濱の宝
浜笑
スーパーハイゴールド
スーパーハイゴールド
極早生品種よりも早く収穫する品種です。
サカタのタネから販売されています。
[スーパーハイゴールド]
■スーパーハイゴールドの特徴
・極早生品種よりも早い収穫
極早生品種よりも早く収穫することができる品種です。
同じ極早生品種には、浜笑、スーパーアップなどがあります。
ちなみに、スーパーアップのほうは超極早生品種の中でも一番早く収穫できます。
スーパーハイゴールドは、甲高種の中では早く収穫できます。
場所によっては3月中旬頃から収穫が始まります。
・品質が良いものが収穫できる
肥大性が良く、大きさは240~320gになります。
特に、春先、倒伏してからの肥大性が良いです。
また、大きさや形がよく揃い、裂球や分球、
トウ立ちがほとんどないので良いものが収穫できます。
春先の肥大が早いので、大きい苗を植えてしまうと、分球や
トウ立ちが起こりやすくなります。
・暖地向き
栽培は中間地、暖地に向いていますが、サカタのタネでは暖地での栽培を推奨しています。
タマネギは元々寒さにはやや弱いですし、
気温が下がって雪が降るような冷涼地では育てるのはとても難しいです。
冷涼地でも、ハウスなどを使って保温し、寒さをしのげる環境があれば
育てることができます。
マルチや敷きワラを使うと良い球ができます
■スーパーハイゴールドの栽培のコツ
・種まき、植え付け
種まきは9月上旬~中旬を目安にします。
早まきしてしまうと、分球などが起こる原因となりますので、
適期に種まきをして良い苗を作り、植え付けを行うようにしてください。
植え付けの時期は10月~11月中旬が目安です。
・密植栽培が可能
葉が立性なので密植栽培が可能です。
密植をするとやや小さめのタマネギになりますが、その分たくさん収穫することもできます。
・冬の間の管理
冬の間に肥料切れにならないように注意します。
また、乾燥しないようにマルチや敷きワラを使うと良いです。
・収穫
収穫時期は3月下旬が目安になります。
栽培によってはもう少し早くから収穫ができます。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ 苗の植え方
・ホームタマネギの栽培
・タマネギ 肥料
錦毬
錦毬
タマネギの錦毬(キンキュウ)はカネコ種苗から販売されていて、
ゴールデンウィークの時期に収穫できる品種です。
[錦毬]
■錦毬の特徴
・短期貯蔵が可能な早生品種
早生品種ですので、早くからの収穫に向いています。
貯蔵には不向きですが、一ヶ月程度の短期貯蔵なら可能です。
・大玉品種
早生品種には珍しい大玉のタマネギです。
同じくカネコ種苗から販売されている浜育と同じくらい大きく、
大きさは300g~320gくらいになり、収量が多いです。
形は甲高で美しい丸玉になり、揃いも良いです。
・作りやすく家庭菜園にもピッタリ
この錦毬は草勢が強く、生育も旺盛ですので、病気にも強い品種です。
裂球や分球、トウ立ちが起こりにくいので育てやすいです。
・料理の幅が広い
収穫してすぐに食べる場合は薄く切り、サラダとして食べるのも良いですが、
サラダ以外には炒め物などにも向いていて、
特に、タマネギを煮るような料理にしても美味しい品種です。
サラダから、炒め物、煮込み料理など大活躍してくれます
■錦毬の栽培のコツ
・種まきと苗作り
極端な早まきを避けて暖地、中間地ともに9月半ば頃を目安に種まきをしてください。
苗床にはチッソ分を控えめにし、リン酸、カリが効くようにします。
チッソ分が多いと大きい苗に育ってしまいます。
大きい苗にしてしまうと、分球、トウ立ちが起こりやすくなります。
種まきをして50日~60日が植え付けの時期になります。
10月終わりから11月上旬が目安になります。
植え付けが遅くなる場合は、マルチを使うと良いです。
・元肥と追肥
元肥はリン酸とカリを多めにしてください。
追肥は2回~3回行いますが、草勢に応じて追肥するようにします。
年明けの1月頃の肥料切れ、乾燥には注意し、乾きに応じて水やりをします。
・収穫時期
暖地、中間地ともに早ければ4月下旬から、
だいたいゴールデンウィーク頃には収穫ができます。
収穫してから一ヶ月程度は貯蔵ができますので、
風通しの良い場所で貯蔵するようにしてください。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ 苗の植え方
・ホームタマネギの栽培
・タマネギ 肥料
浜育
浜育
浜育(ハマソダチ)はカネコ種苗から販売されているタマネギ品種です。
[浜育]
■浜育の特徴
・サラダ向き
早生品種で、サラダに向いているタマネギです。
食味はとても良く、肉厚でジューシーさがあり辛味が少ないです。
肉質はやわらかく、繊維が少なく、甘みが強いタマネギなので生食に最適です。
・生育が良く育てやすい
早生品種ですが、比較的育てやすい品種です。
生育が旺盛で、トウ立ち、分球の発生が少ないので、
安定して栽培、収穫が出来ます。
・早生品種の中でも収量が多い
早生品種のタマネギの大きさは小さいものが多いですが、
浜育は肥大性が良く、大きさは250g~300gと大きく、収量が安定しています。
また、甲高の形をしていて、大きさ、形ともに揃いが良いです。
・冷涼地でも栽培が可能
暖地、中間地のほか、冷涼地でも栽培が可能ですが、
積雪のある地域では栽培が難しくなりますので注意してください。
■浜育の栽培のコツ
・種まき
種まきは暖地、中間地ともに9月中旬が目安になります。
極端に早まきをしてしまうと、トウ立ちや分球が発生しやすくなります。
大苗も同様ですので注意してください。
植え付け後、活着を促すために、苗床にはリン酸肥料を多めに入れてください。
・植え付け
種まき後、約55日が植え付けのタイミングです。
適期に植え付けを行うことで、その後の生育が良くなります。
・肥大期までの育て方
早生品種は肥大期までに葉の枚数を確保しなければなりません。
年内の葉の枚数は5~6枚が理想ですので、極端に少ない場合は、
枚数を確保するために水やりや追肥を行って生育を促します。
この際、葉数確保のための追肥は年内までとして、肥料が遅くに効かないようにします。
肥料の遅効きは肥大、品質低下の原因となりますので注意してください。
・追肥
追肥は、葉数確保の12月に一回、年が明けて2月頃にもう一度追肥をします。
化成肥料を使い、1㎡あたり50gを与えてください。
・収穫時期
4月中旬~5月上旬が収穫時期です。
収穫が遅れてしまうと、品質が低下しますので、適期に収穫するようにしましょう。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ 苗の植え方
・ホームタマネギの栽培
・タマネギ 肥料