レッドアロー
レッドアローは暖地で4月上旬から収穫できる赤タマネギ品種で、
赤タマネギの中でも早く収穫でき、新タマネギとして楽しむこともできます。
食味は良好で、辛みが少ないため、サラダなどの生食に向いています。
レッドアローの特徴や育て方をご紹介します。
[レッドアロー]カネコ交配
■レッドアローの特徴
・極早生の赤タマネギ
一般的な赤タマネギは中晩生品種が多く、収穫が8月頃です。
レッドアローは極早生品種なので、4月から収穫することができます。
もう少し早くから収穫したての赤タマネギを楽しみたいという方に最適な品種です。
極早生品種は暖地での栽培に向いていて、
保温できるような資材があれば中間地でも栽培ができます。
冷涼地での栽培は難易度が高く難しいです。
基本の栽培は、極早生品種と同様に行えます。
・草勢は大人しめ
生育旺盛なほうではなく、草勢はやや大人しいです。
そのため、やや肥料を多めにする必要があります。
特に、越冬前の葉数は重要で、葉数が揃っていないと越冬が難しいです。
葉数を揃えるため、元肥をやや多めに与えておくとと、葉数が揃いやすいです。
葉は短めで、草姿はやや立性をしていて、コンパクトな見た目をしています。
トウ立ちや分球の発生は少ないです。
・過肥大しにくい
形はやや甲高で、大きさはLサイズに揃います。
Lサイズ以上になることが少なく、過肥大しにくいです。
小さすぎたり、大きすぎたりすることがないです。
・辛み、独特な香りがマイルドで食べやすい
外皮は濃い紅色をしていて、
内部の発色は、外側の鱗片から3枚くらい発色したくらいが収穫時期です。
一般的な赤タマネギより中心部まで発色はしにくいです。
食味はタマネギ特有の辛み、香りはマイルドで、生食に適しています。
■レッドアローの栽培のコツ
・種まき
種まきの時期、栽培の基本は、極早生タマネギと同じように行います。
種まきは9月上旬から中旬に行い、10月末~11月上旬に植え付けをします。
・肥料
草勢が大人しい品種なので、元肥、追肥を多めに与えます。
3回目に行う追肥は遅れないように注意します。
・収穫
早くて4月上旬から、遅くとも4月中旬から収穫が出来ます。
倒伏の揃いが良いので、倒伏しきってから収穫します。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期