タマネギ 育ち方

タマネギ栽培.com

タマネギ 育ち方

読了までの目安時間:約 5分

 

スポンサードリンク


タマネギの育ち方を知っていると、良質の大収穫になります

 

 

Q:タマネギを初めて育てるのですが、
タマネギの球の部分はどのようにできるのですか?

花が咲いたり、なにか膨らむ前に前兆があるのでしょうか。

 

A:花が咲かなくても株元が膨らんできます。

 

 

[タマネギ 育ち方]

 

 

タマネギは、スーパーなどでも年中見かけますし、
色々な料理に使われているので、よく目にする野菜です。

 

けれど、実際に畑で育てっているところを見ることは、とても少ないです。

見たことがないという方も多いでしょう。

 

タマネギがどのような育ち方をするのかは、実際に育ててみるのが一番です。

 

流通している形状を見ると、丸くて皮を剥くと層になっています。

この部分がいったい何なのかさえ、見ただけでは分かりません。

 

実はタマネギの過食部分は、葉が肥大したものです。
何枚も重なった葉が肥大するため、ころんと膨らんだ状態になるのです。

 

タマネギの生長過程は、実際に育てた時に観察するのが一番ですが、
流れを知っておくと失敗防止につながります。

 

1. 植え付けてすぐ
植え付けに使われる苗は、すらりと細長い形状をしています。

 

見た目はまさしく薬味ネギのようで、
濃い緑色の細長い葉が1本~2本あるだけです。

 

株元に近い部分は白っぽく、よく見るとほんの少し膨らんでいるのが分かります。

 

実はこの白っぽい少し膨らんだ部分が、
後に大きく膨らんでタマネギの球部分となります。

 

2. 生育期
生育期の間、少しずつ葉の枚数は増えていくものの、
株元が大きく膨らむことはありません。

 

真冬の間はほぼ生育が見られず、休眠状態となりますが、
寒さが和らいでくるとまた生育が始まります。

 

球の肥大期に入る3月~4月くらいまでは、株元の球はほぼ膨らみが見えません。

 

ただし、トウ立ちや分球すると、中の芯が太くなるためか、
球部分が肥大しているように見えますが、栽培としては失敗です。

 

タマネギは花が咲いたからといって、株元の球の肥大が促されるわけではありません。

トウ立ちしたタマネギは芯が太く、可食部分が非常に少なく、食味も落ちます。

 

3. 球の肥大期
収穫の時期より1ヶ月~1ヶ月半ほど前になると、球の肥大期に入ります。

この時期になって、ようやく株元がぷくっと膨らんでくるのが分かります。

 

肥大が始まると、どんどん膨らんでいくのが分かり、とても楽しいです。

 

タマネギの球部分は葉が肥大したものですが、
葉全体が肥大するわけではありません。

 

不思議と株元のみが肥大し、
先端に近い緑色の部分は球部分のようには膨らまず、やや肉厚になる程度です。

 

4. 収穫期
収穫期が近くなると、これまた不思議なことに、葉が途中で倒れます。
ちょうど球が膨らんだ少し上あたりから、バタリと倒れます。

 

葉が倒れてしまっても、1週間ほどは球の肥大が進みます。

 

タマネギの収穫のサインは、この葉が倒れることですが、
葉が倒れたからといってすぐに収穫しなくても構いません。

 

できるだけ大きいサイズで収穫したい場合は、
葉が倒れてから1週間ほど待って、収穫を行います。

 

ただ、タマネギはあまり大きく育てたものよりも、
硬く締まったものの方が貯蔵もしやすいので、
葉が倒れたら雨が降らないうちに収穫するのもお勧めです。

 

■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期



スポンサードリンク

 

タグ : 

タマネギ栽培 Q&A

人気の記事