スーパーGT
スーパーGT
スーパーGTは暖地と中間地の栽培に適した極早生タマネギ品種で、
耐寒性が強く、生育旺盛な品種です。
早ければ3月下旬から収穫できますが、青切り収穫も可能です。
スーパーGTの特徴や育て方をご紹介します。
[スーパーGT]小林種苗
■スーパーGTの特徴
・普通収穫、青切り収穫ができる極早生品種
3月下旬～4月上旬頃から収穫ができる極早生品種で、
葉を15cmほど残したまま収穫する青切り収穫にも適していて、
青切り収穫の場合は、基本の収穫時期よりも少し早く収穫ができます。
また、スーパーGTと同じ種苗会社のハリマ王タマネギよりも早く収穫ができます。
・耐寒性が強く、中間地でも栽培ができる
極早生品種の中では耐寒性が強く、
暖地の他、中間地でも栽培ができます。
暖地、中間地ともに9月に種まきをする秋まき栽培で育てられます。
暖地で3月下旬、中間地で4月上旬から収穫できます。
生育は旺盛で育てやすく、肥大性にも優れています。
極早生品種の中では大玉になり、球はやや甲高の形で、
大きさは250g前後になります。
大玉になるため多収です。
・鱗片は厚く、辛みが少ない
鱗片の1枚1枚が厚く、水分も多いためジューシーな食感です。
辛みは特に少ないため、サラダなどの生食にしても美味しく食べられます。
生食の他、加熱調理をしても甘く、食感の良いタマネギになります。
サーモンとタマネギのサラダ
■スーパーGTの栽培のコツ
・適期の種まき、適期の植え付けをする
種まきは中間地で9月上旬、暖地で9月中旬に行います。
早まきをすると、トウ立ちしやすくなるので無理な早まきを避けます。
種まきと植え付けは適期に行うようにします。
・元肥はチッソ、カリを控えめにする
元肥でチッソとカリは控えめにし、リン酸は全量与えますが、
リン酸が多すぎると肥大に影響するので、注意します。
元肥で減らしたチッソ、カリは追肥で与えます。
追肥は12月に1回、2月に1回行い、
2月～3月以降、肥料を与えないようにします。
・倒伏してきたら収穫をする
暖地で3月下旬、中間地で4月上旬から収穫が出来る品種なので、
倒伏したのを確認してから収穫をします。
倒伏してからも肥大し続けるので、収穫できそうな株から収穫をします。
また、タマネギには水分が多く貯蔵には不向きなので注意します。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期
