タマネギ苗 保温

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タマネギ苗 保温

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苗を上手に育てると、家庭菜園でも立派なタマネギができます

 

 

タマネギ苗を種から育てている場合、それほど気温が低くなることはありません。

 

けれど、栽培している地域やその年の天候によっては、
苗を保温しておいた方が良い場合もあります。

 

タマネギ苗を保温する方法には、どのようなものがあるのでしょうか。

 

 

[タマネギ苗 保温]

 

 

■タマネギ苗 保温

 

タマネギ苗を育苗する時期は、だいたい秋頃です。
植え付け時期の2ヶ月ほど前に播種をして育てるため、やや涼しい時期に育苗します。

 

天候によっては、むしろ育苗するのに気温が高いことが多いですが、
中晩生や晩生の品種を育苗する時は、植え付け時期が遅い分、
育苗期間も遅くなります。

 

育苗期間が遅くなるということは、それだけ気温が下がるので、
苗の生育が悪くなる可能性があります。

 

育苗期間が遅くない場合であっても、その年の天候によって気温が低い日が続いたり、
育苗環境が良くなく、苗の生育がかんばしくないこともあります。
そんな時は、生育温度を維持するために、保温しておくのがお勧めです。

 

タマネギ自体は、もともと寒さに強いのですが、寒さによって生育に遅れが出ると、
その分植え付け時期にも影響するため、しっかりと温度を保って育苗しましょう。

 

タマネギ苗を保温する時の方法は、マルチとトンネルの2種類です。

 

 

 

籾殻マルチ

 

 

・マルチ
マルチは、土の温度を上げたり、反対に上がりすぎないようにする効果があります。
さらには、泥の跳ね返りを防いで、病気感染を予防することにもつながります。

 

タマネギ苗を育てる時に使われるマルチは、
もみ殻や敷きワラなどの有機質マルチが一般的です。

 

中でも、もみ殻くん炭は株元をカバーするだけでなく、
太陽光を集めて地温を上げる効果もあるのでお勧めです。

 

もみ殻は敷きワラよりも密になるため、乾燥気味になる秋に、
過乾燥を防ぐ効果も期待できます。

 

敷きワラの場合は、少し短めにカットしてからマルチに利用すると、
長いまま使うよりも密度が高くなるのでお勧めです。

どちらも通気性と通水性が良いので、気温が高い時の蒸れを防ぐのにも役立ちます。

 

育苗中はビニールマルチを使うことがほとんどありませんが、
植え付け時に黒色のビニールマルチを利用することで、地温を上げることもできます。

 

 

トンネル

 

 

・トンネル
タマネギ栽培では、苗を育てる時も植え付けた後も、トンネルを設置することがあります。

 

もちろん、タマネギが問題なく生育できる温度があるなら、
トンネルを設置する必要はありません。

念のため、株元にマルチをしておくだけでも、安心感があります。

 

けれど、寒さが本格的になってくると、霜が頻繁に降りるようになる地域では、
マルチと合わせて、トンネルも一緒に設置しておくのがお勧めです。

 

特に育苗期間中は、根がまだ弱く葉の数も少ないので、トンネル内で育苗します。

トンネルを作る時に被覆に使う資材は、天候や気温によって変えると良いでしょう。

 

そこまで頻繁に霜が降りない、けれど風が避けたい場合は、
不織布や寒冷紗など、風をゆるめて通気性も確保できる資材が良いでしょう。

 

冷たい風だけでなく、たびたび霜が降りる場所や、
気温自体がぐっと下がるような場所では、ビニール資材がお勧めです。

 

ただし、完全に密閉した状態になると、温度が高くなりすぎる場合があります。
トンネルの裾をあけたり、温まりすぎた空気が逃げられるよう、
上部に換気用の穴をあけておきます。

 

■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期



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