ハイパワーゴールド
ハイパワーゴールドはサカタのタネから2021年秋販売開始されたタマネギ品種で、
極早生品種で、大きさが250g~300gと大きめの豊産種です。
鱗片は柔らかく、水分を多く含み、美味しいです。
ハイパワーゴールドの特徴や育て方をご紹介します。
[ハイパワーゴールド]サカタのタネ
■ハイパワーゴールドの特徴
・3月下旬~4月に収穫できる極早生品種
販売元はサカタのタネで、2021年の秋から販売される新しい品種で、
同社のスーパーハイゴールドと似た特徴を持っています。
スーパーハイゴールドは超極早生ですが、こちらのハイパワーゴールドは極早生になっていて、
収穫時期は3月下旬~4月からになります。
栽培適地は暖地と中間地ですが、暖かい中間地に向いていて、
冷涼地の栽培は難易度が高いです。
暖地で9月に種まきをして3月下旬から4月中旬が収穫時期、
中間地で同じく9月に種まきをして、4月中下旬から5月末まで収穫ができます。
・球が大きくなりやすい
肥大性に優れていて、小さくても250g内外、大きいと300gにもなります。
ただ、酸性に弱いので、酸性が強い土や環境だと、肥大性が落ちます。
肥大性を十分に生かすには、苦土石灰を与えて、酸性の土にしないことです。
・肉厚でみずみすしく、柔らかい
鱗片の1枚1枚が厚みがあり、肉厚でありながらも柔らかいです。
みずみずしく、辛みも少ないので生食向きです。
新タマネギを生食で味わうのも良いですが、
加熱してトロトロと、甘くなった新タマネギを味わうのもまた良いです。
極早生タマネギは、魅力がいっぱいです
■ハイパワーゴールドの栽培のコツ
・9月上旬に種まきをする
極早生タマネギの種まき時期はとても短く、1週間程度しかないので、
9月上旬には種まきをします。
それより遅いと十分に苗が育たず、植え付けも遅れるので注意します。
植え付け時期は10月下旬が目安で、育苗期間は50日~60日です。
・病害虫に十分注意する
病害や害虫に注意が必要です。
灰色かび病をはじめとした白色疫病、べと病などのカビが原因の病害、
害虫はアブラムシやスリップスに注意します。
病害虫の防除は徹底し、
抵抗が無ければホームセンターなどで購入できる薬剤を購入すると良いです。
無農薬で育てるなら、病害が発生していない土地で、
水はけのよい土作りを心掛けます。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期