サンボール
サンボール
サンボールは青切りから短期の貯蔵に適する早生の黄タマネギです。
肥大性が良く、形も揃う多収品種です。
鱗片は肉厚ですが軟らかく、生食でも食感が良いです。
サンボールの特徴や栽培のコツをご紹介します。
[サンボール]八江農芸株式会社
■サンボールの特徴
・短期貯蔵もできる早生品種
熟期は早生で、4月下旬頃から収穫できる品種です。
倒伏しきる前に収穫する青切り収穫が可能です。
適期に収穫して貯蔵することにも向いています。
早生品種としては貯蔵ができ、短期の貯蔵が可能です。
・葉は色濃く、草姿は立性
草姿はスラッとした立性で、葉が細いです。
葉の色は濃く、濃緑色をしています。
球に近づくにつれ首部は締まっています。
・玉締まり、形が良い
首部が締まっているので、玉締まりも良いです。
形は甲高で、レモン形やコマ形になることが少ないです。
大きさは約270gに揃い、規格で言うとL球になります。
・生食でも美味しい
玉締まりが良いのでしっかりしています。
鱗片は肉厚ですが軟らかく、生食でも食感が良いです。
生でも甘みがありますが加熱調理をするとより甘くなります。
サンボールのオニオンスライスは美味です
■サンボールの栽培のコツ
・基本は中間地、暖地で育てる
栽培適地は中間地、暖地です。
冷涼地での栽培はやや難易度が高いです。
中間地で9月中旬、暖地で9月下旬に種まきをします。
乾燥しないよう管理し、種まきから50日～60日後に植え付けます。
・追肥は遅れないようにする
追肥は3回行い、特に3回目の追肥は遅れないようにします。
追肥が遅れると球が過肥大したり、貯蔵中の腐敗の原因となります。
サンボールは球締まりが良いという特徴を持っているため、
遅い追肥は球締まりが悪くなることもあります。
・青切りは倒伏前に収穫
葉を残したまま収穫する青切り収穫は倒伏前に収穫します。
適期収穫は4月下旬からの収穫ですが、
青切りで収穫する場合、それより早く収穫できます。
青切り収穫と適期収穫の両方に適しているので、用途に応じて収穫します。
晴れの日に収穫し、よく乾かして貯蔵すると長持ちします。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期
