タマネギ 栽培

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ケルたま

読了までの目安時間:約 4分

 

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ケルたま

 

 

ケルたまは、2015年に新品種として、
タキイ種苗株式会社より販売されたタマネギです。

 

ケルたまという愛らしい品種名の「ケル」とは、ケルセチン(配糖体)のことで、
健康や美容に良いさまざまな効果が期待できます。

 

今話題の新品種、ケルたま。
育ててみてはいかがでしょうか?

 

 

[ケルたま]

 

 

■ケルたまの特徴

 

・ケルセチンが従来の2倍
従来の秋まきタマネギのケルセチンの含有量は、約24.5ミリグラムです。
しかし、ケルたまは、その約2倍に近い、46.6ミリグラムのケルセチンが含まれています。

 

品種名にもなっている通り、
ケルたまの最大の特徴はこのケルたまの含有量が非常に多いことにあります。

 

ケルセチンは、活性酸素のはたらきを抑え、抗酸化力が非常に強いので、
健康にも美容にも良い機能性成分として知られていて、
ケルセチンのサプリメントも人気があります。

 

とくに、アンチエイジング効果の高い成分なので、
女性の方へのメリットは非常に大きいと考えられます。

 

サプリメントよりも、食べて摂取できるケルたまは、より効果が期待できそうです。

 

ケルたまは、スープや煮込み料理に向いているので、
Twitterで話題の「風邪が治るスープ」を作ってみてはいかがでしょうか?

 

 

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ケルたまで作ったパエリアは、甘みが出て美味!

 

 

・高品質
晩生種であるケルたまは、玉の締まり、揃いも良く、
家庭菜園においても、スーパーで販売されているような、
綺麗なタマネギを収穫することができます。

皮もツヤがあり、見た目も言うことなしです。

 

・長期保存可能
貯蔵中の萌芽(ほうが)、尻部の動きが遅いので、
長期保存しても傷みにくい品種です。
なお、貯蔵性を高めるために、早採りは避けます。

 

 

■ケルたまの栽培のコツ

 

・栽培スケジュール
スムーズに活着させるため、晩生種ですが、中生種と同等に栽培を行ってください。
9月中旬~下旬頃に播種し、6月中旬から7月初旬頃に収穫します。

 

・肥料
施肥は、元肥に1/2程度を入れます。
追肥は、1月から3回に分けて行い、3月になったら追肥を止めます。

 

■参考

・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・ホームタマネギの栽培

 

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タマネギ 品種

シャルム

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シャルム

 

 

シャルムは、「冬でも新タマネギを食べたい」、
というニーズに応えるべく開発された品種です。

 

栽培方法は、夏に収穫する従来の品種と違い、少々コツが要りますが、
冬でもフレッシュで甘いタマネギを味わえるとあって、とても人気があります。

 

 

[シャルム]

 

 

■シャルムの特徴

 

セット栽培のできる冬どりタマネギです。

貯蔵性は低いですが、新タマネギを真冬に楽しめるのは、
このシャルム最大の特徴です。

 

 

■シャルムの栽培のコツ

 

・栽培スケジュール
ホームタマネギとも呼ばれる、セットタマネギを種から栽培します。
3月中旬頃に種まきを行い、夏前に掘りあげ、
8月に定植させ、11月下旬~12月に収穫ができます。

 

セットタマネギ用の「サラダたまねぎ」「はやて」「マッハ」という品種もあります。

 

・種まき
種まきは、条播きがおすすめです。適期は、3月中旬頃。
条間8~10センチくらいで短冊状に溝を作り、そこへ種を蒔いていきます。

 

苗床は秋まきのタマネギ同様、完熟堆肥等を入れ、水はけの良い土作りを行います。
種まきが済んだら、籾殻などで被覆し、水をたっぷり与えます。

 

発芽までは、トンネル栽培を行い、保温、保湿に努めます。

 

・掘りあげ
5月中旬~下旬頃には、苗の基部が膨らみ、葉が倒伏します。
タマネギとなる部分の直径が約2.5センチくらいになりましたら、掘り上げして、
2日~3日干した後、通気性の良いところで貯蔵します。

 

小さすぎず、大きすぎずのところで掘り上げるのがポイントです。

 

・定植
8月末に定植を行いますが、
乾燥しすぎていない湿り気のある状態で土作りを行うのがポイントです。

 

「たまねぎ名人」と呼ばれるマルチング資材が販売されているので、
それを利用すると簡単に定植ができます。

 

 

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分けつしたタマネギ

 

 

・分けつした時は?
定植したセット球が大きいと分けつしてしまうことがあります。
その場合は、定植してから1ヶ月くらいした時に、
元気な方を残し、茎盤から割るようにして取ります。

 

・収穫
11月中旬頃には葉が倒れ始め、収穫ができます。

 

順次、球が肥大したものから収穫していきます。
球がしっかり締まるのを待てば、1ヶ月ほどは貯蔵ができます。

 

■参考
・セットタマネギの栽培
・ホームタマネギの栽培

 

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タマネギ 品種

泉州中高黄

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泉州中高黄

 

 

タマネギの品種のうち、中生種の代表種ともいえるのが、
泉州中高黄(せんしゅうちゅうこうき)です。

 

晩生種と早生種のちょうど中間に当たり、それぞれの長所を兼ね揃えています。
強健な性質をもち、家庭菜園でも気軽に栽培できるのが人気の秘密です。

 

 

[泉州中高黄]

 

 

■泉州中高黄の特徴

 

・多収穫が見込め、品質が良い 
泉州中高黄の泉州とは、現在の大阪の南西部を指します。
とてもみずみずしいタマネギで、
柔らかく、甘みがあるのが特徴で、良く太り、高品質です。

旨味成分が多く含まれているので、西洋料理にも良く用いられます。

 

・丈夫で強健、貯蔵性にも優れている 
とても丈夫なので、家庭菜園でもつくりやすい品種です。
また、球が肥大し葉の上のほうが黄色くなった頃に収穫すれば、
長期間の貯蔵も可能です。

 

 

 

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シチューにしても甘くてコクがあり美味

 

 

■泉州中高黄の栽培のコツ

 

・種まき
種まきの適期は、9月~10月頃です。
植え付ける2週間前までに、石灰、堆肥、油粕などを土にすきこみ、
土作りをしてからばら撒きします。

 

種をまいた後は、種が見えなくなる程度に薄く覆土して、
たっぷり水を与えてください。

 

発芽までは、しっかりと水を与え乾燥させないことと、
大雨に当てないようにすることがポイントです。

 

・間引き
苗が15センチくらいになったら、
15センチ間隔に植え付けます。
できれば、マルチを敷いてください。

 

・肥料
化成肥料を元肥に加える他、
植え付けてから、春先までに3回から4回追肥を行います。

 

冬は追肥の後に少し根元を踏んでおくと、霜による浮き上がりを防げます。
使用する化成肥料は、リン酸が多いものがおすすめです。

 

・病害虫
未熟な堆肥や鶏糞を入れると、タネバエの幼虫がつきやすくなるので、
完熟堆肥を使うようにしてください。

また、べと病が発生しやすいので、秋と春は特に気を付けましょう。

 

・収穫
球が5~6センチくらいになったら、一旦、葉タマネギとして収穫します。
葉の上部が黄色くなり、倒伏するくらいのところで、全部引き抜きます。

 

収穫後数日はそのまま畑で自然乾燥させ、
その後、風通しの良いところで吊るして貯蔵します。

 

■参考

・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・ホームタマネギの栽培

 

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