ゴールデンボール3号
ゴールデンボール3号
ゴールデンボール3号は青切りから、
短期の貯蔵に適する早生の黄マネギです。
肥大性が良く、形も揃う多収品種です。
ゴールデンボール3号の特徴や栽培のコツをご紹介します。
[ゴールデンボール3号]八江農芸株式会社
■ゴールデンボール3号の特徴
・早生品種
4月中下旬から収穫できる早生品種です。
暖地、中間地での栽培が向いています。
葉を残して収穫する青切り収穫もできるので、
青切りの場合、もう少し早く収穫ができます。
早生品種ですが短期の貯蔵にも耐えます。
・葉はやや開く形
草姿は葉がやや横に開く、半開張性です。
葉は細めですが厚くしっかりしており、色が濃いです。
首締まりも良いです。
・円に近い形に揃う
形は円に近い甲高をしています。
縦に大きくなるレモン形、横に広がるコマ形になりにくく、
形が良く揃います。
・肥大性が良い
肥大性も良く、1球が約280gに揃います。
大玉までは大きくならず、中玉くらいの大きさです。
肥大性があるので追肥で太らそうとせず、品種の特性を生かして育てます。
・鱗片が分厚く、食感は軟らかい
鱗片の一つ一つが分厚く、締まりが良いです。
肉厚ですが軟らかく、生でも歯切れが良いです。
加熱するとより軟らかくなります。
シチューなどはもちろん、生姜焼きなど炒めても旨みが出ておいしいです
■ゴールデンボール3号の栽培のコツ
・種まき、植え付けは適期を守る
早生品種のため、冷涼地での栽培は難しいので、
暖地、中間地で栽培します。
中間地で9月中旬、暖地で9月下旬頃に種まきをします。
早すぎず遅すぎないようにします。
植え付けは11月中旬~11月下旬に行います。
・元肥、追肥が大事
元肥は堆肥、化成肥料、苦土石灰を基準通りに入れます。
追肥は3回行い、植え付けて約2週間後に1回、
あとは越冬後1月~3月に2回目、3回目を行い、
3回目の追肥は3月以降与えないようにします。
・青切り収穫は少し早めに行う
収穫時期は4月下旬以降です。
青切り収穫をする場合はもう少し早い4月中旬くらいがベストです。
短期の貯蔵なら持つので、貯蔵する場合はよく乾燥させ、
冷暗所で貯蔵しておくと良いです。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期