オーシャン
オーシャンは肥大性に優れる黄タマネギ品種で、熟期は中晩生です。
大きさは1球が約350gですが、マルチ栽培で500gにもなります。
各種病害に耐病性を持っていて、
トウ立ちと分球の心配も少ないので育てやすさも持っています。
オーシャンの特徴や育て方をご紹介します。
[オーシャン]高田交配
■オーシャンの特徴
・熟期は中晩生
オーシャンは秋まき専用品種で、5月中下旬から収穫できる中晩生品種です。
中晩生品種なので、暖地から冷涼地まで幅広い地域で栽培しやすいです。
どの地方も、9月に種まきをしますが、地方によって少し前後するので、
一般的なタマネギの育て方に沿って種まき、植え付けをします。
トウ立ちや分球の心配は少なく、無事に収穫を迎えやすいです。
・肥大性に優れていて超大玉になる
1球が350g前後と大きく育ち、肥大性に優れています。
形は甲高で、大きさと形は揃いやすいです。
マルチを使った栽培なら、1球が500g以上と、
超大玉のタマネギを収穫することができます。
地植えで350g前後のタマネギが、マルチ栽培で500g以上のタマネギになります。
・耐病性を持っていて、天候にも左右されないので安心して栽培ができる
各種病害に耐病性を持っていて、
タマネギ栽培で発生しやすい病害はほとんど耐性を持っています。
中晩生は種まきから収穫までの期間が長く、
その間の天候によっては失敗することもありますが、
オーシャンは天候に左右されずに育つので、天候の心配は少ないです。
■オーシャンの栽培のコツ
・秋まき栽培の作型に沿って育てる
基本は9月に種まきをします。
どの地域も、栽培する地域に合った種まきをして、
早まきや遅まきにならないように注意します。
タマネギ栽培は適期の種まきと適期の植え付けが重要です。
・大玉を狙うには、マルチ栽培
500g以上の大玉のタマネギを収穫したい場合は、マルチ栽培で育てます。
マルチを使うことで土の保温ができ、乾燥も防げます。
土の保温ができると、越冬までに十分育ちやすくなり、
肥大時期からの肥大を促進させる他、雑草の管理も簡単です。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期