネギを大きく育ててくれます。
3月の追肥を行った後は、大きく育っていくタマネギを温かく見守っていきましょう。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期