ブラウンベア
ブラウンベア
ブラウンベアは北海道で栽培されているタマネギ品種の一つで、
北はやてやバレットベアのあとに収穫、出荷されています。
本州では種の入手は難しいですが、
入手できたときの栽培の参考にどうぞご覧ください。
ブラウンベアの特徴や栽培のコツをご紹介します。
[ブラウンベア]タキイ交配
■ブラウンベアの特徴
・北海道で栽培される中生品種
タマネギは春~夏にかけては九州の長崎、佐賀で栽培され、出荷されているので、
秋になるまでは市場でみかけるタマネギは九州産です。
夏~秋以降になると北海道から出荷されます。
早生系が先に出荷され、その後に中生~晩生品種が出荷されます。
ブラウンベアは中生品種なので、早生品種のあとに収穫されます。
北海道でも時期をずらして収穫することが多いので、
早生~晩生まで幅広く栽培され、
ブラウンベアも北海道で多く栽培されている品種の一つです。
・根張り良く、軟腐病に強い
早生品種に比べ、中生品種は病害に強いという特徴を持っています。
特に、軟腐病に強く、栽培期間に梅雨時期が被るため、長い降雨に耐えられます。
根張りも良いので、初期からの生育が良いです。
・辛みを持ちつつ、糖度が高い
食味は、辛みがあるものの、糖度が高いので十分な甘みを持っています。
生食でも美味しいですが加熱すると甘みが増すため、加熱調理に向いています。
フライにして食べると、より甘みを感じることができます。
・長期貯蔵でも劣化しにくい
収穫してから翌年の3月まで貯蔵が可能で、長期の貯蔵ができます。
貯蔵中、品質が劣化する場合もありますが、
ブラウンベアは劣化が少なく、貯蔵しても食味が落ちないです。
天ぷらにしても甘みがあり美味しいです
■ブラウンベアの栽培のコツ
・北海道や冷涼地で育てる
春まき栽培に適している品種なので、栽培適地は北海道や冷涼地です。
加温ができる環境なら2月頃から種まきをします。
無加温栽培なら、3月から種まきをします。
地植えの直播き栽培なら、4月の種まきが適期です。
・栽培初期からべたがけで保温する
気温が上がりきらない栽培初期、
苗を育てて植えつけた直後は不織布などの被覆資材を使って保温します。
保温することで、生育促進に繋がったり、虫対策にもなります。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期