ホームタマネギ 大きさ
ホームタマネギは、球部分が少し膨らんだ状態の種球を植え付けて育てます、
なので、通常のタマネギよりも短期間で収穫できます。
栽培期間が短い分、初心者はとっつきやすくて良いのですが、
最初の狙い通り、冬に収穫をするには少し技術が必要となります。
ホームタマネギは、どれくらいのサイズになったら、収穫ができるのでしょうか。
[ホームタマネギ 大きさ]
■ホームタマネギ 大きさは?
ホームタマネギの種球は、販売時から2.5cm~3cmほどとなっています。
ということは、最悪でも直径が3cmくらいのタマネギが収穫できることになります。
株間を狭くして育てるペコロス(小タマネギ)は、直径が3cm~5cmほどなので、
十分なサイズといえるでしょう。
では、きちんとしたサイズに育ったとしたら、どれくらいの大きさになるのでしょうか。
また、冬収穫できず越冬したホームタマネギは、どれくらいのサイズになるのでしょうか。
直径が4cm~5cmくらいですが、味は抜群です
・通常の収穫サイズ
ホームタマネギがきちんとしたサイズまで育つと、約10cm前後にまでなります。
もちろん、栽培している時の環境や管理によって、生育に差が出るので、
場合によっては軸が倒れたとしても、6cm~7cmくらいということもあるでしょう。
それでも、小ぶりなタマネギのサイズには達しているので、
ホームタマネギ栽培としては成功といえます。
ホームタマネギは収穫後、新タマネギとして食べるため、あまり日持ちがしません。
水分が多く、辛味が少ないので食べやすいですが、貯蔵が効かないので早めに消費します。
収穫したホームタマネギが少し小ぶりであっても、
おいしいうちに消費しやすい量だとと考えましょう。
小ぶりであれば、スープ煮のように丸ごと使った料理も楽しめます。
葉タマネギとして収穫したホームタマネギ、甘くてとろけます
・葉タマネギとしてのサイズ
ホームタマネギの本来の収穫時期は、12月~1月頃です。
この寒い時期に新タマネギを楽しめるとして、ホームタマネギは注目を集めています。
けれど、中には冬になっても軸が倒れないということもあります。
タマネギは軸が倒れたら収穫のサインといわれているため、
多くの方がそのまま越冬させることになります。
ところが、越冬させるとトウ立ちや分球が多く出るため、結果的に収量が落ちます。
これを防ぐためには、軸が倒れていないうちに葉タマネギとして収穫することです。
葉タマネギは、軸が倒れずに葉が立ったままの状態で収穫するため、
球の部分はもちろん、葉も柔らかく食べることができます。
一般的なタマネギ栽培では、
春先に間引きをかねて葉タマネギを収穫することが多いですが、
ホームタマネギの場合は、軸が倒れるまで育たなかった株を、
葉タマネギとして収穫できます。
葉タマネギの場合、球よりも葉が収穫のメインなので、球はあまり育っていません。
直径で5cm前後になることが多く、
中には種球とサイズがほとんど変わらないままのものもあります。
それでも、葉が立派に育っていれば、収穫して食べることができます。
普通のタマネギのように大きく育ちましたが割れや芯がなくたいへん美味です
・越冬後のサイズ
冬に収穫できなかったホームタマネギを越冬させると、
うまくいけばトウ立ちせずに球が肥大します。
この場合は、冬に収穫する時と同様に、
大きければ10cm前後のものが収穫できますし、小ぶりの場合もあります。
また、トウ立ちしないうちに収穫すれば、球があまり肥大していなくても、
葉タマネギとして楽しむことができます。
この場合、球がほとんど肥大しておらず、3cm~4cmであることもありますが、
問題なく、美味しい葉タマネギを食べることができます。
問題は、トウ立ちした株です。
一見すると大きく肥って見えますが、トウ立ちしたことによって中に芯ができ、
分球したように中で割れていることがあります。
芯が太くなっていれば、球全体の半分以上が芯となっていることもあるため、
例え直径10cm以上に育っていたとしても、あまり喜べません。
それでも、固い芯の部分を取り除けば他は食べることができるので、
家庭菜園では十分な収穫となるでしょう。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期