ジェットスター
ジェットスター
ジェットスターはナント育苗から販売されている新しい品種で、
早生品種で肥大性が良く、育てやすいです。
ジェットスターの特徴や育て方をご紹介します。
[ジェットスター]
■ジェットスターの特徴
・4月下旬収穫の早生品種
ナント育苗では中間地、暖地での栽培を推奨していて、
暖地で4月下旬から収穫でき、中間地では4月末から収穫できます。
ナント育苗の早生品種の中でも新しい品種です。
F1品種なので種を採ることはできないので注意してください。
・生育旺盛で肥大性も良い
草勢は強めで、生育も旺盛です。
トウ立ちや分球の心配が少なく、育てやすいです。
草勢が強い分、肥料を控えめに与えることが大事になります。
肥大性も良く、大きさは300gによく揃います。
揃いがとても良いので、秀品率が高いです。
・腐敗が少ない
肉質の締まりが良く、首元の締まりも良いので、
短期貯蔵で起こる腐敗が少ないです。
早生品種なのでそこまで長期間の日持ちはしませんが、
それでも8月のお盆くらいまでは貯蔵ができます。
■ジェットスターの栽培のコツ
・早まきは避ける
一般的なタマネギと同じように、早まきは避けます。
トウ立ちなどが安定している品種ですが、
極端な早まきはトウ立ちが起こる原因になります。
種まきは中間地で9月15日頃、暖地で9月20日頃が目安になります。
実際の天候によって前後しますが、大体このくらいになります。
・追肥をメインにする
草勢が強い品種なので、元肥は控えめにします。
特にジェットスターは、元肥で育てるというより、追肥で育てます。
追肥を重視しての栽培になるので、追肥は遅れないようにします。
肥料不足にも注意してください。
・3月以降は追肥をしない
追肥は2回を目安にして行います。
肥料不足と感じたらもう1回程度与えますが、3月以降に与えないようにします。
1回目は12月、2回目は越冬後の2月頃に与えます。
量は1㎡につき化成肥料40g~50gです。
早生品種なので、3月以降に肥料を与えてしまうと、
腐敗の原因にもなりますので注意します。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期