クエルゴールド
クエルゴールド
クエルゴールドは、ケルセチンを多く含むタマネギです。
新品種で、日本で栽培されるタマネギの中で一番ケルセチンを含有しています。
クエルゴールドの特徴と育て方のコツをご紹介します。
[クエルゴールド]
■クエルゴールドの特徴
・平成28年販売の新品種
農研機構が育成し、平成26年に情報が公開されました。
種の販売はつい最近から行われており、平成28年から植物育種研究所で販売されています。
年明けから育てる春まき栽培に適しているので、種の販売は12月~1月頃になります。
*農研機構とは?
正式名称は、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構です。
農林水産省の所管で、一般的には農研機構と略されています。
野菜や作物、食品など農業に関係する研究を行っている機関です。
・ケルセチンを多く含有
タマネギの効能の中で一番有名なのは、血液がサラサラになることではないでしょうか?
硫化アリルやカリウムのほか、ケルセチンも大きな役割があり、
ケルセチンは中の白い部分ではなく、茶色の皮の部分に多く含まれています。
皮の部分をお茶などにして飲むと、効率良く摂取できます。
クエルゴールドは、日本国内で栽培されている
タマネギ品種の中で一番ケルセチンを多く含有しています。
同じ、ケルセチンを多く含んでいる品種としてクエルリッチがありますが、
クエルリッチよりも多く含み、一般的なタマネギより1.6倍以上含まれています。
・冷涼地の春まき栽培向き
北海道などの冷涼地の栽培に向いている品種です。
冷涼地の栽培では春に種まきをする、春まき栽培を行います。
4月頃から種まきをして、植え付けは6月上旬頃です。
■クエルゴールドの栽培のコツ
・春に種まきをする
北海道など、冷涼地で春まき栽培と同じように行います。
北海道の栽培方法については、
>>北海道 タマネギ栽培 をご覧ください。
・低温に当てない
ある程度生育した苗が低温に当たるとトウ立ちしやすいです。
他の品種よりトウ立ちしやすいので、早くからの種まき、植え付けは避けます。
・病害に気をつける
その年の気候にもよりますが、病害の発生がやや高いので、
生育後半に病害が発生しないよう、防除を徹底します。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期