コディアック
コディアック
コディアックは長期の貯蔵が可能な中晩生品種のタマネギで、
北海道や冷涼地の春まき栽培に適した品種です。
肥大性が安定し、揃いが良いです。
種や苗は、北海道のみで出回っているため、本州では入手が困難です。
コディアックの特徴や栽培のコツをご紹介します。
[コディアック] タキイ交配
■コディアックの特徴
・春まき栽培に適した品種
北海道で栽培されている品種のため、秋まき栽培には不向きです。
栽培は冷涼地でも可能で、こちらも春まき栽培で栽培します。
品種名はコディアックですが、別の名前として、
TTA-706と表記されることもあります。
・葉の色がやや薄い
他の品種や、特にイコルと比べて葉の色が薄く、倒伏もやや遅いです。
葉の色が薄いため、色々な品種を育てる場合、見分けがつきやすいです。
・肥大性が優れ、軟腐病に強い
大きく肥大し、肥大性が安定しているのが大きな特徴の一つです。
丸に近い形をしており、形、大きさの揃いがとても良いです。
・長期の貯蔵に向いている
表皮の密着性がよく、貯蔵中に起こる萌芽や、
タマネギの尻の根が動くのが遅いため、長期の貯蔵でも品質が落ちにくいです。
より長く貯蔵する場合、締まった球に仕上げたり、よく乾燥させておくと良いです。
煮込むと甘みと旨みが出て、おいしいです
■コディアックの栽培のコツ
・特に遅まきは避ける
コディアックの特徴である肥大性の良さを生かすためには遅まきは避けます。
種まきは2月下旬~3月上旬の間に行い、植え付けは4月下旬~5月上旬が適期です。
種まき、植え付けは適期に行うことが重要です。
・肥料過多に注意する
軟腐病には強いですが、他の病害に対しての耐病性は中程度なので、
肥料過多による病害の発生を防ぐため、適切に行います。
元肥は基準通りに入れ、多肥にしないようにします。
・収穫は8月末頃
倒伏はイコルよりやや早いので中下旬頃です。
8月末になれば確実です。
目安なので、実際のタマネギの倒伏状況を見て収穫するのが基本です。
長期貯蔵種なので、収穫後はよく乾燥させるのが、より長く貯蔵できるポイントです。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期