ラムダ黄
ラムダ黄
ラムダ黄は、松永育苗から販売されている品種で、
ラムダという名前を持つ3品種のなかの1つです。
早生~中早生の大玉品種です。
ラムダ黄の特徴や育て方をご紹介します。
[ラムダ黄]
■ラムダ黄の特徴
・ゴールデンウィークに収穫できる
熟期は早生に近いですが、細かく分類すると早生より遅く、
中生より早い早中生品種です。
同じラムダの名前を持つラムダ2号、ラムダ3号より遅い熟期です。
11月に植え付け、ゴールデンウィーク頃に収穫ができます。
・暖地や中間地向け
熟期が早生に近づくにつれて、栽培期間が短くなるので、
雪が積もったり、温度が低くなる冷涼地には不向きです。
比較的暖かい暖地や中間地での栽培に向いています。
・家庭菜園や加工用としても栽培できる
育てやすく、家庭菜園でも栽培しやすいです。
また、大玉によく揃い、プロの方でも栽培しやすく、
加工用としても栽培ができます。
・大玉になる
早生~中生品種になると、晩生品種より小さいサイズのものが多いですが、
ラムダ黄は300g~350gの大玉になります。
しっかりとしていて揃いが良いです。
1つあたりの重量が重いので、豊産種です。
■ラムダ黄の栽培のコツ
・基本は一般的なタマネギと一緒
基本的な栽培は変わりません。
種から育てる場合は早まきをせず、大苗にならないように育てます。
中間地、暖地ともに9月中旬から9月中までには種まきを終えて、
植え付けは11月半ばくらいに行います。
種まきから55日が植え付けの目安です。
・元肥は控えめに
春になるまであまり大きくしないように管理します。
元肥を控えめにして、最低限、寒さに耐えて越冬できる大きさまで育てます。
・そのかわり追肥はしっかりと
元肥は少なめにする代わりに、追肥はしっかりと行います。
1回目は1月中旬、2回目は2月中に行います。
もし、年内の生育が悪いようでしたら、その前に1回、追肥をしても良いです。
追肥は3月以降行わないようにすることで、腐敗が起こりにくくなります。
・収穫
収穫はゴールデンウィーク以降にできます。
あまり長期の保存には向いていないので、短期の貯蔵をします。
8月末まで貯蔵が可能ですので、それまでには食べきるようにします。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期