ホームタマネギ 腐る

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ホームタマネギ 腐る

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ホームタマネギの収穫

 

 

ホームタマネギは、夏の終わりに種球を植え付け、
冬に新タマネギを収穫する栽培法です。

 

本来は初夏に出回るはずの新タマネギを、冬に楽しめるということで、
家庭菜園でも人気が高まっています。

 

一般的な作型よりも栽培期間が短いため、
とっつきやすい印象のあるホームタマネギですが、
栽培中や収穫後の貯蔵中に腐ることがあります。

 

ホームタマネギが腐るのは、何が原因なのでしょうか。

 

 

[ホームタマネギ 腐る]

 

 

■栽培中に腐る

 

ホームタマネギは通常のタマネギよりも栽培期間が短いですが、
栽培中に腐る症状が出ることがあります。

 

腐る症状の原因の中には、薬剤散布や株ごと抜き取るなど、
対応が必要になることもあるので、異変がないかをこまめにチェックしておきましょう。

 

・過湿
ホームタマネギに限らず、タマネギ栽培では過湿はご法度です。
湿度が高い環境は、根や球部分を腐らせる原因になります。

 

特にホームタマネギの場合は、すでに球根のように膨らんだ種球を植え付けます。
過湿になると、この球の部分が腐ってくるので、過度な水やりは危険です。

 

ホームタマネギの栽培開始時期が、まだ残暑が残る時期なので、
頻繁に水を与えたくなります。

 

けれど、実際は、植え付けてすぐは根があまり動いていませんし、
葉もないので、蒸散する水分がほとんどありません。

 

このような状態で水を毎日せっせと与えていると、すぐに過湿となります。
土が乾くまでは、暑さが残る時期でも、水は控えます。

 

 

種球は選別してから植え付けます

 

 

・種球不良
植え付けた種球が、すでに状態が悪いものだった場合、
栽培中に腐るなどの異常が出やすくなります。

 

前日までは特に何もないと感じていたので、突然葉が柔らかくなって倒れていたり、
異臭が出てくることがあります。

 

植え付ける前には、必ず種球の選別を行いましょう。
サイズのチェックはもちろん、病気の兆候がないかどうか、
変色やカビ、傷みなどがないかも見ておきましょう。

 

・病気
ホームタマネギも、病気にかかることがあります。
べと病や軟腐病など、葉や球部分が腐ってとろけたようになる症状のものが多いです。

 

これらの病気は、高温多湿によって起こる可能性が高くなります。
排水や水やりの頻度に注意しましょう。

 

もし発症しているのを見つけたら、適応する薬剤を散布したり、株ごと抜き取って
処分するなど、他の健全な株に感染しないように対応します。

 

 

収穫と保存方法に気をつけます

 

 

■保存中に腐る

 

ホームタマネギの収穫は、冬が基本です。
冬は気温が低く、空気も乾燥しているため、夏に比べると野菜などは傷みにくくなります。

 

けれど、冬の間であっても、保存中に腐敗が出ることがあります。

ホームタマネギは、新タマネギと同じように水分の多い状態で収穫されます。

 

使われているタマネギ品種も、貯蔵があまりできないタイプであることが多いため、
収穫後は早めに消費するのが基本です。

 

できるだけ長く保存したい場合は、冷蔵庫の野菜室や、
寒いくらいの場所に置いておくのがお勧めです。

 

もし保存中のホームタマネギが腐っているのを見つけたら、
すぐに他のタマネギと離しましょう。

 

同じエリアに健全なタマネギと腐ったタマネギを入れていると、
健全なものまで早くに傷む可能性が高くなります。

 

・高温多湿
冬は低温乾燥の状態になることが多いですが、
暖房器具や加湿器を使っている部屋ではどうでしょうか。

 

暖房器具を使えば、当然室温は高くなりますし、加湿器を使えば湿度は上がります。

知らないうちに高温多湿の環境になることもあるので、
暖房器具や加湿器を使っている部屋での貯蔵は向きません。

 

ホームタマネギは新タマネギの状態で収穫するので、
黄タマネギと比べると水分が多く傷みやすいです。

 

暖房器具や加湿器のない部屋で保存するか、
冷蔵庫の野菜室での保存がお勧めです。

 

・病気感染
栽培中に病気に感染していると、貯蔵している環境が良くても、
腐敗の症状が出ることがあります。

 

特に、灰色腐敗病という病気にかかっているものは、
貯蔵中でも進行して腐敗の症状が出やすくなります。

 

■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期



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