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フォーカス
フォーカス
フォーカスは、葉タマネギとしても楽しめるタマネギの極早生種です。
1つのタマネギで、2種類の食べ方を楽しめるので、
家庭菜園にも向いている品種です。
[フォーカス]
■フォーカスの特徴
・3月に収穫できる
マッハや、チャージなどの他の極早生種の収穫期は4月に入ってからですが、
フォーカスは、極早生種の中でも早く、3月からの収穫が可能です。
あまり貯蔵性が高いとはいえないので、中生種、晩生種と組み合わせて、
2品種のタマネギをつくることをお勧めしたい品種です。
・葉タマネギとして食べられる
通常のタマネギとして食べることももちろんできますが、
フォーカス栽培を行うならば、ぜひ、葉タマネギとしても味わって欲しいです。
葉タマネギは、タマネギの玉が肥大する前に収穫した早採り野菜です。
季節は限定されますが、ミネラル、ビタミンも豊富に含まれていて、
緑黄色野菜としての栄養価の高さが魅力的です。
葉タマネギは生でも、シチューなどの煮込み料理でも美味しく食べられます。
体力増強、風邪対策にも適しています。
・作りやすい
とう立ち、分球も起こりにくく、たくさん収穫することができます。
病気にも強いので、初心者向きの品種としても知られています。
■フォーカスの栽培のコツ
・栽培スケジュール
中間地の場合、8月下旬~9月頭頃が植え付けの適期です。
暖地の場合はもう少し遅く、9月中旬頃が適期となっています。
この適期に育て始めると、
3月中旬~下旬頃にはしっかりとしたタマネギが収穫できます。
採れたタマネギは、厚みのある扁円球で、とても形が良くそろいます。
ただし、北海道や東北地方などの寒冷地では、
栽培に適さない場所がほとんどです。
・種まき
幅1メートルくらいの苗床に、条まきし、種が隠れる程度の覆土をします。
その後、ワラや、籾殻で軽く覆い、発芽まで乾かさないようにして管理します。
発芽適温は、約15度~25度です。
発芽適温、水分条件を満たしていないと、
発芽しないこともあるので注意してください。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・ホームタマネギの栽培
マッハ
マッハ
マッハは、極早生種の品種で、
通常よりも早い4月頃からの収穫が可能です。
極早生種は一般的に貯蔵するのには向かないとされていますが、
マッハならば、8月末頃まで貯蔵できます。
貯蔵性に優れた品種と同時に育てれば、
長い間、家庭菜園で採れたタマネギを食卓に並べることができます。
[マッハ]
■マッハの特徴
・生育が良い
草勢旺盛で、低温肥大性に優れています。
耐寒性、耐病性に優れているので、とてもつくりやすい品種です。
・扁円球
マッハは、丸いタマネギというよりは、扁円球の形をしています。
タマネギっぽいか? と言われると、そうではありませんが、
扁円球形タマネギは、包丁で切るとき、安定性があり調理しやすいと思います。
・高品質
色艶も良く、首部も良くしまっているので、切り玉に適しています。
貯蔵も、吊り玉ではなく切り玉のまま行えるのはありがたいですね。
■マッハの栽培のコツ
・栽培スケジュール
中間地の場合、9月中旬頃に植え付けます。
マルチ栽培をする場合は、大体9月下旬頃に植え付けることになりますが、
収穫期にさほど差はないため、マルチ栽培でなくても良いでしょう。
暖地の場合は、9月下旬頃に植え付けます。
マルチ栽培に関しては、中間地同様です。
・早期収穫のために
マッハは、極早生種なので、早どりできるところが一番の特徴であり、魅力です。
4月中旬頃の早い収穫期に良いタマネギを得られるよう、
冬場の生育を抑え、早春から追肥で肥効を高めるようにすると良いでしょう。
マルチ栽培の場合は、全て元肥として肥料を与えますが、
露地栽培の場合は、年明け頃と、2月中旬頃を目安に、追肥を与えてください。
・収穫
収穫は、4月中旬~下旬が適期とされていますが、タマネギの場合は、
葉や茎が黄色っぽくなり、茎が折れ曲がって倒れた頃を目安にすると良いです。
・保存方法
マッハは、一つずつ新聞紙に包んでからカゴに入れ、
風通しの良いところで管理すると、
比較的長い期間貯蔵しておくことができます。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・ホームタマネギの栽培
チャージ
チャージ
チャージは、4月下旬~5月上旬に収穫できる、
極早生種のタマネギに分類されます。
他にも、早生種、極早生種のタマネギはいくつかありますが、
他の早生品種よりも遅くまくことができ、育苗も約50日くらいです。
早く収穫できるので、作りやすく、
家庭菜園に向いている人気品種の一つです。
[チャージ]
■チャージの特徴
・肥大が早い
4月下旬頃より収穫できるタマネギですが、
玉太りも良く、収量性が高くおすすめです。
球に近くまんまると太ったタマネギは、
形も抜群で、玉揃いも良く、食味も優れています。
・丈夫で育てやすい
灰色腐敗病など、タマネギがかかりやすい病気になりにくい特徴があります。
生育も旺盛なので、栽培難易度は低く、
初めてタマネギを栽培する方にもおすすめできる品種です。
・チャージⅡとの比較
チャージも、チャージⅡも同じ極早生種ですが、
チャージⅡと比べて玉の揃いが良いので、
見た目が、とても綺麗なタマネギを収穫できます。
他には、スーパーソニアや、マッハなどの品種が同じ極早生種です。
■チャージの栽培のコツ
・種まきの適期
中間地で露地栽培する場合、9月中旬頃、
暖地ならば、その一週間後が適期です。
マルチングをする場合は、
それぞれ一週間くらい遅れて栽培を開始します。
・収穫の適期
チャージの魅力はやはり、早い時期の収穫ができることです。
極早生種の場合、4月下旬~5月上旬頃には収穫して、
美味しい新タマネギを食卓に並べることができます。
チャージだけに限りませんが、
極早生種のタマネギは貯蔵に不向きな品種なので、
食べる分だけを少しずつ収穫していくのがおすすめです。
・病害虫
チャージは病気に強い品種です。
加えて、極早生種は晩生種と比べ、
病気にかかりやすい気候になる前に収穫できるため、
無農薬野菜としても収穫することができます。
完全無農薬の栽培に挑戦できる品種なので試してみてください。
チャージは、やわらかいうちに収穫すれば、タマネギ独特の癖も少なく、
オニオンスライスサラダなどの生食も美味しく食べられます。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・ホームタマネギの栽培