金豊
金豊
金豊(きんぶ)はみずみずしい食感を持つ極早生品種で、
早どりから適期収穫まで幅広い収穫時期を持ちます。
2019年6月より販売される新しい品種です。
金豊の特徴や栽培のコツをご紹介します。
[金豊]株式会社大和農園
■金豊の特徴
・早どりもできる極早生品種
金豊は新品種で、株式会社大和農園の品種です。
2019年6月から販売されます。
熟期は極早生で4月中旬から収穫ができます。
青切り、早どり収穫の場合、4月上旬から収穫ができます。
適期の収穫もできるので、収穫時期が幅広いです。
極早生品種なので、栽培は暖地か中間地に向いています。
・密植栽培ができる
密植栽培の基準は、地上部、葉の開き方です。
葉が立性で細いものは密植栽培が可能です。
金豊も葉が細く、立性なため密植栽培ができます。
一般栽培より小玉になりますが、数が多く収穫できるのが特徴です。
・生育旺盛で肥大性に優れる
草勢は強く、生育が旺盛です。
肥大性も優れ、1球が約250gの中玉になります。
密植栽培の場合、もう少し小さくなります。
・みずみずしく、マイルドな風味
生で食べると辛みが少なく、マイルドな風味を持っています。
水分が多いのでみずみずしく、ジューシーです。
極早生品種の特徴として、水分が多い分、貯蔵には不向きで長持ちしません。
タマネギの丸ごとスープ煮にしたら旨みが出ておいしいとのことです
■金豊の栽培のコツ
・9月中旬頃種まきをする
栽培可能な暖地、中間地で9月に種まきをします。
中間地で9月上旬頃、暖地で9月中旬頃が適期です。
植え付けは11月上旬~中旬に行います。
・元肥はやや控えめで追肥は2回
元肥は1㎡あたり堆肥2kg、苦土石灰100g、化成肥料100gが目安です。
生育が旺盛な分、やや控えめにしておきます。
追肥は12月下旬に1回、2月上旬に2回目を行います。
1回目の追肥は越冬させるため、2回目の追肥は肥大させるための追肥です。
・青切りは倒伏する前に収穫する
青切り収穫の場合、倒伏する前に収穫します。
適期収穫は全体の8割が倒伏してから行います。
4月中旬頃が収穫の目安です。
遅くとも、5月上中旬までには収穫ができます。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期