タマネギ 栽培

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タマネギ苗 早植え

読了までの目安時間:約 7分

 

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タマネギは晩秋に植え付けをし、初夏に収穫するのが一般的です

 

 

品種によっては、夏野菜の苗を定植する時期と、タマネギを収穫する時期がダブり、
タマネギの収穫時期の方が遅いこともあります。

 

最初から育てるスペースがそれぞれに確保されている、
プロの農家のような広いスペースがあれば、それも問題ないでしょう。

 

ところが、家庭菜園のように栽培できるスペースが限られている場合、
次に育てる野菜との栽培時期の兼ね合いは重要です。

 

そんな時、苗を早植えすれば早く収穫できるのではと考える人も多いです。
タマネギは苗を早植えすると、本当に収穫時期も早くなるのでしょうか?

 

 

[タマネギ苗 早植え]

 

 

■タマネギの生長過程

 

タマネギの苗を実際に早植えして育ててみると、
収穫時期は適期に植え付けしたものと同じくらいだったりします。

 

早植えは、生育が良くなく、球の肥大も弱く、収穫できても球が小さいなど、
全体の収量は適期に定植したものより、大きく劣ることがあるほどです。

 

なぜこのように早植えしても収穫が早まらず、収量が悪くなるかというと、
それはタマネギの球が肥大する理由に秘密があります。

 

タマネギは、トマトやナスのように、株が大きくなったからといって、
必ずしも球が大きく肥るわけではありません。

 

タマネギの球が肥るためには、一定以上の平均気温と日長時間が必要となります。
しかも必要な温度と日長時間は、タマネギの早晩生で異なります。 

 

極早生や早生であれば、平均気温が低く日長時間が短めでも肥大が始まります。
反対に晩生になるほど、平均気温が高く、日長時間が長めでないと肥大が始まりません。

 

つまり、球の肥大が始まるタイミングは、
早植えにしようと適期に定植しようと、同じということになります。

 

 

■早植えの短所

 

適期よりも早い時期に植え付けたり、
適期であっても苗がまだ小さいうちに早植えると、色々な影響が出ます。

 

タマネギの場合は、早植えすることで収穫が早まることはないので、
むしろ短所の方が多くなります。

 

・トウ立ち、球割れ
苗が植え付け適期に育ったものでも、定植適期よりも早く植え付けると、
冬を越すまでに大きくなりすぎ、トウ立ちや球割れしやすくなります。

 

トウ立ちや球割れが起きると、球がほとんど肥大せずに終わることが多くなります。
球割れの場合、一見すると大きく育ったように見えますが、
実際には球が割れてしまい、1個のサイズは小さくなり形も悪くなります。

 

・植え傷み
定植の適期になった時、焦って小さい苗を植え付けるのも良くありません。
特に自分で苗を育てて定植する予定だった場合、
苗の生育が遅れ、定植気に慌てて植え付けることが起きやすくなります。

 

定植適期でも、小さい苗の植え付けると、
冬までの生長が間に合わず、枯れてしまうことがあります。

 

また、植え付けた時のストレス、いわゆる植え傷みが激しくなり、
冬を待たずに枯れてたり、生育不良に陥ることがあります。

 

どうしても育苗が間に合わなかった場合は、
早めに諦めて定植サイズの苗を購入した方が賢明です。

 

 

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ネット購入の苗は、大きさがほぼ揃っていました C)千草園芸

 

 

■タマネギ苗の生育を揃える

 

早植えをしているつもりがなくても、苗のサイズがバラバラであった場合、
小さな苗は早植え状態となることがあります。

 

結果として、生育にもばらつきができ、欠株になる可能性も高くなります。
定植する苗のばらつきを減らすことも、早植え防止となり、生育を揃えるコツです。

 

・種の播き方
自分で育苗する時、種の播き方によって、苗の生長が揃うかどうかが決まります。
種を土の上に置き、その上から土をかぶせますが、
この土の厚さや鎮圧の強さが一定でないと、種の深さがバラバラになります。

 

種から芽が出た時、種の深さが違うだけでも、発芽の時期が異なります。
地上に出てくる芽が揃っていないということは、
その後の生育もバラバラになりやすく、大小さまざまな苗が出来上がります。

 

種を播く時は、播く場所の土を必ず平らにしてから種を播き、
同じ厚さになるように覆土し、同じ力加減で鎮圧することも忘れずに。

 

・苗の選別
育苗にどれだけ気を使っていても、どうしても苗には大小が出ることがあります。
また、購入した苗の場合も、1束の中にサイズが異なる苗が入っていることがあります。

 

選別せず植え付けると、小さな苗が早植え状態となるため、
植え付け前には、苗の大小を揃えるよう選別を行いましょう。

 

■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ 苗の植え方
・ホームタマネギの栽培

 

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タマネギ 種苗

タマネギ苗 間引き

読了までの目安時間:約 5分

 

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種まきが混み過ぎました!

 

 

タマネギを種から育てる時、育苗中には間引きの作業が必要なことがあります。
間引きをしないと、株間が狭すぎて、良い苗が育ちにくくなります。

 

タマネギの育苗中の間引きは、いつ頃が適期なのでしょうか。
また、どのように間引きをすれば良いのでしょうか。

 

 

[タマネギ苗 間引き]

 

 

■間引きの時期

 

タマネギの間引きは、育苗中に2回行います。

 

1回目は、出てきた芽が伸びた頃です。
タマネギの種を播いて観察していると、芽が出てきた時、二つ折りになっています。

 

最初は折れた腰の部分が頂点になって伸びてきます。
しばらくすると、本来の先端となる部分が土から出て、
やがて折れていたところが伸びてまっすぐになってきます。

 

この折れたところが伸びてまっすぐになった頃が、
1回目の間引きのタイミングです。

すじ播きの場合もばら播きの場合も、混みあっている部分を間引いておきます。

 

 

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折れた部分がまっすぐになったら、1回目の間引きです

 

 

2回目の間引きは、葉が2枚に増えた頃です。
株間が1cm~2cmくらいになるように間引きます。
こちらも、すじ播き・ばら播き共通です。

 

1回目の間引きのタイミングの時に、もし混み合っている部分がなければ、
特に間引かずに様子を見ても構いません。 

その場合は、2回目の間引きのタイミングまで待ってから、
間引きを行い、株間を調整しても良いでしょう。

 

 

■間引き方

 

育苗中のタマネギの苗は、ひょろっとして、いかにも弱そうに見えます。
根も少し浅く、乱暴に間引きを行うと、残す株の根まで傷めかねません。

 

間引きを行う時は、株元の土を軽く押さえ、間引く株を引き抜くようにしましょう。
特に1回目の間引きの時は、芽がとても細いので、
間引きの時に他の株を傷つけないように、十分注意して作業を行います。

 

 

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タマネギの発根と発芽のようす

 

 

■間引きを省く

 

細い苗の間引きを行うのは、
とても気を使いますし、細かい作業となるので疲れます。

 

少量の苗を育苗している場合は、
作業の時間も短いですし、それほどの労力は必要ありません。

 

ただ、たくさんの苗を作っている場合は、
間引きの作業だけでもかなり神経と時間を使います。

 

できるだけ間引きの作業を省きたい方は、種の播き方を工夫してみましょう。

 

タマネギの育苗中の間引きを省くためには、
最初から株間をあけた状態で種を播くようにします。

 

5mm~1cmほどの間隔に種を播くことで、
芽が出て苗が生長しても、十分な株間をすでに確保することができます。

 

タマネギの種を播く時は、セルやプラグトレーを使って育苗する場合を除き、
たいていがすじ播きかばら播きです。

 

もし間引きの作業を省きたいのであれば、すじ播きの方がお勧めです。
ばら播きしてしまうと、一定の間隔を保つのが難しいためです。

 

すじ播きであれば、種を播く時はまっすぐ一列に播くことになります。
そのため、種と種の間隔を一定にしやすくなるので、
すじ播きでの種播きの方が、間引きを省いた育苗には向いています。

 

この方法であれば、間引きの労力を省いて育苗できます。
ただし、もし混みあう場所が出てきたら、その時は間引きをしてあげましょう。

 

株間が狭いまま放っておくと、
一部だけ細い苗が育ち、苗のサイズが揃いにくくなります。

 

■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ 苗の植え方
・ホームタマネギの栽培

 

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タマネギ 種苗

タマネギ苗 取り扱い

読了までの目安時間:約 9分

 

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タマネギの苗を植え付ける時、どのように扱っていますか?(画像は楽天市場)

 

 

購入してきたタマネギ苗を乱暴にほぐして植え付けると、根が傷んでしまいます。

 

また、苗にも鮮度があります。
鮮度の悪い苗を植え付けても、うまく育たないことがあるので要注意です。

 

育苗から育てている場合や、苗を購入した場合、
タマネギの苗はどのように取り扱えば良いのでしょうか。

 

 

[タマネギ苗 取り扱い]

 

 

■植え傷み

 

タマネギの苗を乱暴に扱ったり、掘り上げてから長い間放置し、鮮度が落ちている場合、
適期に植え付けを行っても、植え傷みによって生育が悪くなることがあります。

 

タマネギの苗を植え付ける時の方法の中には、
根を少し切ってから植え付ける方法もあります。
*根を切った苗は、欠株が多くなり球の重さも軽くなる、とも言われます。
苗が大きく育ち過ぎたときに有効な方法のようです。

 

少し根を切ることで、新しい根を伸ばすのを促す効果があるのですが、
これは、乱暴に扱って根が傷んでも良いというわけではありません。

 

根を切って植え付ける時は、もちろん清潔でよく切れるハサミを使います。
よく切れるナイフやハサミで切ると、
切り口の細胞が壊れにくいため、新しい根の生育を促します。

 

ところが、乱暴に引きちぎったりした根は、切り口がぼろぼろの状態です。
こうなっては、傷を修復することに集中してしまい、
新しい根を出したり、地上部を生育させるのが遅くなってしまいます。

 

タマネギは植え付け後、本格的に寒くなるまでの間に、
一定の大きさになるまで、生長させておく必要があります。

 

植え傷みがひどいと、小さいままで冬を迎え、冷害で枯れることも少なくありません。
また、根だけではなく、葉の部分も乱暴にするのはよくありません。 

 

葉の部分も、植え付け前に切る方法がありますが、
無理にちぎってしまうのとはわけが違います。

 

乱暴にしてちぎれてしまった葉は、
傷口から雑菌が入って病気にかかったりすることがあります。
>>タマネギ 苗を切る方法

 

苗半作という言葉のように、植物を健全に育てるには、苗の状態がとても大切です。
くれぐれも乱暴には扱わないようにしましょう。

 

 

■タマネギ苗の取り扱い

 

タマネギの苗を扱う時は、丁寧に優しくが基本です。
それ以外にも、使用する道具や保存の仕方など、
ポイントがいくつかあるのでチェックしてみてください。

 

・道具
植え付け時に、葉や根を切る場合、使用するハサミやナイフなどは、
必ず清潔でよく切れるものを使うようにします。

 

使う道具は、使用直前に消毒をしておいた方が安心です。
病気にかかった植物に使った道具は、病原菌が葉先に残っている可能性があります。

できるだけ病気の原因を減らすためにも、消毒しましょう。

 

また、切り口が荒くなるので、切れ味の悪い道具は使わないようにします。
切り口が荒くなると、傷がついて菌が入り込みやすくなり、傷みの原因になります。

 

・掘り上げ
タマネギの苗を自分で育苗している場合、苗の掘り上げには注意します。
苗はまだ細いといっても、根は張った状態になっています。

 

そのまま引き抜こうとすると、葉や根が千切れることがあります。
苗の株元から少し離れたところに、移植ゴテなどを差し込み、
持ち上げるようにして根を浮かします。

 

根が浮いた状態になったら、苗の株元近くを持って抜き取りましょう。
プラグトレーなどを使って育苗している場合は、そのまま引き抜けますが、
細い箸などを使って、根鉢をつまんで引き抜くと簡単に抜ける上、
植え穴にすぐ植えこむことができます。

 

 

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タマネギ苗の根は繊細です

 

 

・根洗い
販売されているタマネギ苗は、基本的に根が裸の状態で束で売られています。
もちろん根はキレイに洗ってあるので、土がついていることはあまりありません。

 

ところが、自分で育苗した場合は、
土から掘り上げるので、土がついた状態になっています。

 

そのままばらしてしまうと、土と根が絡み合い、うまくばらすことができません。
ここで乱暴にばらすと、根や葉が傷みます。

 

掘り上げた苗の土を軽く落とした後、思い切って土を水で洗いましょう。
バケツなどに水を溜め、そこに掘り上げてある程度土を落とした苗の束を入れ、
ざぶざぶと上下させながら洗います。

 

根がキレイになったら、泥水はいったん捨てて、
キレイな水をバケツに少量入れて苗を入れて、選別や植え付けの作業に移ります。

 

根の土を落としておけば、根切りをする場合、ハサミが汚れることもありません。
プラグトレーで育苗した場合は、根鉢そのままの状態で植え付けることもできますし、
掘り上げた苗と同じように洗ってから根を切り、植え付けることもできます。

 

 

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仮植えして保存することもできます

 

 

・保存
ホームセンターなどで販売されているタマネギの苗は、
掘り上げてすぐに販売というわけではありません。

 

少なくとも数日は経っているものがほとんどです。
それでも、根や葉の傷みがなければ、植え付けには問題ありません。

 

自分で育苗した苗も同じことです。
ただ、どちらの苗にしても、直射日光が強く当たる場所や、
寒風が強く吹くような場所に置いておくと、傷みがひどくなります。

 

できれば新鮮なうちに植え付けるようにします。
特に購入した苗は、すでに掘り上げてから時間が経過しているので、
購入後はすぐに植え付けた方が安心です。

 

購入した苗も、自分で育てた苗も、どうしてもすぐに植え付けができない場合は、
風通しの良い日陰で保存するようにします。
根が乾かないよう、浅い水に浸けておくのも良いでしょう。

さらに、水にエポックを混ぜて1000倍液を作り、そこに根を浸しておくのも効果的です。
根を水に浸けておくのが難しい場合は、

エポックの1000倍液を染み込ませた新聞紙を、根に巻いた状態で保存しておきます。
根を湿った新聞紙で包んでおくことで、乾燥を防ぐことができます。
また、エポックを加えておくことで、植え付け後の根付きが良くなる効果も狙えます。
ただし、水に浸けておく時も、新聞紙でくるむ時も、葉の部分は出るようにしておきます。
根と違い、葉の部分は蒸れてしまうと傷みが進んでしまいます。

>>タマネギ 苗の保存方法

 

■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ 苗の植え方
・ホームタマネギの栽培

 

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