大緋球
大緋球
大緋球(だいひきゅう)は、
株式会社タカヤマシードから販売されている中生の赤タマネギ品種で、
生育旺盛で大玉になり、発色も良い品種です。
苗の取り扱いが無いので、通販などで種を入手することができます。
大緋球の特徴や栽培のコツをご紹介します。
[大緋球]タカヤマシード
■大緋球の特徴
・早生、晩生の中間の中生品種
熟期は赤タマネギの中では早いほうで、中生です。
大体、5月下旬から収穫ができます。
収穫したい時期に合わせて品種を選ぶと良いです。
・雄性不稔性利用のF1種
大緋球はF1品種で、種を採ることはできません。
雄性不稔性という性質を使い、花粉の形成がされないので、
受粉することもありませんし、種が作られることがありません。
・生育旺盛で玉肥大に優れる
草勢が強く、生育も旺盛でよく育ちます。
特に、玉肥大期の肥大性がとてもよく、多収品種です。
・黄タマネギより大きくなる
栽培にもよりますが、1玉あたり350gと、
一般的な黄タマネギより大きくなります。
玉の締まりも良く、大きさや形もよく揃います。
大緋球は大きい赤タマネギを栽培したい方には最適ではないでしょうか。
■大緋球の栽培のコツ
・種まき、植え付けは適期に行う
トウ立ちや分球を防ぐため、早まきは避けるようにします。
中間地や暖地で9月下旬頃、一部冷涼地で9月上旬までが種まきの時期です。
それより遅れてしまわないようにします。
植え付けは11月中に行います。
・施肥は3回に分ける
施肥は、元肥と追肥2回を基本とし、計3回とします。
1回目の追肥は1月下旬、2回目の追肥は3月中旬までに行い、
特に2回目の追肥は遅くならないようにします。
3月中旬以降に与えてしまうと、腐敗などの原因になります。
・収穫は5月下旬から
収穫は暖地で5月下旬から収穫ができます。
この時期に収穫するのが一番適している作型です。
一部冷涼地でも6月中下旬までには収穫ができます。
赤タマネギは日持ちしにくい特徴があるので、3ヶ月を目安に食べきるようにし、
貯蔵は涼しい場所で乾燥させ、腐らないように気をつけます。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期