すらりっぷ(北見交65号)

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すらりっぷ(北見交65号)

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すらりっぷ

 

 

すらりっぷ(北見交65号)は北海道に適したタマネギ品種で、
形が独特で、縦長の長球形になり、加工用に適した品種です。

 

北見交65号という名前もついています。

北海道の北見農業試験場で育成され、2017年に特許を申請した品種です。

 

すらりっぷの特徴や育て方をご紹介します。

 

 

[すらりっぷ(北見交65号)]

 

 

■すらりっぷの特徴

 

・加工用に適した北海道向けの品種
北海道の北見農業試験場で育成、開発された品種で、
2012年~2015年の間に育成、調査をしていました。

 

その後、北海道各地で試験を行い、2017年に特許を出願しました。

 

比較対象は加工用タマネギ品種のカロエワン、
北海道で一般的な品種であるスーパー北もみじです。

 

国内初の加工用タマネギのカロエワンとよく似ていていますが、
カロエワンよりも熟期は遅く、収量が高く、1球あたりの大きさも大きく、
糖度も高いなど、カロエワンと違った特徴も持っています。

 

・熟期は晩生
カロエワンよりも収穫が遅い晩生品種です。

 

北海道の春まき栽培の適した品種なので、
種まきは保温施設を使って1月から2月に行い、8月に収穫します。

 

熟期は晩生ですが、晩生品種の中では遅く、8月中旬頃が収穫の適期になります。

 

・卵のような形をしている
加工用のタマネギは、機械を使って加工されることもあり、形が独特です。

 

すらりっぷも加工に適したタマネギなので、卵のような形で、
縦長の長球形になります。

 

大きさは260g前後と大きめです。

 

・貯蔵性に優れる
貯蔵性には優れていて、8月に収穫して、
よく乾燥させ、適切な貯蔵をすると、翌年の春まで貯蔵ができます。

 

貯蔵中の腐敗は萌芽は少なく、品質も落ちにくいです。

 

 

■すらりっぷの栽培のコツ

 

・草勢は中程度からやや強いので早まきは避ける
草勢は中程度からやや強いため、生育が旺盛です。

 

早まきをすると特にトウ立ちしやすいので、
種まきは適期に行います。

 

移植栽培で保温、加温できる条件が揃っている場合、
1月~2月、直播きの場合は暖かくなってから種まきをします。

 

基本は北海道のタマネギ栽培に沿って行います。

 

・病害虫の防除を徹底する
各種病害への耐病性は中程度を持ちますが、
前年に病害が発生した土壌では感染しやすいので、
病害が発生していない環境で育てたり、
害虫の防除を徹底して、病害虫による被害を防ぎます。

 

■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期



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タマネギ 品種

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