タマネギ 大きくならない

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タマネギが大きくならない原因は?

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タマネギが大きくならないのには、
株間の狭さや肥料切れなどいくつかの原因があります

 

 

せっかくタマネギを育てるのであれば、
ぷっくりと大きなタマネギに育てたいですね。

 

気をつけなければいけない5つのポイントを知っていると、
失敗なく大きなタマネギを育てることができます。

 

 

[タマネギが大きくならない原因は?]

 

 

■タマネギが大きくならない原因は?

 

1.品種選びが不適切
タマネギは、それぞれの品種によって、
鱗葉が肥大するのに適した気温や日長時間があります。

 

なので、住んでいる地域に適した品種のタマネギを、
しっかり選ばなければ、大きくなりにくいのです。

 

2.苗の大きさが適切ではない
タマネギは、苗選びが栽培の鍵を握っているといっても良いでしょう。

 

細い苗を植え付けると、タマネギは大きくなりません。
それどころか、冬の間に枯れて消えてしまうこともあります。

 

太い苗がよいというわけでもありません。
苗が太すぎるととう立ちしたり、分球したりし、
タマネギが大きくならない可能性があります。

 

タマネギの苗は直径が5~7㎜くらい、
長さが20㎝~25㎝のものを選びます。

 

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良い苗と悪い苗

 

 

また、植え付け時には苗の大きさを分類し、
同じ大きさの苗にそろえて植えると競争してよく育ちます。 

 

大きな苗と小さな苗と混ぜて植えてしまうと、
小さな苗が負けてしまい育たなくなることがあります。

 

3.植え付け時期が遅い
タマネギの苗の植え付けは11月ごろ行います。
植え付け後、寒くなるまでに根をしっかりと張らせ、
葉を育てて葉の枚数を確保しておく必要があります。

 

植え付け時期が遅くなると葉が充分な大きさに育つ前に、
霜が降り、葉が育たなくなります。

 

葉が元気に育っていなければ、
春にタマネギが充分肥大するための光合成が難しくなります。

 

4.株間が狭い
タマネギの大きさは株間の取り方で変わってきます。
タマネギの株間は10㎝~15㎝必要です。

 

株間が狭いとタマネギ同士がぶつかりあってしまい、
大きく育つことができなくなります。

 

5月ごろのタマネギが大きく肥大する時期に、
株が混み合っていたら、思い切って間引いて株間をあけます。

 

株間が開くと、タマネギは伸び伸びと大きく育つことができます。
抜き取ったタマネギは葉タマネギとして食べることができます。

 

 

株間が広いタマネギは、大きく育っています

 

 

5.土壌成分が合わない
タマネギは酸性の土壌が苦手です。
タマネギを植え付ける前に苦土石灰を施して、
土壌の酸性度を中和しておく必要があります。

 

酸性の土壌で玉ねぎを育てると、
根の発育が悪くなり、タマネギが大きくなりません。

 

6.肥料が足りない
タマネギは、たいへん肥料を好む野菜です。

 

タマネギの種を播き、芽が出そろったら、
2週間おきに化成肥料を追肥していきます。 

 

液肥を与えるのであれば、毎週与えても良いでしょう。
追肥が足りないと、とう立ちしてタマネギが肥大できなくなります。

 

ただし、3月中旬以降は肥料を与えないようにします。
球の肥大が始まってから肥料を与えると、
タマネギが腐りやすくなり味も落ちてしまいます。

 

7.雑草が生えている
タマネギの周囲に雑草が生えていると、
タマネギは雑草に負けて生長が悪くなります。

 

雑草が生えていると病害虫も発生しやすくなります。
タマネギの雑草の管理はマメに行います。

 

雑草を抜いた後の畑は土が掘り起こされて柔らかくなり、
肥料が浸透しやすくなるので一挙両得です。

 

追肥を与える時に雑草を抜くことを習慣にするとよいでしょう。
大きな畑では、バサグラン液剤、アクチノール乳剤、
ホーネスト液剤など除草剤を用いることもできます。

 

 

とう立ちさせると、タマネギの養分を取られてしまいます

 

 

8.とう立ちした
タマネギ栽培の失敗で一番多いのがとう立ちです。
とう立ちとは、ネギ坊主が生えてしまうことです。

 

とう立ちはいくつかの原因によっておこります。

 

種を播く時期が早すぎると、
寒くなる前にタマネギが大きく育ちすぎてしまいます。

 

大きく育ちすぎた状態で冬の寒さに当たると、
花芽ができやすくなります。 

 

肥料は、多すぎても少なすぎてもとう立ちの原因になります。
大きく育てたいと思うあまりに、窒素成分が多い肥料を与えると、
冬前に大きく育ちすぎてとう立ちします。

 

暖冬で、冬に生長し続けて株が大きく育つと、
寒波が来て低温になった時にとう立ちしやすくなります。

 

とう立ちを防ぐには、冬の低温前に、
適度な大きさにタマネギを育てるようにします。

 

9.収穫が早い
タマネギは生育期間が長い野菜です。
5月になるとタマネギの肥大が始まります。

 

充分に大きくなる前に収穫してしまい、
掘り上げると思ったよりも小さかったということがあります。

 

タマネギの収穫は、葉が倒れてから5~6日後に行います。
収穫適期に収穫できるよう、よく観察し試掘りもしてみます。 

 

■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期



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タマネギ栽培 Q&A

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