人気の投稿とページ
アタック
アタック
アタックは、多くの品種を育成しているタキイ種苗株式会社の、
中晩生品種で、人気が高いタマネギです。
アタックは、タマネギの品種の中でも、家庭菜園向きと言われている品種で、
家庭菜園初心者の方でも比較的作りやすく、失敗が少ないと言われます。
家庭で採れた野菜を食卓に並べ、美味しく食べられるのは、
本当に、家庭菜園の醍醐味ですね。
[アタック]タキイ種苗
■アタックの特徴
・高品質
一球、約320グラムの重さになり、しっかりと丸いタマネギができます。
それでいてアタックは、色ツヤも良く、中身もギュッとしまっているので、
高品質のタマネギが多く収穫できます。
・味
辛みが少なく、甘みが強い品種なので、そのまま生で食べても美味ですし、
親子丼や、カツ丼、煮物類などの、甘い味付けのメニューとも相性が良いです。
タマネギが食べられないというお子さんも多いですが、
アタックであれば、シチューや甘煮で美味しいと食べてくれるのではないでしょうか?
・貯蔵性が高い
家庭菜園で採れた野菜を全て綺麗に使い切るのはなかなか難しいもので、
私の場合は、それぞれの野菜に合った貯蔵法で保存して使うようにしています。
家庭菜園で採れた野菜をおすそ分けしてくださる方がいますが、
収穫量が多すぎてしまうことって、良くあるものです。
アタックの場合は、耐湿性に優れているため、非常に貯蔵性が高いです。
タマネギ独特の吊り貯蔵や、冷蔵貯蔵をするだけで、2月末頃までの貯蔵が可能です。
6月くらいに収穫できるので、約8ヶ月も貯蔵しておくことができます。
野菜を育てる者にとっては、嬉しい限りです。
間引いたタマネギとニンジンでホワイトシチュー作ったら、超美味!
■アタックの栽培のコツ
・病気に強い
家庭菜園でタマネギを育てるにあたって、一番厄介なのは、病気です。
しかし、アタックは灰色腐敗病や、黒カビ病などの病気に強い品種なので、
安心して、元気に育てることが容易です。
・栽培スケジュール
冷涼地の場合、9月頭頃に植え付けを行います。
中間地ならば、9月中旬、暖地ならば、9月末頃が理想です。
暖地の場合は、1月~2月に定植させることもできます。
収穫は、暖地で5月末~6月くらい、冷涼地でも6月中頃までには行えます。
*現在、種は販売されていないようです。
トップゴールド320
トップゴールド320
トップゴールド320は、超極早生種のタマネギの品種名です。
暖地の秋まきならば、秋に種まきをして、翌年の3月中旬以降には収穫ができます。
一般的な晩生種のタマネギは、6月以降の収穫ですので、
トップゴールド320がいかに早いかが分かると思います。
[トップゴールド320]タカヤマシード
■トップゴールド320の特徴
・サラダ用タマネギ
超極早生種は、みずみずしい食感が楽しめるので、サラダ用タマネギとも呼ばれます。
トップゴールド320も、水分量、糖度が高く、辛みが少ないので、
オニオンスライスサラダは絶品です。
・収穫が早い
超極早生種であるトップゴールド320は大体、9月上旬~9月中旬頃に種まきし、
翌年3月中旬~4月には球が肥大し、他のタマネギと比べて早い収穫が見込めます。
・多収性品種
重さは約250グラムくらいで揃いが良く、収穫量も多いタマネギです。
・作りやすい
抽苔、分球が少なく、初心者の方でもつくりやすい品種です。
トップゴールド320、サラダにも抜群!
■トップゴールド320の栽培のコツ
・気温と土作り
トップゴールド320はやや温暖な気候を好みます。
暖地~中間地くらいの栽培地が望ましく、土は砂壌土が適しています。
マイナス7~8度くらいになると枯れてしまうので、
寒冷地の場合、栽培ができないこともあります。
・種まき
暖地の場合、9月10日~15日くらい、
中間地の場合、9月1日~9月5日くらいが適期です。
非常に適期が短くなっているので、種まきの日程に気を付けます。
また、時間が取れないからといって、極端な早まき、遅まきは辞めましょう。
分球のリスクが高まるので、大体、上記の日程に合わせてください。
定植時は、やや深植えにすると良いです。
・セット栽培
セット栽培は、苗からつくるのではなく、
セット球を植え付けてつくるタマネギの栽培方法です。
>>セットタマネギの栽培
トップゴールド320は、このセット栽培も可能で、最高すれば、
本来は収穫できない真冬にタマネギを収穫することができるようになります。
セット栽培の場合、ハウスやトンネルを使い保温する必要がありますが、
家庭菜園でも行えるので、ぜひ、挑戦してみてはいかがでしょうか?
>>タマネギの収穫時期
湘南レッド
湘南レッド
湘南レッドは、その名前の通り、赤い色が特徴で、
可愛らしい小さめサイズのものが出回っています。
ラッキー同様、生食専用といわれているタマネギですので、
まずは、生で食べる方法をお試しください。
[湘南レッド]サカタのタネ
■湘南レッドの特徴
湘南レッドは、「湘南」の名前の通り、
神奈川県の、農業技術センターが育成している品種です。
一般的にタマネギと言えば、黄色や茶色を思い浮かべますが、
こちらのタマネギは濃い赤紫色をしています。
初めて見る印象としては紫が美しくビックリしてしまう方もいるかも知れませんが、
とても食べやすいタマネギですので、お子様にもおすすめです。
・食べやすさ
赤いタマネギというと、辛みが強そうなイメージがありますが、
ツーンとするような臭いや、辛みは他のタマネギと比べて少なく、
とてもみずみずしく食べやすいタマネギです。
生食専用のタマネギですので、オニオンスライスサラダがおすすめです。
塩で軽く揉んでから水にさらすと、より辛みや苦みが抜けます。
■湘南レッドの栽培のコツ
・種まきの適期
種まきの適期は、9月の下旬です。
とても生育が良く、草が伸びるので、早まきは避けた方が良いです。
また、肥料過多(特に茎葉の伸びる窒素分)も良くありません。
・熟期
湘南レッドは、中~晩生の品種です。
一般的には、5月中旬頃から肥大がはじまり、
6月中旬頃には収穫できる大きさまで育ちます。
・収穫、貯蔵
湘南レッドは貯蔵性が低いため、収穫してからすぐに食べるのがお勧めです。
そのため、収穫は倒伏する前の天気の良い日を狙って、早めに行います。
まだ葉が青くても、収穫時期を迎えているのであれば、収穫してしまいましょう。
■お勧めの食べ方
とてもみずみずしい湘南レッドは、オニオンスライスにしても美味しいですが、
ざく切りにして、バーニャカウダソースに付けて食べるのもとてもおすすめです。
温かく味の濃いバーニャカウダソースと、
みずみずしいタマネギの組み合わせは、最高です。
>>タマネギの収穫時期