タマネギ トウ立ち 失敗
タマネギの花
Q:初めてタマネギを育てたのですが、ほとんどがトウ立ちしてしまいました。
球もあまり大きくならず、どれも小さく芯もあって食べにくいです。
次回は成功させたいのですが、トウ立ちを回避する方法はありますか?
A:苗選びと植え付け時期が大切です。
[タマネギ トウ立ち 失敗]
タマネギ栽培での失敗の中でも、トウ立ちはとても多いです。
初挑戦したタマネギ栽培で失敗すると、次への意欲が欠かれそうになりますが、
本来のタマネギはとても丈夫で育てやすい野菜です。
何が原因だったかをきちんと確認し、次の栽培に生かしましょう。
トウ立ちの主な原因は、苗が大きいことと植え付けが早いことです。
タマネギは秋に植え付けを行い、収穫するのは翌年の初夏になります。
野菜の中でも、栽培期間の長さはトップクラスです。
けれど、常に生育し続けているわけではありません。
冬の寒い間はほとんど生育しておらず、目視では生長が見られないほどです。
春に暖かくなってくると、また生長を始めて大きくなります。
この時の状態が育ちすぎていると、トウ立ちを起こしやすくなるのです。
苗を購入する時、太くて大きい苗に目がいきがちですが、
タマネギの場合は大きすぎる苗は禁物です。
もちろん小さすぎる苗も、生育不良で枯れてしまう可能性があるため、避けますが、
それと同じくらい大きい苗も避けます。
大きい苗を植え付けると、一見生育が良好なように見えますが、
越冬前に生長しすぎるため、春にトウ立ちをしやすくなります。
タマネギ苗を購入する時は、できるだけ自分の目で条件に合ったものを選ぶか、
信頼できるお店に任せるのがお勧めです。
植え付け時期についても、トウ立ちしやすい理由は同じです。
早めに植え付けてしまうと、冬を迎える前に大きく育ちすぎてしまうため、
春のトウ立ちの確率が高くなります。
近年は温暖化の影響もあり、十分気温が下がったと思っていても、
暖かい日が続くことも少なくありません。
あえて小さな苗を選ぶか、植え付け時期を少し遅らせる方法もありますが、
初心者ということなので、まずは適期に良い苗を植え付けることが大切です。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期