テキサス
テキサス
テキサスはHortus社から販売されている海外のタマネギ品種で、
コマのような形をした黄タマネギです。
熟期は早生系で、収穫量が多いです。
種は通信販売などで入手ができます。
テキサスの特徴や栽培のコツをご紹介します。
[テキサス]Hortus社
■テキサスの特徴
・Hortus社の早生品種
テキサス、と書かれていますが、正式名称は、Texas early granoです。
頭の名前からテキサスという名称になっています。
スペインから入手した数ある品種の一つをテキサスA&M大学が生産、
改良し続けて開発され、1944年にTexas early granoとして発表されました。
テキサスA&M大学は色々な分野での研究の評価が高く、
農学の観点でも研究が進んでいます。
・熟期は早生
早生系の黄タマネギで暖地で5月、中間地で6月から収穫ができます。
海外品種なので種の販売店舗が少なく、通信販売での入手が比較的簡単です。
・コマのような形になる
肩張りが良く、根に近づくにつれ細くなるので、
日本ではめずらしい、コマのような形になります。
一般的なタマネギと変わった形をしているので、奇形かな?と思いますが、
この形はイタリアでは多くみられます。
・マイルドな香りと甘み
黄タマネギの中でも刺激臭が少なく、香りがマイルドです。
甘みもあるので、生で食べても美味しく食べられます。
■テキサスの栽培のコツ
・基本的なタマネギ栽培に沿って栽培
早生品種なので、一般的な早生品種と同様に栽培します。
種まきは9月頃、植え付けは11月頃で、
種まきから約50日~60日で植え付けをします。
・追肥は2回~3回行う
1回目の追肥は植え付けて2週間後に行います。
これは年内に葉数を揃え、越冬させるための追肥です。
2回目は1月下旬~2月上旬、3回目は2月下旬~3月上旬に行います。
いずれも球肥大のための追肥になります。
3回目の追肥が遅れた、といって3月上旬以降に肥料を与えてしまうと、
過肥大、腐敗の原因になるので、止め肥は3月上旬とします。
・倒伏してきたら収穫時期
5月~6月になり、葉が倒伏してきたら収穫のサインです。
栽培地域や生育状況により収穫時期は左右するので、
倒伏してから収穫し、収穫後はよく乾燥させ、貯蔵します。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期