ロッサトンダ
ロッサトンダ
ロッサトンダは海外で栽培されている赤タマネギ品種で、
イタリアでは一番有名で、人気のあるタマネギです。
茎に近い部分は紅色、根に近づくにつれてピンク色になる珍しい品種です。
ロッサトンダの特徴や育て方をご紹介します。
[ロッサトンダ]HORTUS社
■ロッサトンダの特徴
・イタリアで最も栽培され、有名な品種
主にイタリアで栽培されていて、海外の品種の中でも有名な品種です。
見栄え、食味が良いため現地では人気があり、市場にたくさん並んでいます。
HORTUS社の品種で、種の入手はやや難しいですが、
個体種なので、種を入手し、育てて種を採ればまた同じタマネギが収穫できます。
・秋まき栽培に適している
日本で栽培する場合、秋まき栽培の作型に適しています。
収穫は5月~6月なので、中生~中晩生くらいの熟期です。
基本的な栽培は特に変わりはありません。
暖地、中間地、冷涼地で栽培ができますが、
寒さの厳しい一部冷涼地では栽培が難しくなることもあります。
・紅色~ピンク色になる
表皮はレッドピンクに近い色をしていて、
首部が一番色が濃く、根に近づくにつれて色が薄まります。
内部の発色は良好ですが、中心部に近くなるにつれて、白色になります。
早どりが可能で、早どりをすると内部は白色です。
・食味は甘く、香りも強い
食味、香りは特に優れています。
甘みが強く、香りもマイルドで、そのまま食べても美味しいです。
水分が多いため、長期の保存は不向きで、
収穫し始めたらなるべく早めに食べるようにすると無駄が少ないです。
■ロッサトンダの栽培のコツ
・基本は秋まき栽培に沿って行う
一般的なタマネギと同じように栽培ができます。
種から育てるので、冷涼地で8月下旬~9月上旬、
中間地で9月中旬、暖地で9月下旬が種まきの適期です。
早まきによる大苗の植え付けは避けます。
・収穫は5月~6月
収穫は暖地で5月、中間地で6月頃から始まります。
全体の8割くらいが倒伏してから収穫すると確実です。
早く収穫する場合は倒伏する前に行います。
適期の収穫ならレッドピンクをした赤タマネギを、
早く収穫すれば白色に近いタマネギが収穫できます。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期