スワロー
スワロー
スワローはカネコ種苗から販売されている晩生品種のタマネギです。
表面のツヤが美しく、サイズは大玉。
貯蔵性も良く、食味も良いです。
スワローの特徴と育て方のコツをご紹介します。
■スワローの特徴
・晩生で青切り、吊り貯蔵兼用の品種
6月上中旬頃に収穫できる晩生の品種で、吊り貯蔵のほか、
青切りとしても収穫できます。
貯蔵性も良く、食味も良い品種です。
・生育は旺盛で病気にも強い
生育が旺盛なので肥料は控えめにするという注意点はありますが、
灰色カビ病、菌核病に強いので育てやすいです。
特に、灰色カビ病は病害の中でも比較的発生しやすいので、
耐病性があるのは心強いです。
それでも、病気が発生したときには早めからの対処が大切です。
・ツヤがあり美しい黄タマネギ
表面のツヤが美しく、サイズは大玉になります。
大玉で300g~320gになり、球に近い甲高の形をしています。
揃いも良いので、プロの方などで出荷を目的としている場合には、
規格外の発生が少ないので、増収に繋がります。
また、肥大性が強いので、業務用の加工タマネギとしても活用できます。
・年内まで貯蔵可能
萌芽が遅いので、収穫後年内まで貯蔵が可能です。
貯蔵は他のタマネギと同様に行います。
貯蔵を目的とする場合には肥料を控えめにしましょう。
■スワローの栽培のコツ
・種まきの適期
中間地、暖地で9月中に種まきをし、冷涼地では8月中下旬が目安です。
早まきをしないよう、適期に行いましょう。
スワローは冷涼地でも育てることができますが、
積雪が続くような地域には向いていないので注意してください。
・肥料は控えめに
貯蔵を目的とする場合ですが、
スワローは生育が旺盛なので、肥料を控えめにします。
一般的な肥料の80%を目安に与えてください。
特に、貯蔵が目的の場合は肥料を控えることで、しまった球に仕上げることで、
腐りにくく、長く貯蔵ができるタマネギが収穫できます。
・収穫は6月から
収穫はどの地域でも、6月上中旬になります。
目安ですので、実際の状況を見て収穫をします。
収穫が早かったり、遅れてしまうと早くから萌芽したり、
腐ってしまうことがあり、貯蔵性が落ちてしまいます。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期